猫の腎不全による貧血の改善に造血剤サプリの種類や効果など!

猫の腎性貧血

 

猫の慢性腎不全に伴うさまざまな
合併症の中でも深刻なのが『貧血』です。

 

貧血は、血液検査PCV(ヘマトクリット)
の数値で容易に分かりますので、腎臓
機能を見る血液検査(BUN,CRE)と共に、
腎不全の進行状況、体の状況を調べるため
に定期的に行われます。

スポンサーリンク


腎不全によって起こる貧血は、
『腎性貧血』と言われ、腎臓の働きの一つ
である造血ホルモン(エリスロポエチン)
の産生、分泌が低下することによって起こります。

 

そのため、通常、腎性貧血の治療には、
エリスロポエチン製剤(赤血球への分化
と増殖を促進)の投与(注射)が行われています。

猫の慢性腎不全に伴う貧血の原因や症状、治療法は?

 

また、腎性貧血の原因は、
エリスロポエチン産生の減少だけが
原因ではなく、『鉄欠乏(機能的鉄欠乏)』
も含まれます。

(*機能的鉄欠乏・・
通常は、体内に貯蔵されている鉄を
動員して赤血球やヘモグロビンを合成
しますが、この機能が正常に働かない)

 

その他、尿毒素(老廃物)の蓄積に
よっても赤血球の産生を抑制します。

 

そして、腎性貧血では、いかに貧血を改善
するかが寿命(生存期間)に深く関わって
きます。
また、貧血の症状の軽減QOLの改善
のためにもエリスロポエチン製剤と併用
して鉄補給が推奨されています。

 

こちらでは、猫の腎不全に伴う貧血
治療における、造血剤(造血サポート
サプリメント)の種類や効果などに
ついてまとめてみましたので参考に
してください。

猫の腎不全のサポート&膀胱炎の予防にオススメの無添加サプリ!

 

<鉄剤(造血剤)サプリについて>

 

人では、貧血改善のための鉄剤補給
では、医薬品としての鉄剤が処方される
ことがありますが、ペット用の場合は
基本的に医薬品ではなく、サプリメントで
鉄分補給(造血サポート剤)として使用
されることが多いです。

 

動物病院で処方されるのも動物用の
栄養補助食品(サプリ)としての鉄剤です
から、市販でも購入することが可能です。

 

『鉄剤サプリの作用、効果とは』

製品にもよりますが、基本的に
貧血改善用の鉄剤サプリでは、以下の
栄養素が配合されています。

*鉄
(赤血球をつくるのに必要な栄養素)

*銅
(鉄から赤血球がつくられるのを助ける栄養素)

*ビタミンB群(B1,B2,B3,B6,B12,葉酸など)
(B12と葉酸は、ヘモグロビンの合成を助け、
赤血球をつくるのに必要な栄養素)

ビタミンB群は、互いに助け合って機能し、
体の中で酵素の働きを助け、炭水化物・脂肪・
タンパク質の代謝を促しています。
そのため、ビタミンB群はバランス良く、
複合的に摂取する必要があります。

スポンサー リンク


<鉄剤(造血剤)サプリの種類>

 

猫(ペット)用として、発売されている
鉄剤サプリで主なものは以下になります。

 

『ペットチニック』

液体(リキッド)タイプのサプリです。

成分:
鉄・銅・ビタミンB1・B2・B3・B6・B12・
ニコチン酸アミド(ビタミンB群ナイアシンの一種)

原材料:
トウモロコシシロップ、水、サッカロース、
グリセリン、牛肝ペースト、鉄蛋白化合物、
クエン酸ナトリウム、キャラメル色素、
クエン酸、ニコチン酸アミド、ソルビン酸
カリウム、シアノコバラミン、チアミン塩酸塩

 

ペット用の鉄剤としては、比較的
古くからあるサプリメントで、アメリカ
からの輸入品です。

 

好みにもよりますが嗜好性は猫では
イマイチのようですが、投与量は少量
(1ml/4.5kg)なので、直接口に入れて
あげたり、食事などに混ぜたりなどで
飲ませます。

 

『FCVリキッド』

液体(リキッド)タイプのサプリです。

成分:
鉄・銅・ビタミンB1・B2・B3・B5・B6・B12

原材料:
酵母(亜鉛・銅・セレン含有)、
鮭卵巣外皮加水分解物(プラセンタ様物質)、
結晶セルロース、ピロリン酸第二鉄、
トレハロース、ナイアシン、ショ糖脂肪酸
エステル、微粒酸化ケイ素、V.B1・B6・
B2・V.C、水、還元水飴、鰹節エキス、
ソルビン酸カリウム、パラベン類(食品添加物)

 

日本で生産されているサプリです。

有効成分的にはペットチニックとほぼ
同じですが、嗜好性はFCVリキッドの
方が良いようです。(好みにもよる)

投与量もペットチニックと同じです。

 

『ヘモテクト』

タブレット(粒)タイプのサプリです。

成分:
鉄・銅・ビタミンB1・B2・B3・B6・B12・葉酸

原材料:
デキストリン、酵母(亜鉛・銅・セレン含有)、
鮭卵巣外皮加水分解物(プラセンタ様物質)、
塩化ナトリウム、デンプン、セルロース、
ピロリン酸第二鉄、トレハロース、ナイアシン、
グリセリン脂肪酸エステルステアリン酸
カルシウム、微粒酸化ケイ素、ビタミンB1、
ビタミンB6、レシチン(大豆由来)、
ビタミンB2、ビタミンC、クエン酸三ナトリウム、
葉酸、クエン酸、ビタミンB12

 

リキッドタイプが飲ませづらい猫
さんにはこちらがいいかもしれません。

1日あたり1粒/5kgなので、直接口に
入れて飲ませるか、または砕いて食事に
混ぜるかになります。

ただ、粒は割と大きめ、さらにできれば
1日2回に分けてあげるのが良いため
(5kgであれば1/2粒ずつ朝晩)カットが
必要になります。

ですから、錠剤を飲むのが苦でない
猫さんであればいいですが、砕いて
食事に混ぜるのであれば液体タイプの
サプリとあまり変わらないと思います。

猫の腎不全にオメガ3脂肪酸の効果は?血流改善と腎臓の関係性!

 

<まとめ>

 

サプリメントは薬剤とは異なるため、
効果的なものについては、分かりにくい、
また曖昧な感じも多いですが、上記の
ような造血サポートの鉄剤サプリは
比較的、効果が分かりやすいです。

 

上記のサプリメントについては、
基本的に作用や効果についても違いは
ほとんどありません。

 

腎不全の進行度にもよりますし、
他の治療内容にもよりますが、
飲ませ続けることで、血液検査の
数値の改善やまた貧血による症状の
軽減が見られることも多いです。
(腎性貧血ではエリスロポエチンとの
併用が基本です)

 

また、過敏症などがない限り、投与量を
守って摂取すれば副作用の心配もまず
ないですから継続して与えることで
効果が期待できます。

 

ただし、他に飲んでいる薬剤などもある
と思いますので摂取については必ず
かかりつけ医に確認してくださいね。

 

*なんとか飲ませるために、嗜好性の
高いオヤツなどに混ぜて与える場合も
多いようですが腎不全では基本的にオヤツ
は良くありません。(腎臓の負担になる
ものがほとんどです)

なるべく、それらを使わずに飲ませられる
タイプのサプリを選んで与えられるように
頑張ってみてくださいね。

スポンサーリンク

あなたにオススメ記事
バナー にほんブログ村 猫ブログ 猫 健康へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です