飼育について

アニマルホーダーは病気?その心理や特徴とは?

猫人気が高まり、猫ブームとも
言われる昨今ですが、それに伴い、
野良猫などの虐待、殺処分の問題、
多頭飼育崩壊なのニュースを良く
目にするようになりました。

 

愛猫家としては胸の苦しくなる、
なんとも言えない悲しい気持ちに
なることばかりです。

 

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すべては人間の勝手、被害者は
物言えぬ猫たち・・

 

人間ファーストとでも言うのか?
どこまで人は思い上がっている
のだろう?と考えてしまいますが。

 

そんな猫問題の中の一つで
クローズアップされているのが
『多頭飼育崩壊』です。

 

その現場や状況を見る限り、
『動物虐待の最たるもの』であり、
悲惨としか言いようのない状態
であるのは紛れもない事実です。

 

しかし、それが虐待となったのは
結果論であり、他の猫殺しなどの
虐待事件などとはその経過や状況が
異なることも多いのです。

 

そして、結果的に猫たちをその
ような目に合わせてしまうことに
なる状況のこと、多頭飼育崩壊の
ことをAnimal Hoarding
(アニマルホーディング)と言います。

 

さらにその行為をする人たちは
アニマルホーダーと言われています。

 

<アニマルホーダーとは?病気なの?>

 

アニマルホーダーは日本だけでなく
他国でも共通して言われる呼び名です。

 

そしてそれは猫だけではなく、
犬や他の動物でも同様ですが、一番
被害に合っているのが猫なのです。

 

多くの猫(動物)をその飼育に適してい
ない環境(広さ、衛生面、食事、世話
など)で飼い、それが動物にとって、
また
自分(人間)にも問題があることを
認識
することができない飼い主のことです。

 

分かりやすく言うと、飼育不可能な
頭数の動物を集め、すでに適切な飼育
ができない状況に陥っているのに
手放すことができない人たちのことです。

 

そして、それが動物虐待だとは
思っていない自分が動物虐待をして
いるという意識がないというのが特徴です。

アニマルホーダーは、
『病的なアニマルコレクター』という
言われ方をします。

 

自分で飼育できない数の動物を
集め、ちゃんとした世話ができて
いないにも関わらず、それが認識
できない、もしくは手放すことが
できない・・という状況では確かに
精神的な疾患(心の病)です。

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<アニマルホーダーの分類(心理や特徴など)>

 

一括りにアニマルホーダーという
言われ方をしますが、それらの
行為を犯してしまう人たちもその
状況によっていくつかのタイプに
分けられています。

 

*救助、保護型

これは、野良猫などを可哀想と
思い、拾ってきてどんどん増やして
いくタイプです。

 

次から次へと、野良猫を保護し、
ただ、エサを与えていればそれで
いいと思ってしまう人に多いです。

 

不幸な猫(野良猫)を自分が助けて
いるという勘違いによるものです。

 

それでも数匹であればまだなんとか
世話ができたものの、どんどん
増やす、また繁殖してしまうことで
いつのまにか数十匹にまで増え、
飼育環境、さらには人間の生活環境
まで崩壊している状態です。

 

周辺から猫屋敷などと言われ、悪臭
などのクレームが出ている家はこの
タイプが多く、また単身者で少し偏屈
なイメージを持たれる方たちが多い
ようです。

 

そしてこのタイプの人たちは、
自分の行為を正しいこと、救助なの
だと思っているため、他からの介入
を頑なに拒み、そのためその環境
に置かれた猫たちの救出が難しいのです。

 

*無知、困惑型

このタイプは始めは普通にペット
として1~2匹の猫を飼い始める
ことから始まります。

 

ただ、猫という動物の生態や適切
な飼育というものを勉強も理解も
していない、また手術は可哀想・・

 

などと不妊手術を施すことなく、
外に出したり、またオスメス2匹を
飼うことによって、家庭内で繁殖
してしまう状態です。

 

気付いたら、妊娠して子供が
産まれていた。しかし親子や
兄弟を離れ離れにするのも可哀想
などという理由からそのまま飼い、
それなのに、不妊手術を行わず、
またネズ算式に増える・・

 

さすがにヤバイと思ったときには
すでに頭数が増えすぎてて、
すべてに不妊手術を行う費用も
工面できず、成すがまま・・

 

どうしたらいいか分からない
うちにどんどん増え続け崩壊に
至る状態です。

 

世間的には、普通の生活を送って
いるようにも見える人たちが多い
ですが、一歩家に入るとそこはもう
猫はもちろん、人も住める環境では
ないことが多いです。

 

ただ、このタイプの場合、そのまま
でいいわけがないと分かっている
ため、他からの介入も割と素直に
受け入れ、その環境や猫たちの
状況を変えようとする人たちもいます。

猫の多頭飼育崩壊!原因は驚異の繁殖力と兄弟、親子の近親交配!

