腎不全

猫の腎不全にステロイドが使われる場合,その作用や効果とは?

猫の腎不全は、その状態によって
さまざまな治療を併用することに
より、腎機能の低下を防いでいきます。

 

その治療、薬剤の中で
いわゆる『ステロイド』
使われることがあります。

 

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ステロイドというと副作用など
あまり良いイメージではない
薬剤ですよね。

 

猫の場合、口内炎や皮膚病の痒み
の治療で使われることが多いですが。

 

できれば使用を最小限に抑えたい
薬剤の一つと言えます。

 

そんなステロイドですが・・
腎不全の治療にステロイドって
何のために?大丈夫なの?

なんて不安も多いようです。

 

今回は猫の腎不全でステロイドが
使用される状況とその効果、作用
などについてまとめてみました。

 

<猫の腎不全に使用されるステロイド>

 

一括りにステロイドと言っても
その成分や使用目的、効果に
よっていくつかに分類されています。

 

一般的に病気の治療などで使われる
ステロイドと呼ばれるものは、
ほとんどが副腎皮質ホルモン
糖質コルチコイドです。

 

その名の通り、副腎で作られる
ホルモンです。
代表的な薬剤がプレドニゾロン
などです。

 

そして、病気の治療というより、
人ではスポーツなどで筋肉増強の
目的で使われるものもステロイドと
呼ばれます。

 

これは、蛋白同化ステロイド
(アナボリックステロイド)と言い、
男性ホルモン(テストステロン)と
同様の蛋白同化作用を持つ合成
ステロイドです。

*蛋白同化作用・・蛋白が肉体に
同化され、筋肉になる

 

代表的な薬剤がデカデュラボリン
などです。

 

そして、猫の腎不全の場合、
原因や状態によってこの2種類の
ステロイドが使用されることがあります。

 

<ステロイドが使用される状況>

 

猫の腎不全でステロイドが使用
されることはあまり多くはないです。

 

病院によっても変わりますが、
可能性がある状況としては、

*貧血に対する治療

*急性糸球体腎炎、炎症所見の
強い慢性糸球体腎炎

の場合です。

 

貧血に対しては、
蛋白同化ステロイド。

腎炎に対しては、
副腎皮質ホルモン。

が選択されるのが一般的です。

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<各ステロイドの作用と効果>

 

『蛋白同化ステロイド』

猫の慢性腎不全では、深刻な
症状で貧血があります。

 

腎性貧血は非再生性貧血で
腎機能低下によって造血ホルモン
(エリスロポエチン)の分泌が低下
するために起こります。

 

通常、この貧血に対しては
エリスロポエチン製剤を注射して
対処していくことがほとんどです。

 

ただ、蛋白同化ステロイドには、
エリスロポエチンの産生促進や
造血幹細胞を刺激する作用があり、
人の再生不良性貧血などでも使用
されることがあります。

 

そのため、貧血の治療に
デカデュラボリンを使用する
病院もあります。(少ないようですが)

 

ただし、猫の腎性貧血においての
蛋白同化ステロイドは効果がない
とする意見もあり、獣医師に
よっても賛否は分かれるようです。

猫の慢性腎不全に伴う貧血の原因や症状、治療法は?

 

また、蛋白同化ステロイドには
その他、さまざまな作用もあり、
腎不全により著しく消耗した体
にも効果があるとされています。

 

そのため、体を楽にする効果
兼ねて使用する場合もあるようです。

 

ただし、肝臓へのダメージなど
副作用の心配もあるため、頻度
や量など慎重に投与する必要があります。

 

『副腎皮質ホルモン』

一般的に幅広く使われる薬剤
ですが、主な作用、効果としては
痒みなど、炎症を抑えるときに
使われることの多い薬です。

 

そして猫の腎不全はその原因も
さまざまで原因が分からないこと
も多いのですが、糸球体腎炎など
何らかの感染症などによって腎臓
が炎症を起こすことで発症する場合もあります。

猫の急性腎炎(糸球体腎炎)の原因と症状、治療法は?

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特に、高齢ではなく若い猫さん
での発症の場合には、感染症が
疑われることも多いです。

 

ただ、実際にその原因を突き止める
のは難しいのですが。。

若い猫の慢性腎不全!考えられる原因や症状、治療法とは?

 

腎不全の原因として、何らかの
感染症が疑われる場合、炎症が
見られる場合などには、その炎症を
抑える
ためにステロイドが使用されることがあります。

 

その効果については、状態により
ますが原因疾患の治療(炎症を
止める)ができれば、予後は
期待できると言えます。

 

また、慢性腎不全の猫さんでは
口内炎を併発してる場合も多く
その痛み止めのためにステロイド
が使われる可能性もあります。

 

ただし、長期の投与、過剰投与
などに注意が必要になります。

猫の慢性腎不全と口内炎!痛み止めや治療薬と対処法など!

 

腎不全になるとさまざまな合併症
が出てきて、その状態に応じた
治療、薬剤が必要になります。

 

ステロイドも使用方法を間違え
なければ、効果的で頼りになるお薬です。

 

少しでも不安がある場合は、
そのときの猫さんの体の状態、腎臓や
他の数値と、お薬を使用したときの
効果や副作用の可能性について、
良く話しを聞いてみてくださいね。

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