猫の看取りについて!終末期〜最期まで見守る〜お別れまで!

猫は人と比べ、約5倍の早さで
歳をとっていきます。

 

近年は、猫の寿命もだんだんと
伸びてきていますが、それでも
確実に人より早く終わってしまう
命です。

イヤでもお別れの時がやってきます。

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最期を迎えるカタチはそれぞれです。
病気の種類にもよりますし、長い
闘病期間がある場合、異変に気付いて
からあまり間がなくお別れになって
しまう場合・・いろいろだと思います。

 

どんな状況であれ、最期まで
愛猫への配慮を忘れずにしっかりと
見守ってあげることができれば・・

 

こちらでは、終末期〜最期の時まで、
猫の看取りについてまとめています
ので参考にしてください。

 

<終末期の治療・病院の選び方>

 

【終末期の治療について】

最期を迎える状況はそれぞれですが
ほとんどの場合、何らかの病気によるものです。

 

なるべく愛猫の負担を少なく、苦痛を
軽減させて、よりよい最期を迎えさせて
あげるためには、その病気のことを
しっかりと理解し、最善の治療法を
選択することが大事です。

 

治らない・・どうせ助からないのに
治療を行うことは無駄に長引かせ、
逆に苦しい思いをさせることに・・
という思いもあるかもしれません。

 

しかし、終末期の治療は余命を
長引かせるためのものだけでは
ありません。

 

治らない病気だとしても治療に
よって苦痛を取り除いてあげ、
残りの余生をなるべく楽に過ごさせて
あげることでもあるのです。

 

もちろん、病気や体の状態によって
できることは限られてくるかもしれません。

 

また、最期の最後まで諦めずに
治療を続けたい・・と思われる飼い主
さんもおられれば、最低限苦痛を
取り除くだけ・・という考えの飼い主
さんもいらっしゃいます。

 

どちらもそれでいいのです。
正解はありません。

 

ただ、その決断に到るまでには
病気のこと、治療のこと、その後の
予想される経過について・・
それらをしっかり情報収集して、
病院で納得行くまで説明を聞き、相談
してからじっくり考えることが大事です。

 

それは、病気によっても異なりますし、
飼育環境、家族の状況などによっても
どこまでお世話ができるかということ
によっても変わってきます。

 

ですから、病気の症状や治療に
おいて

*通院治療によって望めるメリット
(病状の回復など)

*通院治療によるデメリット
(猫の精神的負担やストレスなど)

*自宅でできる治療など
(何ができるか、実際にそれが可能かなど)

*できることとできないことを考える
(治療や通院にかかる費用なども考慮に)

などを家族と話し合って方向性を
決めることが大事です。

 

そこまでしっかりと考え、病院側に
も要望を伝えることで、その状況に
おける最良の治療・対処を行うこととなります。

 

そして、それが猫さんにとっても
飼い主さんにとってもよりよい選択
となります。

 

【終末期の動物病院の選び方について】

病気の治療を行うにあたっては、
最先端医療を行う腕の良い病院を
選ぶのが良いでしょう。

 

しかし、終末期の治療については
それは当てはまりません。

 

終末期の治療〜最期を迎える時まで
お任せする病院とはまず信頼関係が
一番大事です。

 

ホームドクター的な何でも気軽に
話せる、そして愛猫の状態はもちろん、
終末期の治療において個々の家庭の
状況や飼い主さんの要望に寄り添って
親身になって最善の治療法を提案して
くれる病院を見つけましょう。

 

もちろん、それまで長くお世話に
なっていて信頼できる病院であれば
いうことはありません。

 

動物病院もいろいろです。
獣医師の先生もいろいろです。
終末期の治療に対する考え方もそれぞれです。

 

ただ、基本的にどんな病気であっても
終末期に行う治療というのは、限られて
いますし、決まっています。
違いは積極的に行うのかそうでないのか?
また通院か、なるべく自宅でできること
をするのか?によって多少変わってくる
だけです。

 

ですから、大事なのは飼い主さんに
とって獣医師との相性です。
どんなに優しい腕の良い先生でも
話が噛み合わず、気持ちが通じなければ
気持ちの上でも安心して任せられる
状況とはなりませんし、よりよい
終末期とはならないかもしれません。

 

