猫の膀胱炎にオメガ3脂肪酸が効果的?炎症抑制や再発防止にも!

猫の代表的な病気とも言える膀胱炎は、
細菌感染や尿路結石が原因となって発症
することも多いですが、一番多いのは
原因が特定できない特発性膀胱炎です。
(猫の膀胱炎の約60%を占めます)

 

そして、猫の特発性膀胱炎を含む
下部尿路疾患に対する研究はさまざま
行われていて、それらの予防やケアの
ために有効性が認められているのが
多価不飽和脂肪酸の一つである
【オメガ3脂肪酸】です。

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こちらでは、猫の特発性膀胱炎に
対するオメガ3脂肪酸の作用や効果
についてまとめて見ましたので参考に
してください。

 

<猫の特発性膀胱炎について>

 

特発性膀胱炎は、頻尿や排尿困難、
血尿、排尿痛など一般的な膀胱炎の症状
が現れますが、検査をしても膀胱炎の
原因となる細菌や結石、腫瘍などが
見つからない病気です。

 

特発性膀胱炎の原因と考えられて
いるのが、環境中の何らかのストレスです。

 

個体差はありますが、猫はもともと
神経質でストレスを感じやすい動物
ですから、特発性膀胱炎が多いのも
しょうがないのかもしれませんね。

 

ただ・・考えられる環境中のストレス
は飼育環境にもよりますがさまざま
考えられるわけで、その全てを改善
するというのはなかなか難しいです。

猫の膀胱炎(特発性膀胱炎)の原因や症状と対処法、治療費用など!

ストレスの感じ方に対しては元の
性格にもよりますので個々の違いも
ありますし、またストレスの原因と
思われることが分かったとしても
それを完全に除去することは難しい
場合も多いです。

 

ですから、できる範囲で環境中の
ストレス要因を取り除いて上げるしか
ないわけですが、完全に回避できる
わけでなければ、何度でも再発の
リスクがあるということですから
繰り返すことも多いのです。

 

また、繰り返すたびに症状の悪化が
見られたり、明らかなストレスがない
場合でも症状が悪化することもあります。

 

猫の特発性膀胱炎では、環境改善
によるストレス軽減が最重要と
されますが、その他、状況(特に多頭飼育
や引っ越しが多い場合など)に応じて

*薬剤投与(抗うつ剤など)

*食事療法(他の膀胱炎要因の予防のため)

*フェロモン療法(不安軽減のため、フェリウェイなど)

などが必要になることもあります。

フェリウェイの使い方!多頭飼育や喧嘩、粗相や爪とぎにも!

 

<オメガ3脂肪酸について>

 

オメガ3脂肪酸を豊富に含むのは、

【海洋性オメガ3:魚油(特に青魚)】
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
・EPA(エイコサペンタエン酸)

【植物性オメガ3:亜麻仁油やエゴマ油】
・ALA(α-リノレン酸)

などが知られます。

 

一般的に油(脂肪)と言うと体にあまり
良くないイメージがありますが、
これらオメガ3脂肪酸は、健康油、
血液サラサラ油などとも呼ばれ、
さまざまな健康効果が証明されており
積極的な摂取が推奨される油(脂肪)です。

 

また、オメガ3脂肪酸は体内では合成
できず、体外から取り入れる必要が
ある必須脂肪酸です。(他にオメガ6)

 

そしてこれは人でも犬猫のペットでも
同様で、オメガ3配合のサプリなども
色々な種類が増えていますし、ドッグ
フードや療法食などにもオメガ3が配合
されているものも多くなってきています。

 

オメガ3は、

*血流改善(血液サラサラ)効果

*中性脂肪や悪玉コレステロールを低下

*糖尿病や高血圧など生活習慣病の改善・予防

*脳や神経組織の発育、機能維持(認知症予防など)

*アレルギー症状緩和

*慢性疾患(肝臓や腎臓など)の症状緩和

*脂肪燃焼効果

*抗炎症効果

*うつ病などの改善・予防

など多くの健康効果が報告されています。

 

<オメガ3脂肪酸と膀胱炎について>

 

