雑学

人に感染する猫インフルエンザとは?症状や治療、予防法など!

猫で非常に多いウイルス疾患の
カリシウイルスやヘルペスウイルス、
クラミジアなどの感染症は『猫カゼ』
と呼ばれますが、人で言う一般的な
風邪とは異なり、インフルエンザの
ようなものです。

 

ただし、このインフルエンザは猫だけ
の疾患であり、猫同士で感染はしますが
人にうつることはありません。

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しかし、人にうつる可能性のある
ネコインフルエンザウイルスが
明らかになったということです。

 

はじまりは2017年1月に米ニューヨーク
の保護施設で保護されて400匹近い猫
たちが鳥インフルエンザに感染し、
その治療に当たっていた獣医師にも
感染したというニュースでした。

猫は鳥インフルエンザに感染しない?野鳥の死骸を食べたら?

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鳥インフルエンザは世界中で発生
していて日本でも頻繁に発生が見られ、
インフル陽性の鶏が見つかった養鶏場
ではその都度、全羽殺処分となっていますね。

 

そして鳥インフルエンザ自体、
ハッキリした原因も解明できておらず、
さらにウイルスは環境の変化に応じて
常時変化を続けてきていると懸念されていました。

 

この懸念が実際に起こってしまい・・
ネコインフルエンザは鳥インフルエンザ
ウイルスが猫に感染→猫の中で効率よく
増殖するために変異したと考えられ、
さらに人を含む他の哺乳動物にうつる
可能性があるとされているのです。

 

そこでこちらではこのネコインフルエンザ
の特徴や感染した場合の症状や治療法、
また予防法などについてまとめてみました
ので参考にしてください。

 

<H7N2ネコインフルエンザの特徴>

 

インフルエンザウイルスはその抗原性
の違いからA型、B型、C型に分類されます。

 

そして、鳥インフルエンザはA型に属し
さらに高病原性と低病原性の2つの
カテゴリーに分類されます。

鳥がかかった場合は、

低病原性=無症状または軽い呼吸器症状や消化器症状

高病原性=重篤な全身症状からほぼ100%死亡

となります。

 

そして今回(ニューヨークの保護施設の
猫から分離)のネコインフルエンザは、
低病原性H7N2の鳥インフルエンザウイルス
由来であることが明らかになりました。

 

このH7N2ネコインフルエンザウイルス
は感染した猫の肺や気管、鼻で効率良く
増殖、 一方、H7N2 鳥インフルエンザに
感染した猫では、鼻だけで増殖している
ことから、ネコインフルエンザウイルス
は、猫の呼吸器で効率よく増殖できるよう
鳥インフルエンザウイルスが変異したもの
と考えられています。

 

また、ネコだけでなく他の哺乳類(実験
ではマウスやフェレット)でも良く
増殖できる能力を持っていることが
分かっています。

 

そして、フェレット間では接触感染、
猫では接触感染&飛沫感染することが
分かっていて、猫が他の哺乳類(人も
含め)にもインフルエンザウイルスを
媒介する中間宿主となる可能性が示唆
されています。

 

これが、猫を介して起こりうる新たな
インフルエンザ(ネコインフルエンザが
感染する哺乳動物によってまた変異し
新型となる)の出現や流行の予測、対策
などを考える上では重要となると言うことです。

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<ネコインフルエンザの症状>

 

人ではインフルエンザと言うと
高熱が出て比較的重い症状という
イメージがありますよね。

 

ただ、猫インフルエンザとも
例えられているカリシウイルスや
ヘルペスなどの猫カゼは、重症の
場合を除けばクシャミや鼻水、目ヤニ
など、ちょっとした風邪程度の症状の
ことが多いです。

 

そして、このH7N2ネコインフルエンザ
の場合も感染した猫に見られる症状は、

*鼻水
*咳
*目ヤニや充血(結膜)

などで、命に関わるようなものでは
ありません。

 