また、それでは良い信頼関係は築けません。
そしてこれは獣医師の立場としても
そうです。信頼して任せてくれる
飼い主さんだと治療の提案もしやすく
なりますし、それが結果、よりよい
治療ができることにもなるのです。

 

人には相性というものがあります。
飼い主さんと獣医師もそうです。
それは特に最期を託すためには
とても重要な問題となってきます。
そして何らかの不信感があるまま
愛猫を旅立たせると後々、後悔に
繋がることもあります。

 

ですから、周りの評判などではなく、
自分に合う、動物病院・獣医師を
選ぶようにしましょう。

 

もちろん、最期の最期まで諦めずに
積極的な治療を望む場合はまた別です。
(特に癌などで専門的な治療を行う
場合など)

 

ただし、飼い主さんにとっても猫さん
にとっても通院が負担になるとは
思いますので、なるべく自宅の近くで
探すようにすると良いのは言うまでも
ありません。

 

<週末期の通院や入院について>

 

【通院について】

どのような治療方針でいくのかにも
よりますが、基本的に病気の場合、
終末期には通院の頻度が増えてくる
こととなります。

 

ですから、なるべく愛猫さんの
負担やストレスを軽減するように
工夫しましょう。

 

主な点は以下になります。

*キャリーケース

・タオルや毛布など慣れた匂いの
ついたものを一緒に入れてあげる。

・中で横たわっても手足が伸ばせる
よう少し大きめのケースが良い。

・できれば上部がガバッと開くタイプ
のものだと猫の出し入れが楽で猫にも
負担をかけない。
(また、このタイプのキャリーであれば
簡単な診察や注射程度ならバッグ
から出さずともOKな場合も)

 

*季節ごとの注意点

・終末期の猫さんは、体温調節や
体温維持が難しくなってきています。
病院に行くまでは気温に注意しましょう。

特にキャリーケースの中は熱が
こもりやすいため、特に夏場や
車内では注意が必要です。
冬場などはキャリーの上に布やタオル
などをかけてなるべく外気にさらさない
ようにしましょう。

 

*待ち時間

・病院での待ち時間は猫にとって
緊張と不安によってストレスが
かかっている状態です。

病院にもよりますが、なるべく予約診療
をしてくれるところ、事前に電話で
混み具合を確認、また混まない時間帯を
狙っていくなど配慮しましょう。

また車で通院の場合には、診察時間
まで車内で待機するなどの工夫も。

 

*緊急時・夜間など

夜間など緊急時の対応は事前に
かかりつけ医と相談しておく必要が
あります。

通常、夜間診療は行なっていない
病院でもかかりつけの患者さんで
あれば可能な限り、時間外でも診て
くれるところもあります。

また、もしもの時はということで
近隣の夜間救急を紹介される場合も
あります。

その時にはいざという時に焦らず
受診できるようにその病院の情報や
診療の受付手順などを調べておきましょう。

夜間・救急対応の動物病院を受診するときの注意点!

 

【入院について】

猫の場合、環境の変化は激しい
ストレスになるため、なるべく
入院ではなく、通院で治療すること
が望ましいとは言えます。

 

ただ、状態によっては入院させて
集中的に治療した方が病状の改善は
見込めます。また入院ではないと
できない治療もあります。

 

また、終末期の治療に関しては
入院治療のメリットが大きくないと
病院側も入院治療は勧めません。
(また、もちろん長期の入院という
ことも基本的には少なく、短期間
で病状の回復を目指すために入院治療
という考え方です)

 

また、飼い主さんの仕事の都合などで
お世話が難しいなどの場合もその時
だけ入院させて・・日中、仕事の間だけ
など・・もあると思います。
その辺りは病院とも相談して臨機応変
に決めるといいですね。

 

もし、入院となった場合ですが、
特に終末期ではいつ容体が急変する
かもしれません。最悪の場合は
急いで駆けつけても最期の時に
立ち会えない可能性も出てきます。

 

ですから、以下のことを事前に
良く確認し、話し合っておきましょう。

*連絡体制をしっかりと確認

時間帯によって確実に連絡がつく
電話番号(自宅・携帯・仕事場など)、
他の家族の連絡先などを伝えておく。

 

