ペット同行避難のはずがペット連れは断られるという日本の現状!

台風19号により被災された方々に
心よりお見舞い申し上げます。

 

台風上陸の日、その進路上にある
私の住む地域でも早くから避難勧告
メールが立て続けに鳴り響いていました。

 

幸い、私の住まいはマンションの
8階ということもあり、浸水に関しての
心配はなく、また周りに高いビルが多い
ため、窓やサッシに当たる暴風も
それほど激しくなかったため、避難する
必要性は感じず、自宅にて様子を見守りつつ
待機しておりました。

 

そして、各地の被害状況などはsnsで
マメにチェックしていました。
私は動物好きですからやはり気になるのは
ペット達のことです。
暴風雨の音で不安で怯えている犬猫さん
たちも多いだろうな・・とか。
ペット連れ避難もなかなか大変だよな・・
とか。
どうかみんな無事に乗り越えて・・と。

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東海から東日本の広範囲の地域で特別警報が
出され、早めの避難勧告、避難指示が出され
て多くの方々が避難所に身を寄せていらっ
しゃったようですね。

 

しかし、そんな中、愛犬を伴い避難所に
行ったところ、ペット連れは入れません
と断られた・・というツイートが複数。。

えっ・・?

ビックリと共に、悔しいやら腹立たしい
やらで思わずツイートしてしまいました・・
感情に任せて乱暴な言葉になってしまった
ことお許しください・・

https://twitter.com/nekohospital/status/1183026818552459264
近年、未曾有の自然災害が頻繁に
起こっていますよね。。
もちろんその際、人命救助が一番であり、
命を守る行動を・・としきりに言われる
ようになりました。

 

しかし、その一方でペット連れの避難は
その受け入れ先や様々な問題からハードル
が高く、一緒に避難することは難しいと
いうこれまでの状況があったのも事実です。

 

そのため、ペットがいるご家庭では避難
を諦めるということも多く、またペットは
自宅に置き去りにしたまま、やむなく避難
という状況かの二択でした。

 

しかし、それによって置き去りにされた
ペット達の問題がクローズアップされる
ようになり、【ペット同行避難】という
言葉が知られるようになってきました。

 

ペット同行避難とは、字の通り、
避難するときにはペットも一緒に
連れて行きましょう!ということです。

 

それに伴い、各自治体などでは
ペット同行避難のための講習や訓練など
も行っています。

 

しかし、イザ連れて行ったら断られたと。。
ガッカリを通り越して悲しくなって
しまいました私は。。
まだそれか・・
さすがペット後進国の日本ならではだなと。

 

もちろん、なんでもかんでも受け入れろ
と言っているわけではありません。
避難所には当然、動物嫌いな人、
アレルギーのある人など色々な人が
いらっしゃいます。
それ相応の対策が必要です。

 

また、当然ペットを同行するからには
飼い主はしっかりと責任を持たなければ
なりません。極力周りに迷惑をかけない
ように・・不快な思いをさせないように・・
そのためには、日頃からのしつけも重要
ですし、その時に備えて必要なモノなど
準備しておかなければなりません。

 

それらができていないペットと飼い主
さんの場合には断られてもしょうがない
と言えます。それはある意味当然の措置と
考えられます。

 

しかし、今回の例から見るに、
そもそもペット連れの時点で避難所には
入れないと断られているわけです。
それは明らかにペット同行避難に対する
対策の遅れ以外の何者でもなく、
未だに体制の整備が整っていないこと、
各自治体が理解できていない、認識の低さ
・・などが原因です。

 

環境省は、ペット同行避難推奨を含む

「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」

というものを出しているにも関わらずです。

 

あ〜・・最もなこと言って、いかにも
対策してますよ的なこと言って中身は
それか・・さすがペットはモノ扱いの
日本だなと思わざるを得ません。。

 

もちろん、しっかりと対策を行なって
おられる自治体もあるとは思いますが・・

 