また、実験でもH7N2ネコインフル
エンザに感染したマウス、フェレット、
猫ともに特に著しい症状は見られな
かったとされています。

 

そのため、もし猫がこのネコインフル
エンザに感染したとしても症状からは
通常の猫カゼとの判別は難しいと
思われます。

 

現在のところ日本国内ではH7N2ネコ
インフルエンザの報告はありませんが、
鳥インフルエンザの発生は各地で
起こっているため、鳥インフルに感染
した猫で変異し、ネコインフルとなって
ネコ同士での感染が拡がる可能性は
ありますし、今後そのような報告が
上がってくることも予想されます。

 

そしてこのネコインフルエンザに
人が感染したとしても、風邪様症状と
発熱などが見られる可能性がありますが
軽症で済むことがほとんどです。
(インフルエンザの場合は、
高病原性や型によって重篤な症状と
なる可能性があります。)

 

あくまでもH7N2ネコインフルエンザは
低病原性なので、現時点ではもし感染
したとしても人も猫も重篤な症状になる
可能性は低く、心配する必要はないでしょう。

 

ただし、前述したようにウイルスは
変異をしていく可能性がありますので
今後もし、ネコインフルエンザの感染
が拡がるようなことがあれば、注意
していく必要が出てくると思われます。

 

<ネコインフルエンザの治療>

 

日本国内でH7N2ネコインフルエンザ
に感染した猫に対する治療報告がない
のですが、おそらく既存の抗ウイルス剤
(インターキャット)での治療になると
思います。

 

インターキャット(インターフェロン)は、
猫カゼ(カリシやヘルペス)のウイルスや
パルボウイルス、白血病ウイルスなど、
猫のウイルス疾患全般に使われる薬剤です。

 

その有効性は高く、癌治療の免疫向上や
他のさまざまな疾患に対して使われて
いますのでネコインフルエンザに対して
も治療のメインになるはずです。
(その他、抗生物質などとの併用。)

 

また、前述したように猫がネコインフル
エンザに感染しても軽症であり、症状
に対する治療は難しいものではないと
思われます。

 

ただ、いわゆる猫カゼのウイルスは
一度体内に入ってしまうと生涯持ち続ける
キャリアとなりますので症状が治まっても
何らかで体調を崩した場合や抵抗力が
落ちたときに発症してしまう可能性が
あります。

 

これがネコインフルエンザの場合は、
どうなのか・・?
それについては今回の発表された研究
では触れられていなかったため不明です。

 

そして人の場合は、人間のインフルエンザ
の治療と同じ薬剤ノイラミニダーゼ(NA)
阻害薬(オセルタミビル、ザナミビル、
ラニナミビル、ペラミビルなど)の経口、
または吸入剤がH7N2ネコインフルエンザ
にも有効なことが分かっています。

 

<ネコインフルエンザの予防>

 

現在のところ、ネコインフルエンザに
有効なワクチンなどもないため、飼い猫
の感染を防ぐには、

*外に出さない
*感染の可能性がある猫との接触をしない

程度しかありません。

 

また人への感染予防については同様に
まずは猫の感染を防ぐことが大事です。
そして外猫(野良猫)などで疑わしい
症状がある場合には過度の接触は避ける
ことです。

 

ただし、現在日本でネコインフルエンザ
の発生報告はありませんし、外猫はまず
100%猫カゼのウイルスを持っているため
鼻水や目ヤニなどの症状が出ている子が
ほとんどです。
そしてこれは人にはうつりません。

 

ですから、現状ではそこまで心配する
必要ははありません。

猫や犬から感染?コリネバクテリウム・ウルセランスの予防法!

人畜共通の感染症は色々とありますが
正しい知識を持って注意すれば防げる
ものがほとんどですから、あまり神経質
になる必要はありませんが、外猫さん
などに接触した場合には手洗いや消毒など
習慣付けるようにするといいですね。

 

消毒薬は一般的なほとんどの消毒薬
(アルコール製剤、逆性せっけん、
次亜塩素酸ナトリウムなど)が有効と
されています。

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