飼育について

猫の不安行動やそのサインとは?原因や対処法について!

動物が持つ警戒心は生まれつき
備わっているものです。

 

警戒心は、周りの状況に気を配り、
危険を避け、生き延びようとする
能力です。

 

特に野生で生活する動物たちは
警戒心が強くないと生きていけません。

 

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この警戒心は猫はもちろん、他の
動物も同じですが、危険を感じる
対象であったり、状況はその動物の
生態や暮らしによってさまざまです
から、危険を本能的に察知する状況
は、動物種によって異なります。

 

そしてこの警戒心が恐れや不安
といった感情を引き起こします。

 

野生から抜け出て人と暮らす
ようになったイエネコたち。
今では室内飼育が増え、安全な
環境で守られて暮らしていると言えます。

 

しかし、単独生活者として
生きてきた猫は人に飼われるよう
になっても人間に依存せず、自分
の身は自分で守り、生き抜くと
いう本能に備わっている警戒心を
色濃く持ち続けています。

 

そして猫は、何らかの恐怖、驚き、
不快感などを感じるとそれが不安、
恐れとなり行動や体にその反応が
現れます。(ストレスサイン)

 

これは猫にとって当然の反応で
あり、猫なりの対処(逃げる、
隠れる)をし、時間が経ってその
原因がなくなれば元のリラックス
した状態に戻ります。

 

また、最初は驚いて警戒、不安
を感じてもその後の経験や学習に
よって、それが危険ではないと
判断すれば、反応しなくなっていきます。

 

しかし、それらの反応には個体差
があり、感じ方は猫によって異なります。

 

ですから、不安な状態が長く続くと
慢性のストレス状態になったり、
また上手に対処できない子などは、
パニック状態に陥り攻撃的に
なってしまうこともあります。

 

そしてこれが猫の問題行動体の
不調(病気)を招く原因となって
しまうのです。

攻撃的な猫のしつけ!威嚇や噛む,引っ掻くなどの原因や対処法!

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そのため、猫の抱える、感じる
不安をいち早く察知し、その原因
を見つけて適切な対処をしていく
ことが大事になります。

 

こちらでは猫の不安行動やその
原因、対策についてまとめて
みましたので参考にしてください。

 

<猫が不安を感じているサイン>

 

猫は不安を感じると自律神経系
の活動による反応を引き起こします。

 

その状況で主に見られるサイン
としては、

*瞳孔が開く(大きくなる)

*震える(体や四肢など)

*鼻息が荒くなる

*よだれをたらす

*口の周りを舐める

*心臓がドキドキ(心拍数上昇)

*食欲不振

*下痢・嘔吐

*おもらし

などが挙げられます。

 

猫の感じる恐れや驚きなどは
個体差が非常にあり、生まれ持った
性格や生まれてからの環境、育ち方
によって大きく変わります。

 

そのため、神経質で極端に臆病な
子もいれば何事にも動じない
穏やかな子もいます。

 

そして、猫が不安を抱く対象や
状況もさまざまです。

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<猫が不安を感じる状況や原因>

 

猫が不安を感じる状況は
飼育環境や性格によっても
さまざまです。

・同居猫(多頭飼育)
・掃除機や洗濯機などの音
・外からの騒音
・外の野良猫の鳴き声
・来客
・地震や雷
・気温や室温
・飼い主の不在
・飼い主の不適切対応
・引越し、家具の配置替え
・嫌い、不快な匂い
・トイレ、爪とぎなどの不満
・刺激がない、退屈
・体の不調(痛みや病気)
・過去のトラウマ
・動物病院

などなど比較的分かりやすい
ことから、ほんの些細なこと
までさまざま考えられます。

 

そして、これらの原因によって
不安を感じ、心身ともに大きな
影響を受け、日常生活に支障を
きたすような状況になりやすい子
たちにはいくつかの原因が考えられます。

 

*遺伝による性格

父猫、母猫の性格(警戒心が強い、
人間に友好的ではなかったなど)

また、その子の生まれつきの気質
にもよります。

 

*不十分な社会化

産まれてから生後45日くらいまで
に、人間や他の動物、さまざまな
環境に接し、適応力(社会性)を身
に付けることができなかった場合、
臆病で警戒心が強くなります。

 

*恐怖の経験やトラウマ

猫は怖かったり嫌な経験は
絶対に忘れません。
過去に何らかの刺激に対して怖い
経験をした子は同じような状況が
あると不安を覚えます。

 

*飼い主の不適切な対応

叱ったり、体罰を加えるなどの
行為は論外ですが、同じ悪さを
しても注意したりしなかったり
など猫に対しての態度が一貫して
いない場合、猫は混乱して不安感
が高まります。

また、猫が不安を感じているとき
に構ったり慰めたりすることで
余計に猫の不安感を増長させる
ことになります。

 

