お腹周辺に見られる異変

猫のお腹が鳴るのは病気の可能性も?原因や注意点など!

 

きゅるきゅる、ゴロゴロ・・
グーグー・・
寝ているときやシーンとしているとき、
愛猫のお腹からそんな音が聞こえてくる
ことありませんか?

 

猫のお腹が鳴る音は、基本的にあまり
大きな音ではないので猫さんの近くに
いないと分からないと思いますが・・

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膝の上で寝ているときや、布団で
添い寝しているとき、すぐ近くで
くつろいでいるときなどなど・・

 

おなら?お腹の音?
どっちか分からないけど音鳴ったよね?
っと思わず耳を澄ましてしまったり。
お腹に耳を近づけてみたり。

 

そう。猫だって人と同じように
お腹は鳴ることはあります。
個体差があるため、わりと頻繁に鳴る子
もいればほとんど鳴らない子もいます。
食べているものにもよります。

 

また、飼い主さんが気付かない、知らない
時に鳴っている可能性もあります。

 

ただ、どちらかと言うと猫はその動き
や行動が静かな動物ですから、あまり
お腹が鳴ったりなどの音を発するイメージ
は少ないかもしれません。

 

そのため、愛猫のお腹が鳴っている
のを聞くと何かの異常?病気?などと
心配になることも多いようです。

 

こちらでは、猫のお腹が鳴る原因や
病気の可能性、注意点などをまとめて
みましたので参考にしてください。

 

<猫のお腹が鳴るのはどんな時?>

 

猫も人と同様に病気でなくとも
お腹が鳴るときはあります。

 

『空腹時の収縮運動時』

胃の中が空っぽになってくると、
周期的に胃の収縮運動が始まり、その
動きが小腸に伝わっていきます。

 

この時に、消化しきれなかった食物の
カスや水分、空気などがかき回されて、
空気が振動します。このときに出る
音がいわゆる空腹時にお腹が鳴る
言われる音です。

 

『食べ物の消化時』

胃の中で消化されたものが大腸や小腸に
運ばれるときに、少量のガスが発生する
ことがあります。
このガスが腸の中を通るときに腸壁を
動かすことで音が鳴ります。

また、胃の中に入った空気が腸の中を
通るときも同様に音が鳴ることがあります。

 

音には個体差があり、空気やガスの量、
また収縮する部位などによっても変わってきます。

 

<異常が考えられるお腹の鳴り方とは?>

 

食事の量や回数が適切であれば、
空腹時にお腹が鳴るのは異常では
ありません。

 

ただ、空腹時間が長く食前に胃液を
吐いてしまう場合などには、食事の時間
や回数を調節してあげる必要があります。
(特に明け方など朝食前に胃液を吐くことも)

 

一方、空腹時ではなく食後や食間など
消化時に音が頻繁になるような場合
には、腸の消化に問題がある可能性があります。

 

消化吸収の際に腸管で発生したガスは
本来であれば、体外に排出されるべきものです。

 

しかし、

*消化が遅い、悪い
*腸の蠕動運動が悪い
*腸内細菌のバランスが悪い

などがあると、スムーズな便通や
おならによるガスの排出ができなくなる
ため、腸内にガスが増えたり、溜まった
状態となります。

 

こうなってしまうと、頻繁にお腹が
鳴ったり、しつこく鳴ったり、大きな
音がしたり・・など問題のあるお腹の
鳴り方になります。

 

また、それと共に便秘気味になったり
下痢したりといった異常が見られる場合
には、いわゆる病気(消化管の疾患)となります。

 

ですから、多少の音が鳴っていても
特に下痢や便秘、また嘔吐などの症状が
見られないのであればとりあえずは
大丈夫ですが、それが続くと何らかの
症状が出てくる可能性もあるため、
注意して観察する必要があります。

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<頻繁にお腹が鳴るときに考えられる病気>

 

特に何らかの症状が出ていなくても
頻繁にお腹が鳴る時点で、腸内のガスが
多く発生して排泄されていない可能性が高いです。

 

腸内にガスが増える原因として
主に考えられる病気は、以下になります。

 

【胃腸炎】

細菌やウイルス感染などによって
胃腸に炎症が起きている場合。
(ほとんどの場合、下痢や嘔吐を伴う)

腸内寄生虫によっても腸管に炎症が
起こりますが、虫の種類によっては
目立った症状(下痢や嘔吐)は現れず、
しかし慢性的に腸の働きが阻害される
場合も。
猫の寄生虫を写真や画像で見る・原因や症状も詳しく解説!

 

【消化不良】

食べている食事内容などによって
消化がうまくできないことも。
猫は真性肉食獣のため、デンプンを分解
する酵素は分泌されていません。
そのため、穀類を多く含むフードなどを
与えていると消化不良を起こします。

また、腸内細菌のバランスが崩れる
(悪玉菌が増える)ことによっても腸の
蠕動運動が阻害されてしまいます。

これも食事内容が関連しますし、また
ストレスなどが原因のこともあります。

 

【食物アレルギー】

フードに含まれる原材料(タンパク質)に
対するアレルギーによって下痢や消化
不良を起こすこともあります。

 

【炎症性腸疾患(IBD)】

慢性の胃腸疾患で原因不明とされて
いる病気ですが、主にリンパ球が腸粘膜
に浸潤することで大腸や小腸に慢性的な
炎症が起こります。
(下痢や血便、粘液便、嘔吐などを
慢性的に繰り返す病気です。)

自己免疫性疾患とも言われ、いわゆる
生まれ持った体質という見方もされる
病気です。

 

【内臓疾患】

慢性膵炎や肝炎、腎不全などによって
胃腸障害を起こすことがあります。

腎不全の猫の嘔吐や下痢!原因や予防、治療法などについて!

