動物看護師の国家資格化で何が変わる?資格取得を目指すには?

動物看護師が遂に国家資格に!

 

愛玩動物看護師の国家資格化が
決定しましたね!

 

日本での動物看護師はこれまで
確立された資格ではなく、待遇面
においても冷遇されてきた職種の
一つでしたから・・
やっとか〜!という素直に喜ばしい
気持ちですね。

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ただ・・でもそれにはまだ色々な
課題があるのでは?という思いも
ありますが・・

 

それでも一歩踏み出せたことは
ペット後進国と言われる日本の
動物医療においては非常に喜ばしい
ことだと思います。

 

今は、子供の数よりペットの方が
多い時代になってきていますので
専門の従事者の育成が重要なのは
言うまでもありませんし。

 

国家資格になれば動物看護師を目指す
若者も増えてくるでしょうし、
そうなることで現場で働く動物看護師
の意識やレベルもさらに高くなって
くることと思います。

 

それによって、家族同然に大事な
ペットたちにさらに良い医療を提供
することができるようになり、
飼い主さんたちにも安心を与える
ことができるようになるのではと
思います。

 

こちらでは、動物看護師の国家資格化
について私的意見も含め、まとめて
みましたので参考にしてください。

 

<日本の動物看護師の現状について>

 

動物看護師については
これまでいくつかの記事を書かせて
もらっていますが・・

 

要約すると、

*勤務時間長い
*給料安い
*危険な仕事

・・といういわゆる3Kですね。

もちろん良いこともたくさん
ありますが。
詳しくはこちらの記事にまとめて
います↓

動物看護師のメリットとデメリット!ペット業界での位置付けは?

 

現状での日本の動物看護師は
資格が国家資格ではないこと、また
動物看護師に求める仕事内容が病院
によって異なることなどから、非常
に曖昧な職種の一つでそれゆえ不遇
な扱いを受けてきていたと言えます。
(動物看護師の資格は民間の各団体が
定めている資格のみです)

 

もちろん、動物病院の規模や院長
の考え方によっても異なります
ので全ての職場でそのような処遇
だとは言いません。

 

また近年は、都市部などでは
大規模な動物病院や高度な二次診療
を行う病院などが増えてきています
ので、それに伴って看護師として
やりがいのある仕事を任せられる
状況も増えてきてはいるようです。

 

しかし、そのような病院はまだ
少なく、基本的には看護師は獣医師
のちょっとしたお手伝いであり、
動物の保定や入院患畜のお世話、
掃除など、医療としての専門の仕事
を任せられると言うことはほとんど
ないのが現状です。

 

特に地方都市の田舎などは
そのような病院が多いですね。
なんの知識も持たない動物好きの
人間を雑用代わりに雇っている
なんて話もあるくらいです。

 

ただ、それでも動物を助けたい、
動物医療に携わる仕事がしたい、
と動物看護師になった人たちが
ほとんどですから一生懸命に
与えられた仕事をこなしていきます。

 

仕事のやりがいと言うのは
個人個人で異なるものだと思います
のでそれでもやりがいを感じて
続けていけるのであれば素晴らしい
ことだと思います。

 

しかし、一番の問題は、国家資格
でもなく、いまいち確立されていない
というところから、給料がびっくり
するくらい薄給です。
コンビニでアルバイトしている
方がよっぽど稼げます。

 

だから、実際に続けたくても
続けられない・・と言う状況が
あったり、やはり仕事ですから
労働力に見合った報酬がもらえない
と言うのはモチベーションの維持
もできなくなってくるというのも
あるんですよね・・

 

<諸外国の動物看護師について>

 

国によってももちろん異なりますが
いわゆるペット先進国と言われる
国のほとんどは、動物看護師の地位
がきちんと確立されています。
イギリスでは国家資格です。

 

ですから、看護師としての仕事
や役割がしっかりと決まっていますし
他の職業と同じく、相応の給料が
支払われます。

 

獣医師の指示によって医療行為も
行うことができますし、基本的には
獣医師しかできない仕事以外は
ほとんど全てをこなすのが動物看護師です。

 

それによって獣医師の業務も
スムーズに遂行することができ、
多くの患者さんに適切な医療を
提供することが可能になっています。

 

日本の人の医療現場の看護師と
同じ感じですね。

 

ペット先進国では、動物に対する
法律も日本とは異なりますし、
動物に対する考え方や扱いも
命という重みに対しても日本とは
比べ物にならないくらい重要な
事柄として考えられているので
当然、その医療に従事するものに
対してもしっかりとした地位が
与えられているのだと思います。

 

日本も近年、動物愛護法の改正など
少しずつ変わってきてはいますが
まだまだペット軽視のイメージは
根強いですね。。

 

でも動物看護師の国家資格化が
それらの意識改革にも良い影響を
与えることにつながればと期待
したいですね。

法獣医学とは?動物虐待の解明と立証、法制度厳罰化のために!