*分離不安症

近年増えてきている飼い主への
依存度の高い甘えん坊の猫に
見られる精神疾患の一つです。

飼い主がいないことで不安を
覚え、さまざまな問題行動を
起こします。

 

<猫の抱える不安の対処法>

 

猫が不安を感じる対象や状況が
分かっている場合にはその原因を
回避することです。

 

ただしそれができない場合には、

*系統的脱感作(その刺激に徐々に慣らしていく)

*逆条件付け(猫が喜ぶことと関連付ける)

を行うことで刺激に対しての
不安を軽減、解消していくことができます。

 

猫が怖がる刺激、対象をなるべく
避け、猫が不安を感じない状態、
距離からスタートし、根気強く
徐々に状況を詰めて慣らしていき
ます。(系統的脱感作)

 

そしてこのとき同時に猫が不安
を感じる状況や刺激が猫にとって
うれしい事柄だと関連付けるため
オヤツを与えたり、撫でてあげる
など猫が喜ぶことを行います。
怖い・不安⇒うれしい・安心
(逆条件付け)

 

いくつか例を挙げます。

『家族の中で特定の人を怖がる場合』

家族の中で一人にだけよく
懐いているが特定の人は苦手
で怖がる、攻撃するなどがあります。

 

このような場合には、懐かれて
いる人はなるべく猫と距離を
置き、怖がられている人が食事
の世話を行います。

このときに猫に構わず、視線を
合わせないように静かな動きで
作業だけをこなします。

 

また、猫が良くくつろいでいる
場所の近くで毎日同じように
ゴロンと寝っころがります。

姿勢を低く威圧感を与えない
ためにただ黙って寝そべること
が大事です。(読書やスマホいじり
など静かに過ごす)

もちろん、この時も猫と目を
合わせず、静かにゆっくりとした
動作を心がけます。

 

猫が少しづつ近寄ってきても
まだ焦らず、すぐに手を出したり
触ろうとせず、猫の成すがまま
にさせ、無関心を装います。

 

これを繰り返しながら、少しずつ
時間を伸ばしていき、猫がその状況
に慣れてきたようなら、近くに
オヤツを置いてみたり、猫じゃらし
などで遊んでみましょう。

 

この方法は野良猫など人間に
慣れていない猫を人馴れさせる
手順とほぼ同じ要領です。

保護猫の慣らし方は?夜鳴きや外に出たがる,なつかない時など!

 

『来客を怖がる場合』

来客があると怖がって隠れて
しまうような場合、猫に一切、
無関心を装うため、友達や
知り合いなどにお願いして来て
もらいましょう。

大きな声や動きは避け、静かな
態度で来てもらい、この間、
猫には無関心で当然、視線も合わ
せないようにしてもらいます。

 

これを繰り返すうちに来客は
怖いものではないと分かってきます。

そして猫が少し慣れてきたよう
なら前述した要領でオヤツや猫
じゃらしなどを試してみましょう。

焦りは禁物です。
あくまでも猫主体で猫の行動に
任せ、じっくりと時間をかけましょう。

 

『音などを怖がる場合』

怖がる音とともに、新たに他の
好ましい刺激を与えることで猫
の気持ちを変えていくことができます。

猫が嫌いな音が聞こえてきたら
同時にオヤツを与えるなど猫が
喜ぶことをします。

 

ただし、この新しい好ましい刺激
(ご褒美など)は怖い刺激(音など)
よりも猫にとって魅力的なもので
なければいけません。

猫の好むもの、喜ぶ刺激はそれぞれです。

これを繰り返すことで猫はその音に
対して怖さを感じなくなります。

 

『飼い主の対応』

猫が不安を感じているときは、
一切の無関心を装い、猫に声を
かけたり慰めようとしてはいけません。

何事もないように普段通りの
行動を心がけましょう。

 

『猫の生活環境』

猫は食事や睡眠など毎日同じ
規則正しい生活を好みます。

そのため、食事などは決まった時間
に上げるようにし、飼い主さんの
日常生活においてもなるべく自宅
では変化を見せないことも大事です。

 

また、本来の猫の生態を理解し、
退屈することがないよう行動欲求
(遊びや運動など)を満たして
あげることも大事です。

猫が安心してストレスなく
過ごせるよう快適な環境を整えて
あげましょう。

 

『分離不安症の場合』

分離不安が考えられる場合には
こちらをご参照ください。

猫の分離不安症の原因や症状とは?対処法や治療薬について!

 

猫の不安行動の対処法、系統的
脱感作や逆条件付けなどの
行動療法においてはすべてが

・焦らず
・根気良く
・時間をかけてじっくり

が大事です。

 

また、状況によってはフェリウェイ
(人工的な猫フェロモン)などを
使うことが有効になる場合も
あります。

 

その他、重症の場合には薬物療法
(脳内の神経伝達物質を調節)など
が必要になることもありますが、
まずは動物病院で相談してみてください。

 

猫さんの不安を取り除いてあげて
幸せに過ごさせてあげたいですね。

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