猫のインスリン注射の仕方!手順や打つ場所、注意点など!

猫の糖尿病には、治療で
インスリン注射が必要なタイプと
必要ないタイプがあります。

 

必要のないタイプは主に、
食事療法や血糖降下剤(経口)で
対処していきますが、インスリンが
必要な場合にはインスリン製剤の
投与が必要になります。

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そして現状では、インスリン製剤は
注射薬しかありません。

*人の分野では、経口(飲み薬)の
インスリン製剤の研究開発が進んで
いますので近い将来、注射薬では
なく飲み薬で治療できるようになる
と思われますので、猫でもそうなる
ことが期待されますが。。

 

そして、インスリン投与は基本的に
毎日必要になりますので、猫の場合には
ご自宅で飼い主さんが注射をしなくてはなりません。

 

こちらでは、糖尿病の猫のインスリン
注射の仕方やコツ、注意点などまとめて
みましたので参考にしてください。
*動画もあり(英語版ですが・・)

 

また、猫のインスリン用の注射器や
製剤は今はさまざまなタイプがあり、
非常に簡易なペンタイプもものなど
も使われていますが、こちらでは
一般的なシリンジを使う方法について
まとめています。
(ただ、注射を打つ場所などはどんな
注射器のタイプでも同じです。)

 

<インスリン注射の仕方>

 

インスリン用のシリンジは、
一般的な注射用のシリンジとは
目盛りや単位数も表示も異なります。
また、針と一体化しています。

*目盛り、単位数はシリンジの規格
によって数種類あります。
猫の場合は、30単位のシリンジ
使われます。


出典:https://www.mhlw.go.jp/

インスリン製剤の投与量は
〇〇mlではなく、〇〇単位という
言い方をします。

 

一回量、〇〇単位を打ってください!
と指示されます。
それが分かりやすいような目盛りの
表示となっています。
インスリン用のシリンジの目盛りの
数字はあくまでも単位の数字です。

 

ですから、何mlとかを気にせず、
言われた単位数の目盛りのところまで
製剤を吸って打てば良いです。

*以下、画像出典
http://www.animalmedia.co.jp/より

インスリン製剤のボトルをゆっくり
と転がし撹拌します。
強く降るのはNG!

シリンジは、支持された単位数の
目盛り近くまで内筒を引いておきます

 

インスリンボトルとシリンジのキャップ
を外し、針をボトルに刺し、刺したまま
で、一旦内筒を元に戻します。(内筒を押す)

 

 

針を刺したまま、ボトルをひっくり返す
ように上側に、シリンジは下側にします。

 

針の先が、ボトル内の液体の中に
あることを確認したら、内筒を
引っ張って、必要な単位数より少し
多めのところまで薬剤を吸います。

注射器の中に空気(気泡)が入っていたら
人差し指の爪で注射器の筒部分を
軽くトントンと弾きます。

 

その後、指示された単位数の目盛り
まで内筒を押して戻して必要量が
入っている状態で針を抜きます。

 

猫の注射部位(背中の場合には首の
後ろ、肩甲骨の間辺り)の皮膚を
つまんで持ち上げます。

そうするとくぼみができます
(オレンジの矢印)ので、そこの皮膚
と筋肉の間(皮下)に針を刺します。

 

親指と中指で注射器を挟み、
同じ手の人差し指で内筒を押し込み
インスリンを注入します。
(安定性が保て、素早く注入できるの
であれば使う指はやりやすいように
変えても大丈夫です。)

 

動画はこちら↓
How to give your cat an insulin injection

How to administer insulin to your cat

 

<インスリン注射時のコツ>

 

*注射自体は慣れればほんの2~3秒で
終わります。

 

*インスリン用のシリンジは針も細い
ため、痛みもほとんど感じない場合が
多いです。
(ただしグズグズしていると猫は
嫌がって逃げようとします)

 

*注射時は少し高い台の上などに
乗せて行うとやりやすいです。

 

