尿・便の異常

猫の下痢に粘液(粘膜便)や鮮血が混じる場合の原因と治療法!

猫の下痢便もその形状や色、内容物
などによってどんな状態で下痢が
起きているのか?
というのがおおよそ分かります。

 

猫の場合、基本的には猫砂で排泄する
ので砂に埋められてしまったり、時間
が経つと砂に便の水分が吸収されてしま
うため、少し分かりにくいこともあります
が、便の状態を目で確認することはとても
大事なことです。

 

また、量や排便回数なども目安に
なります。

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そんな猫の下痢で比較的多いのが、
粘膜便(粘液混じり)や血便です。
血便と言っても、黒っぽい血の
場合と鮮やかな赤い血の場合があります。

 

こちらでは猫の下痢が粘膜・粘液状、
また真っ赤な血が混ざる場合について
考えられる原因や治療、対処法などに
ついてまとめてみましたので参考に
してください。

<猫の粘液混じりの下痢>

 

便に混ざって出てくる粘液は
大腸から排出されるものです。

 

もともと腸内では便の排泄をスムーズ
にするために常に一定量の粘液が
保たれています。

 

しかし大腸が何らかのダメージを受け、
傷つくと、傷ついた組織を保護するために
大腸内では多くの粘液が分泌されます。

 

この増えた粘液が便に付着したり、
便の最後に出てくる状態が『粘膜(粘液)便』です。

 

ですから、下痢便に粘液が混ざって
いる状態は大腸の炎症と考えられます。

 

また、下痢はさまざまな原因によって
腸の蠕動運動が高まった状態で、腸の
内容物が急速に通過するため水分の吸収
が十分に行われず、水分を多く含んだ便
の状態です。

 

そのため、原因によっては、
水様便+粘液、軟便+粘液、また
最初は良い便で最後だけ粘液・・
などということもあるのです。

 

ちなみに小腸性の下痢の場合にも
粘液混じりの便が出ますが、便の
中や便全体に粘液が混ざるため、
下痢便全体がドロッとしています。

 

大腸性の粘液は、便中に混ざらず、
表面的に点在する状態となります。
いわゆる便とは分かれて存在している
感じです。

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<血混じりの下痢便>

 

血便の場合、

*鮮紅のような真っ赤な血

*黒っぽいタール状の血

があります。

 

そして、

*真っ赤な血の場合=大腸からの出血

*黒っぽい血の場合=胃や十二指腸・小腸からの出血

です。

 

大腸は出口(肛門)に近い部位なので
出血が起きても腸内細菌の分解を受ける
ことがなく、そのまま排出されるので
鮮やかな赤い色のままの血便となります。

 

そして、大腸より前の消化管(胃や小腸)
からの出血の場合は血液が腸内細菌に
よって分解されるため、タールのような
黒色に変色した血便となります。

 

そのため、猫の下痢や軟便で
粘液や真っ赤な血が出る場合は、
大腸の炎症によるものとなります。

猫のストレスによる胃腸炎(胃液を吐く,下痢など)の対処法!

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<大腸の炎症の原因>

 

大腸性の下痢は『大腸炎』とされ、
その原因はさまざまです。

*細菌性のもの

*寄生虫によるもの

*ウイルス感染によるもの

*腫瘍など

*薬剤によるもの

*食事によるもの

*ストレスによるもの

*原因不明のもの

などなど。

 

感染症(細菌や寄生虫、ウイルス)
によるものであれば、検査で分かり
ますし、治療もできます。

 

しかし、それ以外の原因の場合、
なかなか突き止めることが難しいです。

 

検査をしても下痢の原因が見つからない
場合などはストレス性や食事などに
よるものが疑われます。

 

また、一般的に原因不明の下痢や嘔吐
などの消化器疾患は『炎症性腸疾患
(IBD)』と呼ばれます。

 

炎症性腸疾患は、
『消化管粘膜の炎症病変を特徴とする
特発性で慢性の胃腸疾患群』とされます。

 

再発を繰り返したり、慢性的な下痢
などの症状がある場合で、体質的な
ものだと思われがちな症状ですが、
実はこの炎症性腸疾患という場合も
多いのです。(犬でも非常に多い病気です)

 

しかし、炎症性腸疾患の確定診断には
全身麻酔をかけての内視鏡検査と生検
が必要になるため、そこまでの検査は
行われないことが多く、あくまでも
炎症性腸疾患(IBD)の疑い・・とされ、
その対処療法を行うことがほとんどです。

 

<大腸性下痢の治療法>

 

原因が感染症であれば治療は
難しいものではなく、抗生物質や
駆虫薬、抗ウイルス剤などで治療
ができます。(ただしウイルスは
場合によって命に関わることも)

 

しかし、原因がはっきりと分からない
ものに関しては根本的な治療とは
ならず対処療法となります。

・下痢止め
・整腸剤
・抗生物質
・ステロイド
・免疫抑制剤

などの薬剤の他、消化の良いフード
や繊維質の多いフードなど下痢用の
療法食などを試してみることもあります。

猫の下痢や軟便に食物繊維の効果とおすすめのフードなど!

また、食物アレルギーが疑われる
場合にもアレルギー専用の療法食が
推奨されることもあります。

 

その他、腸内細菌を整えるための
プロバイオティクス(乳酸菌など)
の投与や免疫力をあげるための
サプリメントなどなど・・

 

特に慢性的に繰り返す下痢の場合には
免疫力アップやストレスに負けない、
下痢をしにくい体作りのための腸活が
重要となってくるため、それらの
サプリの摂取なども検討する必要があります。

猫の善玉菌(腸球菌)を増やすには?効果的なサプリなど!

特に原因が分からない大腸炎の場合、
治りにくく、効果的な薬剤は
ステロイドです。

 

ですから、あまり頻繁に使いたくない
ため、その他副作用のないサプリ
などの服用を推奨する獣医師も多いのです。

 

下痢も続くと脱水を起こしたり、
体力を消耗します。
早めに治療してあげましょう。

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