猫の慢性腎不全とセカンドオピニオンの必要性について!

愛猫が慢性腎不全と診断・・

猫の慢性腎不全は治らない病気の
代表ですが、進行を遅らせ、少しでも
楽に生活をさせてあげるための治療を
行うのが一般的です。

 

ただし、猫という動物の体の構造上、
慢性腎不全は宿命とも言われる病気で
あり、また高齢になってからの発症が
ほとんどのため、治療についての考え方、
進め方については獣医師によっても少し
違いがあります。

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人の病気、医療においても
セカンドオピニオンという言葉を
良く聞くようになりましたが、
今や家族の一員であるペットたちの
動物医療においてもセカンドオピニオン
は必要不可欠なものとなってきています。

 

病気はさまざまあり、それらすべてに
おいて状況によってはセカンドオピニオン
を検討する必要性はありますが、今回は
慢性腎不全の猫のセカンドオピニオンに
ついて個人的意見も含めまとめて
みましたので参考にして下さい。

 

<セカンドオピニオンとは?>

 

セカンドオピニオンの直訳は「第二の意見」

要は、かかりつけ又は診断や治療の
説明を受けた動物病院、獣医師とは
違う病院の獣医師に意見を聞く
いうことですね。

 

ですから、かかりつけ、または診断を
受けた獣医師の説明や治療方針に納得し、
その後の治療もお任せできると思うので
あれば基本的にセカンドオピニオンは
必要ないと言えると思います。

 

逆に・・
説明が分かりづらい。
質問しても答えが曖昧。
イマイチ信頼できない。
治療に対して意見が合わない。
治療に対して積極性がない。
診断に疑問がある。

などの場合にはセカンドオピニオンが
必要になります。

 

<猫の慢性腎不全の診断とその後>

 

猫などペットの病気の場合、はっきり
した原因や診断が付かず、他の病院に
ということも比較的あることですが、
慢性腎不全の場合、基本的に血液検査の
数値で分かるため、診断は容易につきます
のでそのような状況はほとんどないと言えます。

 

ただし、その時点での体の状態や
進行状況などを詳しく診るためには、
本来であればその他の検査(尿検査・血圧測定
など)も定期的に必要になりますが、病院に
よっては積極的にその他の検査は行わない
こともあります。

 

そこにはやはり、

*猫では慢性腎不全が非常に多いこと

*基本的に行う治療は決まっている

*治らない病気である

ことなどが関係しています。

 

また、慢性腎不全の場合、病名の通り
慢性の経過を辿るため、急激な症状
が見られない・・というのもあると言えます。

 

要は、苦しそう・・痛みがひどい・・
など緊急の処置を要するような病気では
ないということです。

猫の腎不全に痛みはあるの?腎臓機能低下による体の状態は?

 

これはもちろん、腎臓の状態(ステージ)
にもよりますが、基本的には多飲多尿、
嘔吐や食欲不振、徐々に痩せてくると
いった状態です。
末期になると意識障害や昏睡、痙攣
などの症状が見られますが、その時点
ではもはやできる治療はほとんどありません。

 

ですから、慢性腎不全と診断された場合、
一般的な治療(食事療法・体内毒素の吸着薬・
皮下輸液など)が推奨されるのが一般的です。
その他、状況に応じて高血圧・貧血の
治療などが必要になります。

 

この一般的な治療は基本的に
どこの病院でも同じですが、その
治療の積極性、どこまでやるかについては
少し異なってきます。

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<猫の慢性腎不全とセカンドオピニオン>

 

慢性腎不全の猫でセカンドオピニオン
を受けた方が良いと思われる状況に
ついてです。

 

セカンドオピニオンの必要性については
大まかに前述した通りで、基本的に
何か納得いかない、不安があるという
場合ですね。
特に猫の慢性腎不全であり得る状況と
しては以下になります。

 

「治療への積極性の違い」

治らない病気でもなるべく長生きさせたい、
できる治療は全てやりたい、と飼い主
さんが思っていてもあまり積極的な
治療は行わない・勧めない獣医師もいます。

 