*じっとしていない場合や落ち着きの
ない子などは、最初はフードなどを
食べさせたりしながら気を引いた状態
で行うのもいいです。

 

*注射される状態を嫌なことではなく、
良いことがあると思わせると大人しく
逃げないようになります。
(フードだけではなく、押さえる人が
猫が喜ぶ場所を撫でたり触ったり
しながら)

 

*もし、押さえる人員がおらず一人で
注射しなければならない場合は、
洗濯ネットに入れて逃げられない
ようにして、注射部位に近いところ
だけチャックを開けて打つ。
(慣れれば洗濯ネットの上からそのまま
打てるようになります。)

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<インスリン注射時の注意点>

 

*インスリン注射後、その部位は
揉まないようにしてください。

 

*注射部位は、毎回少しずつ変える
前回注射時より左右や上下に1cmほど
ずらす。注射部位は皮下であれば基本的
にどこでも構いませんが、打ちやすい
のは一番皮膚が伸びる首の後ろから
肩にかけての範囲です。

 

*インスリンは製剤にもよりますが
基本的に冷蔵庫で保存する。
(事前に獣医師に確認)

 

*病院からの指示にもよりますが、
注射時、消毒のためのアルコール綿
は特に使わなくても問題ないです。
(アル綿を使って毛が濡れていると、もし
打ち損じてしまった場合に分かりにくく
なります。皮下に注射液を入れるのを
失敗した場合にはその周辺部位が
薬剤で濡れるため分かりやすいです。)

 

*指示のあった用量や打つ回数、
時間などはしっかりと守りましょう。
勝手に用量を変更するのは厳禁です。
(注射製剤によって効果の持続時間や
出現時間など異なります。)

 

*もし、注射を打ち損じた(失敗)場合、
食事を食べなかった場合、注射時間
が遅れた場合など、どのように対処
すればいいか?事前にしっかりと確認
しておきましょう。

(高血糖ですぐに命に関わることは
ありませんが、インスリン効きすぎに
よる低血糖は命に関わります。)

猫の糖尿病!高血糖、低血糖時の症状と治療や対処法は?

 

*注射後に様子がおかしい場合などは
すぐに病院に連絡を取りましょう。
また夜間などにそのような状態になった
場合に救急受付が可能かどうかの確認、
もしくは可能な病院を見つけておきましょう。

 

何かが起きるとすれば注射後なので、
できれば、夜遅くとかではない時間帯に
注射を打つような生活ペース(食事時間)
にするのが望ましいです。
(薬剤によって注射後、低血糖が起こる
可能性のある時間帯などもある程度
推測できますのでそれらも確認して
おくといいです。)

震え・ふらつき・嘔吐・元気消失・
食欲不振・痙攣などの症状がみられた
場合には緊急の処置を要します。

 

*念の為、自宅でも血糖値の簡易検査
ができるよう尿糖検査ペーパー
用意しておき、たまに測ってみておく
のも安心です。
(人用のものを代用、ドラッグストア
などで購入できます)

 

*定期的な受診、血糖値の検査を
受けましょう。
その数値によってインスリンの投与量
を調整する必要があります。
また、糖尿病ではさまざまな合併症
が起こりやすくなるため、全身的な
検査も定期的に必要になります。

猫の糖尿病!インスリン離脱,寛解が望める食事療法や治療とは?

 

*食欲、食べた量、飲水量、オシッコ
の量、体重などできればチェックして
メモしておくようにしましょう。

 

<まとめ>

 

本来であれば、適切なインスリン投与を
行なって、理想的な血糖値を維持する
ことが望ましいですが、猫の場合は
インスリンが効きすぎて低血糖に
なっても分かりにくいという危険性
があります。

 

そのため、少し高めの血糖での維持を目標
とする場合が多いですので、完全に正常値
の血糖値にならなくても下がりすぎない
ようにすることの方が大事です。

 

ですから、インスリン投与も慎重に
行う必要がありますのでその取り扱い
や対処法についてはしっかりと確認
して、メモなどしておくようにしましょう。

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