前述したようにさまざまな良い効果が
期待できるオメガ3脂肪酸ですが、猫
で行われた研究では、以下のことが
分かっています。

 

魚油(EPA・DHを豊富に含む)の摂取

用量依存性(作用・効果が摂取量に比例
して高まる)に細胞膜にEPA・DHAを取り込む


細胞膜を構成するリン脂質中の
アラキドン酸(オメガ6)をEPAやDHAに転換

COX(シクロオキシゲナーゼ) と
LOX(リポキシゲナーゼ)経路を介した
炎症誘発性の生理活性物質の合成が
減少、抗炎症誘発性の生理活性物質の
産生が増加
*COX=生体における炎症反応の誘導
*LOX=リノール酸、α-リノレン酸代謝酵素

 

また、細胞膜機能や組織の損傷の
原因となる過酸化は、炎症誘発性
サイトカインやフリーラジカルなどの
生理活性物質の生成を引き起こしますが
オメガ3は、抗酸化物質も含んでおり、
過酸化による組織損傷を抑制できるとも
されています。

 

これらが、膀胱に起こる炎症を抑制、
特発性膀胱炎の予防や改善に繋がると
考えられています。

 

実際に、オメガ3脂肪酸を増量した
キャットフードを与えた実験によると
発症率、再発率ともに、オメガ3脂肪酸
を与えた対照群の方が有意に低かった
と言う結果が出ており、オメガ3摂取
が猫の特発性膀胱炎の発症状況に影響を
与えると明確に示されたことが報告されています。

 

そのため、環境改善など他の対策と
共に、継続的にオメガ3脂肪酸を
摂取することが特発性膀胱炎の
リスクを低減すると結論付けられています。

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<まとめ・オメガ3脂肪酸摂取法など>

 

猫の下部尿路疾患用の主な療法食では、
ヒルズではc/d(マルチケア)、ロイヤル
カナンではユリナリーS/O エイジング7
などがEPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸を
増量して配合されています。

*ユリナリーS/Oは、phコントロール
が名称変更、アップグレードしたもの
です。
(但し、一部のphコントロール製品は
そのまま残っているものもあります。)

*ロイヤルカナンユリナリーS/O
エイジング7については、新しい商品の
ため、現状でamazonや楽天などでは
まだ販売されていないようです。
(動物病院では購入できます)

 

これらは、特に膀胱炎がない健康な
猫の維持食としても与えられる組成の
ため、多頭飼育などの場合には便利です。

 

ただ、これらのメーカーの商品は
個人的に添加物が気になるところも
あります。
また、ロイヤルカナンも韓国での
製造となったため、イマイチ評判が
良くないところもありますよね。

 

また、これらのフードを食べない場合も
あると思います。
そのような場合には、オメガ3のサプリ
を別に与えるのもおすすめです。

 

ペット用としても色々なオメガ3
サプリがあります。
ただ、オイルそのままの液体タイプなどは
少し匂いが強いものも多いですので
嫌がる場合もあります(個体差があります)

オメガ3は、さまざまな健康効果が
ありますし、猫に多い慢性腎不全
などにも良い効果が期待できます。

 

再発を繰り返す難治性の膀胱炎は
もちろんですが、その他、愛猫の健康
管理にも役立ちますので飲めるようで
あれば摂取しておくといいと思います。

 

また、良質な無添加のキャットフード
などはもともとオメガ3脂肪酸が多く
含まれているものも多いですから
それらを検討してみるのもいいと
思います。(ただし、尿石症などで専用の
療法食が必要でない場合)

 

国産の良質な無添加フードでは
【レガリエ】がオススメです。
オメガ3も豊富です!↓

 

海外製品だと、
【モグニャン】や【ジャガー】ですね。

WS000004

 

これらのフードは一般食ですが、
栄養バランスも優れていますし、
猫の下部尿路疾患にも配慮した組成
になっていますので、尿石症などの
予防食としても使えます。
また無添加なので安心です。

 

良質なフードと必要性があれば
オメガ3の補給で健康管理をすることが
膀胱炎の発症予防にも繋がります!

 

また、愛猫さんのストレス軽減の
ためにも環境要因をチェックして
特発性膀胱炎の予防に努めましょう!

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