*入院期間や費用など確認

事前に入院期間の目安や、治療内容、
またかかる費用などを確認しておき
ましょう。
(入院治療となるとそれなりにお金
もかかります)

 

*愛用品の持ち込みなど

入院中はできれば猫さんの愛着
のある、慣れた匂いのついた
ぬいぐるみやタオルなどを一緒に
入れてあげると安心です。

ただ、病院によって、また状況に
よってはそれらを入れることは
許可されない場合もありますので
事前に確認してOKが出ればそれらも
持っていきましょう。

 

ただし、排泄物などで汚れる可能性
もあるため、汚れても良いもの。
また、あまり多くのものを入れる
のも掃除や治療の妨げになることが
ありますので1~2個までにしましょう。

 

*面会は可能か?

ほとんどの病院で入院中の面会は
可能だと思いますが、面会時間が
決まっている、限られている場合も
多いです。
その辺りも事前に確認しておきましょう。

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<最期まで見守るために>

 

終末期の治療について、
最期をどう過ごさせるか・・
それらを決めて、覚悟はしても
愛猫のその時、死を待つしかない
というのは想像を超える辛さが
あります。

 

しかし、最期の最期まで
愛猫を安心して過ごさせてあげること、
旅立たせてあげることが飼い主と
しての最後の責任です。

 

そのためには、気持ちの上でも
しっかりとしないといけません。
猫は敏感な動物です。
飼い主さんの様子をちゃんと見ています。

 

飼い主さんの不安な顔や悲しい
顔は猫をも不安にさせます。

 

愛猫の最期の時までしっかりと
見守っていくには、以下のことが大事です。

【飼い主さんが下した終末期の治療や
過ごし方を肯定すること】

 

治療やケアについて良く考え、
話し合って出した結論であっても
やはり死を待つ愛猫を見ていると
あの時もっとこうしてやれば良かった
のではないか・・などと考えたり
悔やんだりすることもあると思います。

 

しかし、長く共に暮らし、楽しいこと
も大変なことも共有してきた愛猫さん
のことを一番に分かってあげられている
のは飼い主さんです。

 

その飼い主さんが愛猫のためにと
下した判断ならそれがすべてです。
それが最善であり、正しいのです。

 

そして愛猫さんもその決断に
感謝して旅立ちの準備をしている
はずです。

 

だから大丈夫。
悲しみは少しおいておき、愛猫さん
に温かく優しく寄り添ってあげること
を第一に考えましょう。

 

<最期の時が近づくサイン>

 

死が近づいてくるとほとんどの場合
その1~3日前から意識がなくなります。
(病気や体の状態によっても異なります)

 

もちろん食べることも飲むことも
できない状態です。

 

そして血圧が低下していきます。
そのまま眠るように息を引き取る
こともあれば、短期的に少し意識
が戻ったり、目を開けたりするような
こともあります。

 

ただ、回復したのかな?と安心しても
また急に容体が悪化してそのまま急に
息を引き取ることもあったりと・・

 

また、痙攣(けいれん)のような状態
が時折見られたりということもあれば、
呼吸が浅く早くなったり、逆に深く
遅くなったりを繰り返すことも多いです。

 

その猫さんの病気や体の状態、
また生命力によっても臨終の直前の
状態というのはいろいろです。

 

<最期の看取りについて>

 

最期の時を迎える時が病院なのか?
自宅なのか?にもよりますが・・
ご自宅で看取る場合が多いと思います。

 

意識がなくなった時点で基本的に
もう治療と言えるものは行いません。
それまで強制給餌などを行って
いた場合でももうそれもできません。

 

慢性腎不全などで皮下輸液を行って
いた場合、意識がなくなっても輸液
を行うことは可能ですが・・
ただ、その時点で輸液を行ったと
しても余命はもうほとんど変わりません。

 

またその状態では輸液を吸収する
ことができず、胸に水が溜まり、
呼吸ができなくなることもあるため、
逆に辛い思いをさせることにもなりかねません。

 

ですから、状態にもよりますが
意識がなくなってからは、体位を
変えてあげたり、排泄物などの
汚れを拭いてあげる程度であとは
できる限り側にいて撫でてあげたり
声をかけてあげることくらいになります。

 