積極的な治療を望む飼い主さんに対しては
慢性腎不全に対する治療の現状、他の
事例の話、最新の治療や薬剤など・・
さまざまな情報を提供するべきです。

 

また、言い方は悪いですが、飼い主さん
の気持ちが通じていない場合もあります。

 

意思の疎通がなっていない時点で
信頼関係は築けませんのでその後の
治療において、飼い主さんは常に不安
を抱えて通院する状況になります。

 

「闘病中の負担に対する気遣いがない」

病気の発見時のステージにもよりますし、
治療内容にもよりますが、慢性腎不全は
長期に渡って治療が必要になります。
亡くなるまで治療を続けなければいけない
病気です。

 

ですから、金銭的な負担はもちろん、
通院の手間、通院に対する猫のストレス
など大変なことがいろいろあります。
もちろんそれは飼い主さんとしての責任
ですからできる限りの覚悟は必要ですし
手をかけてあげなければなりません。

 

ただ、それらに対しても事前に詳しく
説明をして、治療費用も月にいくら程度
かかるのか?その後の経過次第で必要に
なってくることなど・・しっかりと
寄り添ってくれる姿勢というのは
獣医師という立場上、必ず必要です。

 

金銭的な負担があるようであれば、
最低限の必要な治療、なるべく費用負担
を少なくする治療など・・その飼い主
さんの状況に寄り添ったアドバイスは
あるべきです。

 

しかし、それら詳しい説明もなく、
当たり前の治療だけして、治療費用を
請求するという獣医師も少なからずいます。

 

この場合、飼い主さんとしては
この先いくらお金がかかるのか?
どうなっていくのか?という不安が
付きまといます。

 

そして、多くの場合、そのような獣医師
には意見が言えない、相談はしづらいと
いう状況があるため、不安から不満に
変わっていきます。

 

もちろん、獣医師は忙しいため、
ゆっくり話を聞くという状況は難しい
こともありますが、その場合は看護師
や受付にてそれらの相談や不安などに
対してしっかりとケアできる体制が
整っていないとダメですね。

 

「若い猫の慢性腎不全の場合」

慢性腎不全は多くの場合、高齢で発症
してくる病気ですが、若齢〜中齢で
発症することもあります。

 

この場合、高齢に伴う慢性腎不全とは
異なる原因があることもあります。
基本的にその場合でも腎不全の治療
としては同じですが、原因によっては
他治療を併用することで治療効果が
上がることもあります。

 

そしてその原因を突き止めるためには
血液検査以外のレントゲンや超音波
など一通りの検査が必要になります。

 

もちろん、それらの検査を行なっても
原因を突き止めるのは難しい場合も
多いですし、効果的な治療法はない
場合もあります。

 

しかし、少なくとも一通りの検査は
全て行なっておくべきです。
また、若い猫の場合、高齢の猫よりも
その後の治療は積極的に行うことを
望まれる飼い主さんが多いです。

 

ですから、若齢〜中齢で慢性腎不全
と診断された場合で、血液検査以外
の詳しい検査が行われない場合は
他院にて相談してみることをオススメします。
(飼い主さんがそれを望まれない場合は
別ですが)

若い猫の慢性腎不全!考えられる原因や症状、治療法とは?

 

「通院環境に難がある」

治療の状況やステージにもよりますが
定期的な通院、場合によっては頻繁な
通院が必要になってきます。

 

病院の距離が遠かったり、通う交通手段
で猫に大きなストレスがかかる場合には
なるべく近距離で通院の負担が最小限
になる病院にする方が良い場合があります。

 

もちろん、信頼している病院に通院
されている場合には、できればそのまま
が良いとは思いますが、猫さんと飼い主
さんの状況によります。
近くて通いやすい場所で信頼できそうな
良い病院が見つかれば転院も検討するべき
かなと思います。

 

<セカンドオピニオンを受ける場合>

 

もし、セカンドオピニオンを受けて
みたいと思われる場合は、まず病院を
決めないとですね。

 

自宅から通いやすい、評判が良い、
HPなど確認して良さそう・・
などいくつかピックアップしてその中
から一番条件が良さそうなところを
まず選びましょう。

 