 

【がん(リンパ腫など)】

猫では主に悪性リンパ腫によって
腸管に腫瘍ができることがあります。

その他、肥満細胞種などのガンが
お腹の中や臓器に発生することに
よって腸管を圧迫したり動きを阻害
したりすることもあります。

猫のリンパ腫の治療・症状やステージと抗がん剤や費用など!

 

これらは、基本的にお腹が鳴る以外に
下痢や軟便などの症状が起きることが
多いですが、初期や症状が軽度の場合
にはまず胃腸の動き、働きに異常が起こり
はじめ、それが頻繁にお腹が鳴るという
症状から現れることもあります。

 

また、下痢をしても自然に治り、
またそれを繰り返すということも
あります。

 

<病気や何らかの異常が考えられるときの対処法>

 

たまにお腹が鳴ってもそれ以外に
特に気になる症状もなく、元気で
あれば気にする必要はありません。

 

また、お腹が鳴っていてその前後に
下痢などの症状があったとしても
それが続かず、その後普通に戻れば
一過性の消化不良の可能性が高いため
様子を見ても大丈夫です。

 

ただし、そのような状態を頻繁に
繰り返す場合には、一度健康状態の
チェックや食事の見直しが必要になります。

 

まずは、受診しましょう。

【必要な検査など】

*糞便検査
寄生虫の有無や腸内細菌を調べる。

 

*血液検査
検便で異常が見つからない場合には、
体全体、内臓疾患など何かの病気が
ないかを調べる。

 

*レントゲンやエコー
血液検査で異常が見つかった場合、
もしくは何らかの気になる問題が
あるときなどは必要になることも。

 

年齢や飼育状況(完全室内か外に出るか)
によっても必要な検査や項目は変わります
が、上記の検査で大体の目安になります
ので異常があれば治療、もしなにも異常が
出ない場合には、食事の問題やストレス
などが考えられます。

 

*食事の問題
キャットフードやオヤツの見直し。
品質の悪いフードでは、穀類や添加物
などが多く含まれ、継続的に胃腸に
負担をかけ続けている可能性が高いです。

 

また、体質的なものや食物アレルギー
などが考えられる場合には、療法食での
治療が必要になることもあります。

 

特に皮膚の赤みや痒みなどが起こりやすい
猫さんなどは、アレルギー体質のことが
多いです。

愛猫を病気にさせない!健康維持や長寿のためのキャットフード!

 

*ストレスなど

腸の働きは自律神経と密接な関わりがあります。

飼育環境にもよりますが、何らかの
ストレスを猫が抱えている場合には、
自律神経のバランスが崩れ、腸内環境
が悪化、腸の働きが悪くなります。

特に多頭飼育では、相性の悪い猫さん
がいる場合などストレスがかかる場合が
多いです。

 

考えられる問題がある場合には、
でき得る限りストレスを回避してあげる
環境を整えてあげる必要があります。

猫のストレスと寿命の関連性は?免疫力低下が招く病気とは?

 

また、原因が分からない場合や、完全に
原因を回避してあげることができないなど
で症状を改善することが難しい場合などは、
お腹の調子が悪そうなときにだけ、
整腸剤などの薬剤を与えて対処すること
もあります。

 

その他、乳酸菌のサプリなどを摂取させる
ことで腸内環境を整えて胃腸炎や消化不良
を起こしにくいようにしてあげることも効果的です。

 

腸内環境を整えることは免疫力の
維持につながりますので、胃腸の健康
はもちろん、体全体の健康につながります。

 

<まとめ>

 

腸は体の免疫の70%を担っています。
つまり、腸が健康でないと体の免疫力が
低下してさまざまな病気になるリスク
が高くなります。

 

『体の健康は腸の健康から』

 

ですから、頻繁にお腹が鳴ったり
軟便や下痢を繰り返している場合には、
適切な対処をすることが大事で、それが
健康、長寿にもつながります。

 

完全室内飼育の場合には、
寄生虫や感染症などの危険性は低い
ですから、

*食事内容の見直し
*病気(内臓疾患やガンなど)
*ストレス

を重点的にチェックしてください。

 

お外に出る猫さんの場合には、まず

*検便(寄生虫)
*ウイルスなどの感染症
*病気(内臓疾患やガンなど)

を重点的にチェックしてください。

 

また同時に、

*うずくまる
*動かない
*震える
*狭い暗い場所から出てこない

など、お腹やどこかに痛みを抱えている
素振りがないか?も良く観察してみて
ください。

 

直接的に胃腸に痛みや不調がない場合
でも体のどこかに痛みを抱えている
場合には、それがストレスとなり胃腸
の働きに悪影響を及ぼします。

 

猫は痛みや不調を隠す動物ですから、
目立って具合悪そうな素振りは見せません
ので、しっかりと飼い主さんが不調を
見つけてあげる必要があります。

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