こちらではその辺りも踏まえ、
ペット同行避難に関する正しい認識と
理解、飼い主さんに必要な心構え、準備する
もの、各自治体に求められること、問題点・・
などを個人的な意見も踏まえてまとめて
みましたので参考にしてください。

 

<ペットの同行避難>

 

災害時のペット問題が大きくクローズ
アップされるようになったのはやはり
東日本大震災からですね。

 

地震に驚いて逃げ出してしまったペット達
の行方不明・・
置き去りにされた犬猫が野良化・・
また悲しい末路を辿り・・

 

さらに避難所に同行された犬猫による
問題、糞尿や抜け毛、ノミなどの衛生問題、
鳴き声などの騒音問題、ペットに対する
アレルギー問題など、各避難所でも多くの
問題が持ち上がりました。

 

ペットが好きで飼育している人に
とっては何でもないことでも、動物嫌いの
人にとってはそれらは大問題であり、
激しいストレスとなります。
それでなくても災害による被害やその先
の不安など抱えて避難している状況ですから
当然ですよね。

 

しかし、ペットを飼育している人に
とっては単にペットではなく家族であり、
人と同じく1つの命です。

 

ですから、災害時にはペットも守りつつ、
なるべく周りに被害が出ないように・・
人とペットの安全対策を・・いうのが前述した
「災害時におけるペットの救護対策
ガイドライン」
です。

 

このガイドラインには、様々な項目が
あり、飼い主がやらなければならないこと、
また各自治体が行わなければならないこと・・

*迷子対策(マイクロチップ挿入)
*ペットに対する救援物資の受け入れ
*災害時動物救援本部への支援要請

などがありますが、今回は災害時の初動・・
ペット同行避難についてを取り上げて
いきます。

 

【各自治体が行う災害時の初動対応】

 

*以下、””「災害時におけるペットの救護対策
ガイドライン」抜粋

”避難指示が出された際に都道府県等は、
避難誘導を行う市区町村担当部署と連携して、
ペットの飼い主に対して、人の安全を確保
した上で、ペットを連れて避難するよう
呼びかけ等を行う。避難所に避難してきた
ペット同行避難者に対し、避難所管理者等は、
ペットの飼育場所、飼育ルール等について
指導を行う。”

とされています。
つまり基本的にはペットを置いていく
ことはするな、一緒に避難してください!
ということです。
・・ということは当然、避難所では
受け入れてもらえるはずですが・・

 

しかしもちろん、地域や避難所によっては
その広さや状況からペット連れ避難の環境
を整えられない場所もあるわけです。
(そこも早い整備が望まれますが)
そのため、

”避難所によりペットの受け入れが不可の
場合は、ペット受け入れ可の避難所への
避難指示についても可能な限り行う。”

とも明記されています。

この可能な限りの他への避難指示が
行われていないという現状が今回あったと
考えられます。
可能ではなかった・・ということでしょうが
それでいいわけはないですよね。。

 

少なくとも近隣の避難所の状況(ペット可
なのか?)を把握した人間がそこにいない
のはおかしいです。
緊急時こそ、それらの情報共有が大事に
なってくるはずです。

 

大丈夫だと思ってペット連れで避難して
きた人にとってはまさに途方に暮れる
状況ですよね。
そこは危険だから避難しなさいと言って
おきながら、ペット連れはダメだから危険な
ところに帰りなさいと言われているわけですから。

 

【飼い主に必要なマナーと心構え】

 

同行避難できた場合、極力周りに
迷惑をかけないようにしっかりと
飼い主の言うことを聞く、制止できる
ようにしつけを行なっておく必要性が
あります。

これは、常日頃から飼い主さんが
心がけ、実践しておく必要があることです。

*見知らぬ人を怖がらない(攻撃的にならない)

*無駄吠えをしない

*ケージの中などに慣らしておく

*待て・お座り・来い・など飼い主の
指示に従う

*決まった場所で排泄できるように

*寄生虫の予防や駆除、予防接種など
定期的に行う

*不妊・去勢手術を行なっておく

など。

特に、無駄吠えなどは一番の迷惑行為に
なりますので、普段からのしつけが重要です。

 

