ワクチン

高齢猫の予防接種(ワクチン)のリスクや必要性について!

 

猫のワクチン接種は、猫同士で感染
する病気の予防のためにとても大事なものです。

 

それでなくても猫は不調を隠す
動物ですから、事前に防げる病気は防ぐ!
ためにもしっかりと予防接種は受けておく
必要がありますね。

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今は、完全室内飼育の猫さんが
増えてきているため、他猫との接触が
ないのでワクチンを打たなくても・・
と思われる飼い主の方も少なからず
おられるようです。

 

しかし、感染症のウイルスはどこから
入ってくるか分かりませんので室内飼育
で他猫との接触がない場合でも猫を
飼っている以上、予防接種を行うのが
飼い主さんの義務です。
(飼い主さんが外から運んでくる可能性
もあります。)

 

また、予防接種は自身の愛猫の病気を防ぐ
目的だけではなく、パンデミック
(感染症の流行)の予防、対策でもあります。
猫界全体のためのものでもあるのです。

 

ただ、ワクチン接種も100%安全な
ものではなく(薬剤は何でもそうですが)
接種後に少し体調が悪くなったり、
また副作用やアレルギーなどのリスクも
ゼロではありません。

 

ですから、当然ワクチンは体調が万全
の時にしか接種は行わないのが原則
ですし、一度でも接種後に何らかの
異常があった場合には次回からは
慎重な接種が必要になります。

 

では、高齢の猫さんの場合は?
猫も加齢と共にさまざまな衰えが見られる
ようになりますし、寝てる時間が増えたり、
食べる量が減ったりと若い時のような
元気は見られなくなってきます。
また、何らかの病気になっていることも
多いです。

 

そのような高齢(老齢)猫さんの場合、
ワクチン接種は負担になるのでは?
もうどうせ歳だし打たなくていいかしら?

・・なんて考えてしまうことがあると
思います。

 

こちらでは、高齢猫のワクチン接種の
必要性やリスク、注意点などについて
まとめてみましたので参考にしてください。

 

<猫のワクチンとは>

 

猫のワクチンはメーカーによって
種類は異なりますが、3種~7種の
混合ワクチンがあります。

昔からある主流は3種混合です。
完全室内飼育の場合には、3種混合で
十分です。

詳しくはこちら↓
猫の混合ワクチンや白血病ワクチンの費用と副作用は?

子猫の時期に2~3回の接種をして
しっかりと免疫を付けてから、その後、
成猫になってからは1年に1回の追加接種
を行うのが基本です。

 

猫のワクチンはウイルスの種類や
メーカーにもよりますが、ほとんど
が不活化ワクチン(細菌やウイルスを
殺して毒性をなくし、免疫をつける
ために必要な成分を取り出したもの)です。

 

無毒化してあるため、基本的には
副作用などは起こりにくいですが、
免疫をつけるために、一時的に軽い
感染状態を作り出すため、それによって
副作用が出る可能性があります。

 

副作用が出る可能性はワクチンの種類
にもよりますが、全体の1~2%程度です。
(ただし、飼い主さんが気付かない程度
の副作用が出ている可能性はあるため
実際にはもう少し多いと考えられます)

 

ワクチンによって起こる副作用で
多いのが、

*元気がない
*食欲がない
*発熱

などです。

 

これらは一時的なもので基本的には
時間が経てば元に戻りますので心配
ないことがほとんどです。

 

少し、副作用が重くなると

*嘔吐
*下痢
*浮腫

などが出る場合があります。

この場合は、症状がひどいようで
あれば、炎症止めなどの注射が
必要になることがあります。

 

そして、ワクチンの副作用で一番怖い
のが

*アナフィラキシーショック(全身的アレルギー反応)

です。

アナフィラキシーは処置が遅れると
死亡する可能性もあります。
ただ、稀です。(1万頭に1頭程度)

 

また、アナフィラキシーショックは、
ワクチンを含め、すべての薬剤で
起こりえる副反応です。

 

ただ、万が一のことがあった場合に、

*病気の治療のためにやむをえず投与した薬剤によるものか?

*健康な体に予防のために投与した薬剤によるものか?

