獣医さんについて

獣医さんって余ってるの!?学部新設の必要性と業界の事情!

政治的な意味合い(イザコザ?)で
獣医学部新設の問題が頻繁に
取り上げられていますね。

 

個人的に忖度だなんだ、文書が
あっただ、首相がなんだ、など
という政治の闇のような部分には
興味はないです。

 

ただ、その問題から、
獣医師は余ってるから獣医学部は
もういらない?的な話まで出て
きてるのにはなんとなく考える
ところがあるわけです。

 

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そこで、今回は全国の獣医師事情
や業界の抱える問題、学部新設の
必要性などについて個人的見解も
含め、考察してみました。

 

<日本のペットブームと獣医さん>

 

『獣医さん』って言うと今の時代
は、動物病院の先生!という
イメージが一般的には強いですよね。

 

しかし、犬や猫などの小動物の
病院としての動物病院が確立
される前は、獣医さんというと
産業動物(鶏や牛や豚などの家畜)
のお医者さんでした。

 

戦後は、深刻な食糧不足の時代
だったわけで、食料となる家畜が
非常に大事で、その家畜のための
獣医師が必要だったのです。

 

1950年代、第一次ペットブーム
と言われた時代には番犬の需要
が高まり、良く吠える犬(スピッツ
などが流行)を庭で飼育するという
のが主流になっていました。

 

この時代にもまだ小動物臨床と
いう獣医医療は一般的ではなく
今でいう動物病院という存在は
ほぼなかったようです。

 

また、犬や猫が病気をしたからと
いって病院に行く、治療すると
いう感覚もない時代です。

 

日本で狂犬病予防法が施行された
のが1950年(昭和25年)なので、
犬といえば狂犬病さえ打って
おけば大丈夫という時代なわけです。

 

ですから、産業動物と兼用で家畜
の獣医さんがお願いされれば犬など
の診察も行っていたわけです。

 

この時代では小動物用の薬剤
なども普及しておらず、牛や豚
など家畜用の薬剤を量を調節して
使用している感じなので今の小動物
医療とは程遠いものがあったと
思われます。

 

その後、1960年代以降、高度
経済成長期には、それまで求め
られていた番犬からペット(愛玩
動物)として小型の室内犬に人気
が移ります。

 

これが第二次ペットブームです。

 

それに伴い、少しづつ小動物の
診察を行う動物病院ができて
きました。

 

産業動物の先生が積極的に小動物
の診療も始めたり、小動物専用と
しての病院の開業が増えてきます。

 

また、狂犬病以外のフィラリア
や他の感染症の混合ワクチンなど
の予防の必要性が浸透してきたため
小動物専用の病院が成り立って
いける時代が到来したわけです。

 

1980年代は、マルチーズや
ポメラニアンなどの小型愛玩犬
が大人気だった時代です。

 

その後、ペットショップなども
増え、犬では血統書付きの
さまざまな種類が次から次へと
人気になりましたね。

 

大型犬もシベリアンハスキー
からゴールデン、ラブラドール・・

 

また90年代にはダックスも
大ブームになりましたね。

 

そして2015年あたりからの
猫ブーム。。

 

このような時代を経て、現在まで
動物病院の数は増え続ける一方で
獣医さんというと動物病院の先生
というイメージが定着するまで
になったのです。

良い動物病院の見分け方・評判のいい獣医さんってどんな人?

 

<現在の獣医さん>

 

ペットのための動物医療が確立
されてから、動物病院も増加する
と共に医療の進歩も目覚しいもの
があります。

 

そして、ほとんどが男子学生
だった獣医学部は2000年頃
からは女子学生がどんどん増えて
今や半数は女性です。

 

また、獣医さんを目指す子供
たちも増えているようですね。

 

ただ、動物病院は地域によっては
すでに飽和状態と言える状況で
今後も増える見通しです。

 

しかしペットの飼育数は
横ばい、犬に至っては減少して
いるという状況です。

 

ですから、小動物臨床分野の
獣医さんは今後なかなか大変に
なっているのは事実です。

獣医の年収の平均は?開業医と勤務医の差ってどのくらい?

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そのため、獣医学部卒業生の
小動物臨床分野へ進む人数は
約10年前に比べ、減少傾向にあります。

 

H16年では、獣医大学卒業生の
進路で半数(50%)が、小動物臨床
でしたが、H27年では約40%です。

 

その分、他の進路が
公務員 14%⇒17%
産業動物(家畜) 6%⇒9%
会社 6%⇒9%

といった感じに増加しています。

 

公務員はいわゆる保健所や
動物愛護センターなどの勤務
から、畜産に関わる部署まで
あります。

 

会社は、製薬会社やペットフード
系など研究職から営業までさま
ざまですがいずれも獣医師の資格
が求められた仕事になります。

 

ですから実際、動物のお医者さん
(小動物や大動物の臨床分野)と
いう一般的な人が持つイメージの
仕事をしている獣医さんは全体の
ちょうど半数ですね。

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<獣医さんは余ってるの?
業界の事情とは?>

 

さて本題です。

実際、動物病院(小動物臨床)
での獣医さんは現在では十分に
足りていると思われます。

 

もちろん地域によりますが、
基本的に動物病院の勤務医は
そのほとんどが将来的に自身で
の開業を目指しています。

 

そのために、安月給で過酷な
労働条件でコキ使われているの
ですから笑

動物病院の獣医師,看護師の労働環境とは?労働基準法はスルー?