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*自己欲求・搾取型

これは、一番どうしようもない
タイプで、愛情もないのに自身の
エゴだけでたくさんの猫を飼い、
放ったらかし。

 

動物というよりまさにモノ扱い。
それに対して何の罪悪感も持たず、
問題だと思っていないタイプで
人間としてもどこか感情が薄い
(冷たい)イメージの方が多いようです。

 

そして当然このタイプも他から
の介入には一切応じず何だかんだと
理屈をつけて自分を正当化しよう
とするため、猫を救うための対応
が非常に難しいのです。

 

その他、売買目的などで繁殖を
繰り返し、いつのまにか手に負えない
ほどの数に増えてしまっている
ブリーダー型などもありますが、
日本の猫の現状で多いのは上記の
3タイプです。

<まとめ>

 

アニマルホーダーの人たちはタイプ
にもよりますが、基本的には精神的
なケアが必要な病気です。

 

猫を救いたい・・
という純粋な気持ちが始まりで
あったとしても、後先考えずに
自分のキャパを超えて、増やして
しまっては、結局は猫たちを不幸
な目に合わせてしまっているのです。

 

そして、これらの多くは周辺、近隣
からの苦情(悪臭や鳴き声など)から
発覚、保護団体や行政の介入が必要
な状況になるのですが、これを拒否
されてしまえばそれ以上は踏み込め
ないのが今の日本の現状です。

 

日本の動物愛護管理の法律も
少しづつ厳しくなってきては
いますがそれでも『ペット=モノ』
という扱いは変わっていません。

 

ペットはあくまでも飼い主の
所有物なのです。

 

そのため、そのような環境に
置かれている猫たちを法の下で
強制的に救出することもできないのです。

 

ですから、これらの問題の解決の
ための第一歩は『法律の改正』
あり、それなくしてはこの問題は
なくなりません。

 

また、アニマルホーダーは、
何らかの事情によって一旦動物
たちを手放す、取り上げられた
としても、その後また同じことを
繰り返すとも言われています。

 

精神疾患という位置付けなので
それは当然と言えます。

 

そのため、根本的な解決のため
には、法改正によって、アニマル
ホーディングに対しては強制的な
介入を行えるようにする。

 

そしてアニマルホーダーの人たち
には、それなりの助けケア
行ないながら、ちゃんとした環境
で適切な数の猫を飼育できるよう
よう、行政やボランティアなどが
協力し合っていくことが大事なの
ではないでしょうか。

野良猫への餌やりが招く悲劇とは?幸せな共存を目指すために!

近年、殺処分の問題が取り上げられ
ることが多く、各地域の自治体が
さまざまな取り組みを行い、殺処分
をなくそうと頑張っています。

 

また、お外で暮らす野良猫たちは、
過酷な環境の中、栄養状態も悪く、
見るからに病気で体調の悪い子も多いです。

 

そして子猫などは、成猫になる
まで生きられない子も多く、
保護されても保健所に連れて
行かれれば早期に殺処分の対象
になってしまうという現状もあります。

 

そのような状態から猫たちを
救いたいという思いがあるのは
猫好きならみんな同じだと思います。

なんとかしてあげたい。
なんとか助けたい。

 

しかし、その気持ちだけで行動
してしまっては結局、手に負えなく
なり、逆に猫たちを不幸な目に合わ
せてしまう、また自身の生活も破綻
してしまうことにもなりかねるのです。

 

多くの猫を救うには、多くの
人たちとの協力が不可欠です。

 

今は猫の多頭飼育が多く、アニマル
ホーダー予備軍も多いと言われて
います。

 

少しでも無理があるなら、困って
いる状況があるなら、またそのような
お知り合いがいたりする場合は早めに
愛護団体などに相談してくださいね。

 

一匹一匹の猫を幸せにしてあげて
こそ、本当の意味での『猫助け』
になるのですから。

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