そして、前述したような臨終が近い
サインが見られたら時間の許す限り
抱っこしてあげて、できれば腕の中で
その時を迎えさせてあげられるといいですね。

 

<お別れ(旅立ち)の準備について>

 

愛猫さんを見送ったら、悲しみの
中ですがお別れの準備をしないと
いけません。

 

ご都合にもよりますが、1日程度は
自宅に置いておき、翌日くらいには
火葬などをするようになると思います。

 

それまでの間、ご自宅でしておくと
よいことは、以下になります。
(無理をせずできる範囲で・・)

*猫さんの体をキレイにしてあげる
(目元や口周り、体全体など汚れて
いるようなら濡れタオルで拭く)

*排泄物について
(亡くなった後でオシッコが出たり
口から胃液が出たりすることが
あります。病院などで亡くなった
場合、綿を詰めるなどの処置を
しますがご自宅の場合、ペットシーツ
を敷くなど対処しましょう)

*棺に入れる
(これは葬儀に出す直前でも構いません
が、できれば安置する時点で棺のような
ものに入れておく方がいいです。
大きめのダンボールでも十分だと思います。)

*季節によっては保冷剤
(特に夏場などは、遺体の傷みを
防ぐために、棺の中に保冷剤を
入れましょう)

*その他
(猫さんが好きだったオモチャや
タオルなど愛着があるもの、お花
なども一緒に入れてあげましょう。
火葬に出す場合は、金属など燃えない
ものは棺に入れられないため、それら
は控えましょう)

 

【葬儀について】

辛いですが・・できれば亡くなる前
(終末期を迎えた時)に葬儀業者を
調べてどこにお願いするか検討して
おくことが望ましいです。

 

猫さんが亡くなった直後は、
精神的にも動揺していてパニックに
なっている場合も多く、冷静に
葬儀業者を探せない場合も多いです。

 

また、葬儀業者もいろいろです。
悪質な業者も蔓延っています。
ですから、できれば良心的で安心
して頼めるところを見つけることが
大事です。

 

ご自分でどこが良いか分からない
場合には動物病院でも良い業者を
紹介してくれることがありますので
相談してみましょう。

 

火葬に関しては、民間の業者の他、
各地域の自治体でも行っています。

 

民間の業者の方がサービスは
いいですがその分お値段が高いです。
民間の場合には、火葬+葬儀という
カタチや戒名、遺影などその他いろいろ
要望に応じて選べるようになっている
ところが多いです。

 

自治体が行う場合には基本的に
火葬のみのところがほとんどですが
その分、費用はお安いです。
(各地域によっても多少異なります
のでお問い合わせを。
お骨の引き取りなどについても要確認。)

 

また、ご自宅にお庭がある場合
などはそこに埋葬してあげてもいいですね。

 

その場合、ポリエステル類を
避け、綿製品の布(タオル)であれば
猫さんを包んで一緒に埋めても
大丈夫です。
(ただし、浅く埋めるとカラスなど
が掘り返すことがあるため、深く
埋めてあげましょう)

 

犬や猫などペットの葬儀や供養
についてはこうしなければならない
という決まりはありません。
飼い主さんの思うように納得の
いくように愛猫さんを見送ってあげましょう。

 

<最後に>

 

どんな終末期を過ごしたか・・
どんな最期を迎えさせたか・・

 

どんな状況であれ、愛猫を失った
悲しみはなかなか癒えることはありません。
そしていろいろな後悔の念が襲って
くることもあるかと思います。

 

でもそれは当然のこと。
当たり前の感情です。
愛するものを失ったのですから。

 

愛猫の死を受け入れるためにも
悲しみの感情を抑えてはいけません。

 

人間よりずっと寿命が短い動物を
飼うということは、飼い始めた
時点でいつかそういう時が必ずやって
くるということを覚悟しないと
いけないことでもあります。

 

でも猫は、共に生きてくれた年月の
何倍も何十倍にも匹敵するほどの
楽しい幸せな時間を与えてくれたはずです。

 

亡くなってしばらくは思い出すだけでも
辛いと思います。
でも大きな感謝と共に、愛猫を思い出し
笑顔になれる日がいつか必ずやってきます。

 

ゆっくりでいいんです。
頑張らなくていいんです。
無理をせず、今ある感情のまま、
時の流れに身を任せましょう。

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