 

そして現在では都市によって
動物病院は飽和状態になって
いるので、なるべく動物病院の
数が少ない地域での開業を考える
獣医師が増えてきています。

 

そのため、現時点では動物病院が
少ない、足りない地域でも人の
過疎化が進む地域でなければ今後
動物病院はできてくると思われます。

 

そして、今現在、犬や猫の獣医師
は増加傾向で、余っている一方で
地方での産業動物(家畜)に携わる
獣医師が不足している実態がある
ということです。

 

ただ、産業動物と言われる家畜も
輸入などの影響から、日本では
飼養頭数も飼養を行う戸数(牧場
や農家など)も減少の一途をたどっています。

 

しかし、増えすぎた小動物臨床
が減った分、公務員や産業動物
は少しは増えているわけです。

 

それでも不足していると言うのが
事実だとすれば、それ以前の不足
状態はなかなか深刻なものだった
のか?とも思いますし。

 

そのため、日本獣医師会では
産業動物獣医師の確保のための
さまざまな対策を打ち出してきて
いるようですね。

 

ただ、この産業動物の獣医師不足
というのはやはり地域差がかなり
あると思いますし、これは人の
医師などでも同じですよね。

 

田舎や僻地ではどうしても
さまざまな人材不足が起こって
いるわけですし。

 

ですから、獣医師の人数自体が
余っているとか不足している
というより、欲しいところに
来てくれない・・ということ
ですよね。

 

しかそ、これはしょうがない
ですよね。
いくら獣医師の人数を増やした
ところで、よほど魅力的な条件を
付けない限り、産業動物分野に
興味のない獣医師はやはりそちら
にはいかないでしょうから。

 

小動物臨床のようにペット業界
の表舞台で活躍する花形の仕事
とはやはり違うわけですし。

 

日本の産業にとっては家畜の獣医師
は絶対的に必要な存在ですが、
小動物臨床分野が脚光を浴びる立場
だとすれば、産業動物の獣医さんは
縁の下の力持ちといった存在でしょうか。

 

実際、一般人は産業動物の仕事や
実態は知らない人がほとんどな
わけですから。

 

また、前述しましたが今は獣医師
の半数が女性です。
そして女性の割合は今後も
増え続ける見通しのようです。

 

女性の場合、結婚、出産なども
ありますので離職することが
非常に多いわけです。

 

そして例えば子育てを終えて
いざ、再就職を・・と思っても
長期に渡って離脱していた場合
は、臨床分野では技術面も含め、
なかなか不安でそちらは選ばないわけです。

獣医さんの恋愛,結婚事情とは?モテる,離婚が多いってホント?

 

そんな事情もあり、今後も産業
動物の不足を解消することは難しい
のが現状と言えます。

 

ですから、獣医師の人数が多く
なれば少しは必然的に産業動物
にも流れてくるだろう・・と
いう思惑はあるのでしょう。

 

実際、獣医学部は50年以上
新設されておらず、各大学の
獣医学部の定員数も1980年代
から増えていないわけです。

 

確実に人気の職種としてその
ランキングも上がってきている
にも関わらずそれもおかしな
話ですよね。
だから倍率も上がる。

 

獣医学部の許認可権を持つ文科省
「獣医の数は地域による偏在はある
が足りており、需給バランスから
新設の必要はない」と門前払い
してきたそうですが。

 

獣医師を管轄する農水省との
認識の違いがどこからくるのか
分かりませんが、いずれにしろ
人間ファーストの世の中です
から、家畜も含め動物に携わる
職種というものが軽視されている
イメージは強く感じますね。

 

実際に獣医学部の新設の必要性に
ついては専門家ではないので
はっきりとは言えません。

 

しかし、少なくともペットブーム
もあり、獣医師を目指す人たちが
増えている現状があるわけですから
時代のニーズに合わせ50年ぶりの
新設は歓迎してもいいのでは?
と思いますが。
(政治的な問題は別として笑)

 

また、今は小動物の分野でも
殺処分の問題がクローズアップ
されています。

 

今後、殺処分をなくすためにも
それに携わる自治体などの獣医師
の人員がもっと必要になってくる
こともあるのではないかと思います。

 

また、現在では飽和状態の
動物病院業界でも今後さらに
獣医医療は進歩しますので、
病院のサービスも多様化してくる
はずです。

 

そうなると小動物臨床分野も含め
各分野においてもまだまだ獣医師
の参入はあり得ると思いますし
期待したいですね。

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