腎不全

腎不全の猫の栄養剤と強制給餌に適したフードや方法など!

 

猫は慢性腎不全を発症すると
食べたり食べなかったり・・
食欲不振が続いたりと心配なことが
多々あります。

 

食事を食べないと体力が低下します。
腎不全の闘病には体力の維持もとても
大事ですから、なんとかして食べさせたい
と思いますよね。

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しかし、当然猫は食べたくないのに
頑張って食べようなどとはしません。
そのため、なんとか少しでも食べてもらう
には強制的に食べさせる方法しかありません。

 

猫の慢性腎不全は治らない病気ですので
ステージや体の状態、症状によっては、
無理に食べさせることはかえって負担に
なりますし、それでも食べさせるべきなのか?
については状況によりけりですし、飼い主
さんの考え方にもよりますね。

 

嫌がるのに無理に食べさせるのは
飼い主さんにとっても辛いことですし、
でもだからと言って放っておけない・・

 

少しづつでも食べさせることで元気に
なってきたり、食欲が戻ったりと回復が
見られることもありますし。

 

ただ、末期で嘔吐が頻繁な場合や、
口に入れてもすぐに吐き出したり、
激しく嫌がる場合などは逆効果ですから
やめましょう。

 

そこは、猫さんの状態にもよりますが・・
状況によっては強制的にでも食事を
摂らせることは必要なことであり、
それによって少しでも体力が維持できれば
余命を長くできる可能性もあります。

 

こちらでは慢性腎不全の猫の強制給餌
や栄養剤の補給などについてまとめて
みましたので参考にしてください。

 

<慢性腎不全の猫の食事>

 

腎不全の治療は残りの腎機能を長く
もたせることであり、そのためには
腎臓の負担を軽減しなければいけません。

 

そのために、活性炭などで毒素を吸着
して体外に排泄させるようにしたり、
腎臓に負担をかけないための食事療法
(低タンパク食)が重要となり、専用の
療法食が推奨されています。

 

ですから、腎不全の猫さんの強制給餌も
基本的には療法食で行うのがベストです。

猫の腎不全用の処方食の種類や価格と食べない時の対策など!

ただし、末期の場合や体の状態にもより
ます。腎臓の負担うんぬんではなく
とりあえず高栄養の補給が必要な場合
などはまた変わってきます。

 

<腎不全用の療法食での強制給餌や栄養剤>

 

口に入れても吐き出さずに嫌々ながら
少しずつでも食べてくれるようであれば
療法食に色々と混ぜてあげるといいです。

 

まずは療法食を強制給餌用にお湯を混ぜて
ドロドロにするのでウェットタイプのもの
を使います。
ウェットでオススメなのは以下です。
いずれも猫の腎臓用の療法食(ウェット)で
信頼のおける商品です。

『フォルツァ10 キャットフード リナールアクティウェット』

 

『アニモンダ  猫用 (腎臓ケア)』

鶏、鴨、七面鳥、子牛などラインナップ
が多いです。

 

 『スペシフィック FKW』

 

もともとドロドロで柔らかいペースト状
のものはそのままでもいいですがシリンジ
に入れてちゃんと出る程度の緩さ(流動状)に
なるようお湯で調節してください。

 

お水で溶いて、レンジでチンしても
構いません。
人肌より少し暖かい程度が匂いも出て
食べやすいです。

 

強制給餌用のシリンジ(カテーテル)を
用意しましょう。


まずは食べるかどうかもあるため、
3cc~5cc程度準備してチャレンジしましょう。

 

そして活性炭などのお薬も混ぜてしまうと
楽でいいですが残してしまうとお薬も全量
飲めなくなってしまうので最初は一回給餌量
の1/3~1/4目安を準備し、お薬などはその中
に混ぜ、最初に食べさせます。

 

給餌方法としては、液体のお薬を
飲ませる要領で、無理に口を開ける必要はなく
片側のほっぺたの部分(口角)のあたりから
カテーテルの先を少し入れます。
奥まで入れずとも歯茎と唇の間でも構いません。

 

そこに、シリンジから少しずつ
入れる感じです。一度に0,5ccほどを
入れたら手を離し、クチャクチャと舐めて
飲み込むのを待ちます。
その繰り返しです。

 

口の正面からではなく、横から
入れるのがコツです。


出展:https://petlives.jp/love-cat/


出展:http://neko-home.net/

少しづつでも食べてくれ、1日分の
給餌量目安の8割程度を1日で摂取する
ことができればまずは大丈夫ですので
そのまま給餌を続けながら様子を見ましょう。

 

そしてどうせなら、腎不全に良い効果が
期待できる栄養素などを一緒に混ぜて
食べさせてあげましょう。
(もちろん、薬がちゃんと飲めて他に
混ぜても食べそうであれば・・です。)

 

腎不全の猫さんに与えたい栄養素としては、
『オメガ3脂肪酸』がオススメです。

オメガ3は腎不全によって起きる高血圧
や腎臓の働きに重要な血流を改善する効果
があります。その他にも体に良い効果が
たくさんあります。
詳しくはこちら↓

猫の腎不全にオメガ3脂肪酸の効果は?血流改善と腎臓の関係性!