猫の場合は、犬と生態が異なるため、
基本的にしつけでどうこうなるものでは
ありません。
恐怖と不安でパニックになると飼い主さん
でも制止できません。それが猫です。

 

ただし、普段からケージやキャリーの中
に慣らしておくだけでも多少、不安を
軽減させ、パニックや脱走の抑制になりますので
なるべく日常的にケージやキャリーを
身近に置いて、くつろげる空間として
認識させるようにしておくといいです。

 

また、避難所の形態もさまざまですから、
一緒に避難できてもペットとは別々と
いうところも多いです。

 

それはある意味、仕方のない現状も
あるかとは思いますが・・個人的には
しつけができている犬、また大人しい
猫であれば飼い主と同じスペースに
置いてあげる方が問題なく過ごせる
はずです。
特に犬の場合、飼い主と離されている
ことでさらに不安となり、鳴き止まな
かったり問題行動を起こすことが多いですので。

 

また、ペット連れとそうでない人たちを
分けられるスペースがある避難所は
いいですが、そうでない場合は簡単な
仕切りを用意するなど、各自治体によって
対策はそれぞれのようですから、それに
よって飼い主さんが準備していく避難用品
などの必要性も変わってきます。

 

それらは、各地域の自治体で災害時の
ペット連れの避難訓練や講習などが
定期的に行われていることも多いです
ので事前にそれらに参加してイザという
時のために備えて覚悟しておく必要が
あります。

 

また当然ですがその際に、自分の地域の
避難所がペット連れOKなのか?
不可の場合はどこに行けば良いのか?
またOKでもペットの扱いは?同スペースに
避難できるのか?別々なのか?なども確認
しておきましょう。
それによってはご自分のペットの状況
(性格など)に応じて少し遠くても一緒に
過ごせる避難所に行くのが良いですね。

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【同行避難に必要なものと注意・犬】

 

犬の大きさ、普段の飼育状況(室内か屋外か)
などによっても多少異なりますが主なものは
以下になります。

 

*リード(首輪・胴輪など)
普段から着け慣れているもの
首輪に名前記入や迷子札、狂犬病ワクチン
接種済みの鑑札なども
(事前にマイクロチップを挿入しておく
ことが望ましい)

*ケージやキャリーケース
犬の大きさにもよりますが小型〜中型犬
では用意しましょう。また普段からケージ
で過ごすことに慣れさせておきましょう。

*ペットシーツ
室内で排泄習慣がある場合は必須。
また散歩時に外で排泄習慣がある子でも
災害時に外に出るのは危険な場合もある
ため、粗相対策のためにも必要になります。

*食事(フード)・水・食器
食事も普段から食べ慣れているものが
ベスト。(5~7日分は準備)
飲んでいる薬や療法食など。

*ペットの情報メモ
名前や年齢、性別、飼い主の情報はもちろん、
かかりつけの動物病院、既往歴(持病)、
健康状態、予防接種(混合ワクチン・狂犬病)
の状況などが分かるもの。

*その他備品
タオル、ビニール袋、ガムテープ、新聞紙、
予備のリードや首輪など。

 

犬の場合、興奮して落ち着かなかったり
無駄吠えをしたりなど周りへの配慮が
一番大事になります。
そこのしつけができていない場合には、
最初から、ペットスペースが別に設けて
ある避難所に行く方が飼い主さんも気を
使わずに過ごせると思います。

 

しつけがちゃんとできている犬であれば、
飼い主さんと共に過ごすことが一番の
安心材料になります。
ですから、避難所などの環境変化でも
さほど心配する必要はありませんが、
神経質な子や知らない人を怖がる場合
などは、囲いを作るなどして周りの状況
が見えないようにするのもいいですね。

 

また、そのような犬の場合には
万が一に備えて、事前に動物病院にて
安定剤(鎮静剤)などを処方してもらって
おくのもいいと思います。

 