 

<動物看護師の国家資格の取得について>

 

動物看護師を国家資格とする
「愛玩動物看護師法」は、
2019年6月21日に成立されました。

 

これによって早ければ2023年には
国家試験が行われ、記念すべき
動物看護師の国家資格者が誕生する
ことになります。

 

基本的には、今後は学校教育法に
基づく大学なり、都道府県知事が指定
した愛玩動物看護師養成所(専門学校)
なりで3年以上知識や技能を習得
したものがこの試験を受けることが
できるようになります。

 

おそらく、現状ある動物看護師を
養成する機関はそれに向けて
教育体制を整えていくことに
なると思われます。

 

これまでは専門学校では
1年もしくは2年のカリキュラム
で動物看護師を養成していたので
今後は3年間必要になるという
ことですね。

 

そして、これまでよりも
技術面でも専門の医療行為を行う
ようになるため、それらの実習も
必要になってきますね。

 

ただし、愛玩動物看護師法は
成立されたものの、まだ養成に
おいての具体的な内容などは
明確に示されてないようです。

 

いずれにしろ、今後動物看護師
の資格取得を目指す方たちは、
大学なり専門学校の養成校に
入学し、規定の知識と技術を
身に付ければ、資格試験を受ける
ことができるようになります。

 

これまで通信教育でも動物看護師
の資格がありましたが、今後は
通信では厳しくなるのではと
思われます。

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<現役学生や現役の動物看護師の場合について>

 

現状で動物看護師養成学校に
通われている方は、卒業と同時に
資格試験を受けるということは
できませんが、この場合受験資格の
特例に該当します。

 

”愛玩動物看護師法の施行の日
(2019年6月21日)から五年を経過する
日までに農林水産大臣及び環境大臣
が指定した講習会の課程を修了したもの”

とあります。

 

ですから、そのまま養成校が定める
資格を取得しておき、卒業して
試験前に講習会を受けて、その後
資格試験を受けるようになります。
それまではその民間団体が定める
動物看護師の資格で動物病院に
勤務が可能です。

 

現状で動物看護師として勤務
されている方も同様です。

 

専門学校や大学で学ばれた方は
五年以内に農林水産大臣及び環境大臣
が指定した講習会を受けて資格試験
を受けるようになります。

 

また、専門の機関に行っておらず
動物病院で看護師として勤務
しておられる場合には、予備試験
いうものを受けなければなりません。

 

この予備試験を受けるにあたっては、

”五年以上業として行った者又は
農林水産大臣及び環境大臣が
これと同等以上の経験を有すると
認める者”

とあるため、動物病院に五年以上の
勤務経験がある方、それ以外の場合は
同様に農林水産大臣及び環境大臣
が指定した講習会を受けなければ
予備試験を受けることはできません。

 

つまり、勤務経験が長くても
専門の養成校を出ていなければ
まず予備試験に受かってから
動物看護師の資格試験に挑むと
いうことですから少し大変ですね。

 

ただ、五年以上勤務されている場合
でも資格試験については実際の
業務内容とは異なる専門的なことが
多いはずですので、一発で資格を取得
を目指すためには講習会は受けておく
方がいいと個人的には思います。

動物病院の獣医師,看護師の労働環境とは?労働基準法はスルー?