オメガ3のサプリはさまざまありますが
基本的にオイルやジェル状なので流動状の
食事には混ぜやすいです。

オススメはホリスティックシリーズ
アズミラの『メガオメガ3』です。

オメガ3は栄養補給のための栄養剤では
ありませんが、強制給餌である程度の
量が食べれている場合に少しでも良いもの
を混ぜたい・・というときにはオススメです。

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そして、上記のような流動状の療法食を
食べてくれない、食べづらいような場合
には、さらに飲ませやすいリキッドタイプ
の腎不全用の流動食があります。

 

 『ロイヤルカナン腎臓サポート リキッド』

これはこのままシリンジに入れて
ゆっくり飲ませるミルクタイプの流動食です。

少ない量でも必要なエネルギーを摂取
できるようにカロリー密度が調整されて
いますが、これだけで一日の必要量を
摂取するのは結構な量(体重3kgで約150ml)
です。

 

そのためこのリキッドだけで栄養を補う
のであれば少量を数回(一日に4~6回程度)に
分けて飲ませる必要があります。

 

ただ、嗜好性は良いので、上記のような
流動状にした療法食に混ぜてあげるなど、
猫さんの状態や食べ具合によって調節する
といいですね。

 

『チューブダイエット キドナ』

キドナは同じく、ミルクタイプの腎臓用の
療法食ですが、腎臓サポートリキッドよりも
高栄養です。

こちらはパウダータイプなのでお湯で
溶かせてリキッド状にして飲ませます。

 

嗜好性も良く、高カロリーですが、
お湯に溶かすため、液体量としては
それなりの量(体重3kgで100ml~)と
なります。

 

流動食の量があまり食べられない場合
などに栄養剤として混ぜるのにも適しています。

 

<腎不全の療法食以外での強制給餌>

 

基本的には腎不全の猫さんには
強制給餌の場合にも専用の療法食を
与えるのがベストですが、どうしても
食べない場合、量的に摂取が難しい場合
などは、腎不全の食事療法は置いておいて
まずは栄養補給のための高栄養の療法食
を与える場合もあります。

『ヒルズ a/d缶』

病気や衰弱から回復期のケア用
高栄養の療法食です。

柔らかいペースト状の缶詰で
このままでシリンジに入れて給餌も
できます。

また、嗜好性も非常に高く嫌がらずに
食べる子が多いです。

 

1日量の目安は3kgで約1缶(156g)ですが
a/d缶は維持食ではなく、衰弱から回復させる
ため、短期間与える用の療法食ですので
あくまでも他を何も食べない、食べれない
ときのためのものです。

 

どうしても他を食べない・・
少しの量でもカロリー摂取させたい・・
なんでもいいからまずは食べないと・・
という場合に使う療法食です。

 

特に腎不全の場合、腎臓の負担を考えると
好ましいフードではありません。
ただ、手っ取り早く栄養補給をするため
には適していますし、体力を回復させる効果
は高く、それが闘病中の体の力になれば
メリットはあります。

 

ただ、状態を見ながら他と混ぜたり、
少量ずつ与えるようにしましょう。

 

腎臓サポートリキッドやキドナと
混ぜるのもオススメです。

 

そして少しでも回復してきたら腎不全用
の療法食での強制給餌に戻すようにしましょう。

また、何回かに一回(1日1回程度)をa/d缶
にするなどもいいですね。

 

ただ、もう本当に末期で寝たきりなどで
腎不全の治療を考えない場合には
a/d缶だけでも良いかもしれません。
その辺りはかかりつけ医との相談にも
なると思います。

 

強制給餌にも

*回復のための場合
*延命のための場合

があります。

また、

*自力では食べられない場合
*もう体が食事を受け付けない場合

*食欲不振や口の中の痛み(口内炎)などで
自分では食べようとしない場合

があります。

 

それによっても強制給餌の考え方は
変わってきますし、どこまでやるかと
いうのも体の状態や症状、病気の進行度、
また飼い主さんの考えによっても変わります。

 

ですから、一概には言えませんが
猫の腎不全闘病での強制給餌については
口に入れてあげてペロペロと飲み込む
のであるのであれば続けるべきかなと
個人的には思います。

 

また、腎不全の場合、だるさ(脱水)や
ムカつき(嘔吐)などの症状によって
食欲不振になることも多いため、皮下補液
や飲み薬などで一時的にでも楽にして
あげることで食欲が戻る場合もあります
ので、定期的に診察を受けておくことが大事ですよ。

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