その他、高齢の場合、持病などがある
場合には、健康状態にしっかりと気を配りましょう。

 

普段、屋外飼育で飼い主さんとあまり
交流がない場合や、慣れていない場合には
一度逃げ出したら捕獲するのが難しいです。
絶対に逃げられないように首輪やリード
の状態をチェックしておきましょう。

 

【同行避難に必要なものと注意・猫】

 

*ケージやキャリーケース
猫の場合は基本的にケージの中で
過ごさせる必要があるため、大きめの
ケージ(避難用の折りたたみケージなど)
を準備しましょう。
中にトイレも入れる必要があります

*トイレと砂
トイレもできれば普段使いのものが
望ましいですが避難時に運ぶのは大変
なので簡易式のトイレ(折りたたみできる
もの)を準備しておきましょう。
ただし、トイレ砂は普段と同じものに
しましょう。

*洗濯ネット
怖がって怯えている猫を運ぶ際や
抱っこする際には急に逃げ出す可能性
がありますので必ず洗濯ネットに入れて
移動させてください。
また、猫はそれら体が包み込まれている
状況の方が安心できます。

*大きめのタオル
タオルは洗濯ネットの上から包み込む
時にも使えますし、ケージなどの目隠し
の際にも使えますので大きめのものを
一枚は準備しておきましょう。

*食事(フード)・水・食器
普段から食べ慣れたもの。
5~7日分用意するといいですがほとんど
の猫さんは環境変化によって食欲が落ちたり
しばらくは食べなくなることが多いですので
そこは調整して準備しましょう。

*おもちゃや毛布など
普段からお気に入りの匂いのついた
ものをケージに一緒に入れてあげると
安心しますのであまり大きく邪魔に
ならないものを一緒に持って行きましょう。

*その他
コロコロ(抜け毛対策) ガムテープ
(キャリーやケージの扉の固定)、
ブラシ(特に長毛猫や換毛期など)
ビニール袋、ティッシュ、新聞紙など。
普段、首輪をつけている猫さんの場合
は迷子札や連絡先などを記入。

地震や災害時に猫と一緒に避難するために絶対必要なもの!

特に猫は環境の変化に弱いですので
移動してしばらくは食事も食べないし
トイレもしないということが考えられます。

 

健康な若い猫であればあまり気にする必要は
ないですが、高齢猫や病気がある猫(腎不全や
膀胱炎など特に泌尿器疾患)の場合には
注意が必要です。
そのような猫さんの場合には、避難しない
方がいい場合もあります。
また、預かってもらえるのであれば動物病院
などにお願いする方が安心だと思います。

 

愛猫さんの状況に応じていざという時の
ために、かかりつけ医とも良く相談しておくと
いいですね。

 

また、猫の場合、知らない土地で
逃げ出したら、見つけることはほぼ
不可能だと思ってください。
絶対に逃げられないように!!

 

【各自治体に望むこと】

 

ペット不可の避難所があること、それは
しょうがないことです。
しかし、訪れてきたペット連れの避難者に
対する対応はしっかりとしてほしいものです。

 

突然の地震などではなく、今回の台風19号は
何日も前から、甚大な被害が予想される
ことは何度も伝えられていたはずです。
避難所等々、準備・対策する時間もあった
はずです。
それなのに、現状はあまりにお粗末な対応が
各所で行われていたという事実を知って
愕然です。

 

まさにいつまでもペット後進国と言われる
日本を物語ってます。
情けないです。

 

ペットは家族です。
置いて避難できるわけがないのです。
そして、飼い主さんは自分のことより
ペットの方が心配という方がほとんどです。

 

ペット同行避難を推奨しているのなら
相応の対策、整備は急務です。
この先も大きな災害が頻繁に起こることが
予想されています。

 

どうか、ペット連れの方もそうでない方たち
も安心して過ごせる避難所にしてください。

 

そして、我々飼い主も愛する家族を守る
ために、常日頃から災害時に備えて準備
しておくことを心がけましょう!
愛犬・愛猫を守れるのは飼い主だけです。

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