猫を飼ってらっしゃる知り合いなど
から情報収集をしてみるのもいいですね。
また、紹介してもらうのも手です。
自分の病院に通ってきてくれている
患者さんからの紹介というのは獣医師
にとってはとても嬉しいものです。

 

そして、できればそれまでの病院に
セカンドオピニオンを受けるということを
伝えるべきですが、これは言い難いのも
あると思いますので必ずしも言う必要は
ありません。

 

ただし、それまでの検査結果など
の資料は必要になりますのでもし
ない場合には発行してもらわないと
いけません。

 

今は基本的に血液検査などその都度、
結果報告の用紙をもらえるのが普通です
からそれをちゃんと保管してあれば
それを持っていけば大丈夫です。

 

もし、ない場合にはそれまでの検査結果
や与えている薬剤、治療経過などの報告書
が欲しいと伝えれば発行してくれます。
(ただし、文書料が必要になります。)

 

その際に、セカンドオピニオンについて
は言っても言わなくてもどちらでも構いません
が、それまで長くお世話になっていたような
状況があるのであれば一声かけておくのが
礼儀とは言えますね。
(ただ、検査結果などの文書を要望した
時点で病院側は察しますが)

 

それらの報告書や飲んでいる薬剤、
食べている食事などをメモして
新しい病院に行きましょう。
(事前に電話にてセカンドオピニオンの
旨を伝えて予約を取っておきましょう)

 

それらによってある程度の状況は
分かりますが、より状況を詳しく診断
するために、重複した検査、また他の
検査などが必要になることもあります。

 

そして、治療についてや経過、飼い主
さんとしての要望、通院や金銭的な負担
についてなど、まずは伝えましょう。
それについてさまざまな見解からの
アドバイスや意見がもらえて、それに
納得できるようであれば転院をした方が
良いと思います。

 

しかし、動物病院もさまざまですから、
必ずしもすべてにおいて満足できる病院
に出会えるとは限りませんので、そこは
ある程度の妥協点を考えるべきだとも
思います。

 

またもちろん、良さそうな病院が
見つからない場合には元の病院に
戻っても構いません。

猫の腎不全の治療薬が開発中!期待される効果や実用化の時期は?

 

<まとめ>

 

今はセカンドオピニオンは普通のことの
ように思われていますが、やはり獣医師
とすれば、他の病院に・・と言われるのは
気分が良いものではありません。

 

高度医療や施設、特殊な治療など自分の
病院ではできない治療を望まれる場合には
そちらを紹介するのが普通ですし、
転院も快く受け入れますが、一般的な
慢性腎不全においてはそれはほとんど
ないので。

 

ですが、飼い主さんが不安を抱えたまま
で治療を継続していくのは精神的にも
辛くなってきます。治療を行なっていても
慢性腎不全は徐々に進行していきますので。

 

そして、少しずつ悪くなっていくたびに
もっと他に何かできることはないのか?
この治療でいいのか?などと考えてしまうものです。

 

しかし、信頼できる獣医師と病院に
お任せすることができていればその不安
はかなり軽減できますので飼い主さんも
現実を受け入れながら治療を続けていく
ことができると思います。

 

ですから、まずは自分と愛猫さんの闘病
のためにも最善だと思われる選択をする
ことが大事です。
セカンドオピニオンはそのためのものです。
そしてそれは患者側の当然の権利です。

 

ちなみに・・個人的見解になりますが
猫の慢性腎不全においては、獣医師の
腕の良し悪しはあまり関係なく、あくまでも
治療に対する積極性の差が一番大きい
ように思います。

 

例えば、新薬など積極的に取り入れる、
さまざまな情報を仕入れる・・など。
治らない病気だから・・の対処療法だけ
ではなく、いかに進行を遅くするか、
余命を伸ばせるか、少しでも楽に生活
させてあげれるか、そのためにできること
すべてを積極的に推奨してくれようとする
獣医師ということですね。

 

ただもちろん、それでも性格的な相性も
ありますので、そこは飼い主さんが
見極めることだと思いますが。
動物病院ですが基本は人対人ですから。

 

信頼してお任せできる病院が見つかると
いいですね。

 

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