 

<現状の動物看護師の処遇について>

 

まだ、法律が成立したばかりで
実際に具体的な内容はこれから
ですし、実際に国家資格を持った
動物看護師が誕生するのは早くても
2023年です。

 

ですから、現状で勤務されている
動物看護師の方はこれまでと
何も変わりません。

 

ただ、国家資格の取得を目指す
のであれば、ある程度の覚悟と
準備はしておくべきですね。

 

おそらく農林水産大臣及び環境大臣
が指定した講習会というのは地域
地域で定期的に開催されるように
なるはずです。
そのような情報も動物病院であれば
間違いなく入ってくるはずですので
自分がどうしたいのか?取得を目指す
のか?ということも考えておく必要
があると思います。

 

もしかしたら勤務している
動物病院で資格を取得するように
お達しが出る可能性もありますし
もし、資格を取得しなかった
場合にその病院での仕事や待遇
が変わるのか?などについても
今のうちから話し合っておく必要
があると思います。

 

<国家資格を取得しないとどうなる?>

 

愛玩動物看護師の国家資格を
取得しない場合についてですが・・
資格試験が始まったあとでは
看護師として動物病院に就職する
のは非常に厳しくなると思います。

 

新たに採用するのであれば
やはり国家資格取得者を選ぶのが
普通です。

 

ただ、現状でそれまで勤務して
いる看護師が資格をとらないから
といってクビになるようなことは
まずないでしょう。

 

また、仕事内容的にもあまり
変わらないとは思います。
獣医師にとっても慣れている
仕事ができるスタッフにはいて
もらいたいと思うはずですから。

 

ただ、厳密に言うと動物看護師とは
名乗れなくなります。

 

その他、最初はいいかもですが
新たに採用されるスタッフが
資格取得者が増えてくると・・
少し肩身がが狭いような感じに
なってくるかもしれませんね。。

 

また、給料などの待遇面でも
やはり国家資格取得者だと優遇
されるのは間違いないと思います。
そのための資格でもあるのですから。

 

そして動物病院業界でも
それが当たり前になってくると
無資格者では色々と厳しい現実が
増えてくるかもしれません。

 

ただ、院長先生の考え方に
よってもどうなのかな〜?と言う
気はしますが・・
資格持ってなくても自分が望む
仕事をしっかりとこなしてくれれば
それでいいという先生もいらっしゃい
ますし。
安い給料で仕事してもらえれば
その方がいいし・・なんて。

 

特に今は、獣医師も代診を多く
雇っているところもあり、その
ような病院では専門的な医療行為
はそれらの先生が行うので看護師
に専門の技術的なものまでして
もらわなくても足りてる・・という
考えもあるようです。

 

ですから、そのような病院では
資格にはあまりこだわらない
場合もあると思います・・当面は。

 

<まとめ>

 

現役の動物看護師の方にとっては
悩みどころですよね・・
もちろん資格取得には費用も
かかるわけですし。
仕事も勤務時間長くて大変なのにって
感じですよね。。

 

自分には長年の勤務経験があるし
知識もある!って自信を持って
仕事を続けていければいいと
思いますが、実際に資格取得者が
どんどん専門的な業務を任され、
自分がそうでないと・・
どうしても悔しくなると思いますし。

 

また、近い将来
”当院の動物看護師は全て国家資格
を有しています”
なんて他病院との差別化を図る
宣伝文句を使う病院が出てくることは
間違いないでしょう。

 

ま〜それらの先のことも色々考える
と、やはり資格は取っておくこと
をオススメします個人的には。
やはり資格というのは大きな武器
にもなりますし、地位的にも確立
されるわけなので世間の目というか
評価も変わってきます。

 

また実際、専門的な医療行為を
行えるようになると仕事のやりがい
も変わってきます。

 

もちろん急ぐ必要はないと
思います。世の流れを見てから
でもいいと思います。
ただ、いずれは資格取ろうと思う
なら早い方がいいのかなと。
若い方が試験勉強も楽だと思いますし笑

 

国家資格は一生ものですから
一旦現役を離れてもまた働きたい
と思ったときに有利に就職できる
可能性も高いですから。

 

あとは、問題は国家資格になったから
と言ってどのくらいの給与になる
のかな〜?ってとこですが。
専門職なのでしっかりとした給与
にしてくださいよ!って思いますが・・

 

ただ、国家資格持った獣医師が
そもそも給料安いんですよね。。
ま〜代診は研修医みたいなもの
だからだけど。
でもそんな現状の動物病院で
看護師の給料がグンと上がるとは
考え辛い・・
ん〜

 

その辺りもとても大事なことなので
おいおい院長先生にお考えを聞いて
おくといいですね。

 

ま〜いずれにしろ早く具体的に
色々決まって欲しいですね!
全ての動物看護師がしっかりとした
知識と技術を習得して動物医療の
現場で活躍できるように!

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