という違いは、気持ちの上でも大きい
と思います。

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<高齢猫のワクチン接種について>

 

最初に言っておきますが、高齢猫
でもワクチン接種は必要です。

 

高齢によって、体力や免疫力が衰えて
くる分、もし病気に感染してしまうと
症状がひどく出たり、悪化しやすかったり
それが致命的になることもありますので、
高齢になっているほど、防げる病気は
事前に防ぐ必要があります。

 

また、高齢になってくるとさまざまな
病気も増えるため、必然的に動物病院
に連れていかなくてはならない状況も
増えます。

 

動物病院は、当然ながら病気の猫さん
たちが多く出入りしますので、そこで
病気をもらってしまう可能性もあります。
接触がなくとも特に猫カゼのウイルス
(ヘルペスやカリシ)などは同じ空間
にいるだけで感染の可能性があります。

 

また、病気や体の状態によっては、
入院などが必要になってくることも
あります。
そうなるとますます感染症のリスク
は高まりますし、そもそも1年以内に
ワクチン接種をしていない猫さんは
入院させない病院も多いです。

 

多くの病院でそのような猫さんの
ために隔離の入院室を準備していますが
数は少ないのが普通なので空いている
とは限りませんし、それでも感染の
リスクは伴います。
また、一般の入院費よりも高額になります。

 

また、状態によってはその場でワクチン
を打って入院ということもありますが、
ワクチンは打ってすぐに効果が出る
わけではありません(免疫が付くまで
1~2週間)ので、ワクチ未接種と同じ扱いとなります。

 

そして、本来であれば入院治療がベスト
な場合でも、ワクチン未接種のため
通院になってしまうこともあります。

 

いずれにしろ、ワクチン未接種の猫さん
の場合、病気になったときに動物病院
でも対処法に苦慮しているのが現状です。

 

ですから、高齢猫でもワクチン接種は必須です。

 

しかし、無毒化しているとはいえ、
病原菌、ウイルスを体内に入れるわけ
ですから元々リスクはありますし、
高齢の衰えた体ではリスクも高くなります。

 

ですから、特に高齢猫の場合は、
状況に応じて臨機応変にワクチン接種
を考えていく必要があります。

 

つまり、若いときのように確実に
年に1回のワクチン接種をしなくては
いけないというわけでなく、その猫
さんの体調や病気の有無に応じて、
病気感染のリスクを回避しつつ、副作用
のリスクを最小限に抑えるようにする
のが理想です。

 

本来、ワクチンは1年に1回の接種が
推奨されていますが、1年経過したからと
いってすぐに効果がなくなるわけでは
ありません。

 

個体差もありますが、場合によっては
2~3年程度ワクチンによる免疫が持続する
場合もあるとされています。

 

ですから、

*何らかの病気がある場合

*老齢で体力が衰えている場合

*ワクチン接種後に副作用の経験がある

などは、接種を遅らせたり、
見合わせたりするのは普通です。

 

打てるようになってから打ちましょう!
なのです。

もしくは、打たなくていいです!
という場合もあります。

 

病院や獣医師の考え方によっても
多少違いますが、基本的にワクチンに
よる副作用は嫌がる獣医師が多いです
ので、リスクが高い場合、無理に打つ
ことは勧めません。

 

また、飼育環境(外出するか)や感染症の
リスク(近隣で発生しているか、他猫=
患者さんの中に伝染病がいるか)などの状況
によっても変わってくるかと思います。

 

ですから、まずは猫さんの体の状態を
しっかりと把握してから相談して
ベストな方法を決める必要があります。

 

もう高齢で何となく元気がないから・・
ではなく、血液検査などをして実際に
体に異常がないかを調べるなどしての
判断となります。

 

前述しましたが、高齢でも打てる
状況であれば打っておくにこしたこと
はありませんので。

 

もし、打たない・・もしくは遅らせる
などとなった場合には、感染症の
リスクは上がりますので、少しでも
リスクを回避するために注意すること
も必要になってきます。

 

飼い主さんができることとしては、

*動物病院では、順番がくるまで
車の中や外で待機(他猫と同空間の
滞在を避ける)

*飼い主さんは、出先で他猫(外猫など)
をむやみに触ったり接触しない

*近隣でパルボウイルスなどの感染症
の発生がないか注意しておく
(病院で聞けば分かると思います)

*多頭飼育などの場合、他猫のワクチン
接種はしっかりと行う

などです。

 

まずは、かかりつけ医に相談してみて
くださいね!

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