眼の病気

猫の目薬の種類や効果、使用回数や副作用などまとめ!

猫の目の異常や病気などの際には
目薬の点眼が必要になることが
あります。

 

そして猫は目の病気、また目に
症状が現れる病気がとても多いです。

 

体の不調を隠す猫でも目の異常は
見た目で分かりやすく、飼い主
さんが気付きやすい異変の一つです。

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ただ、目やにや涙が多い程度では
命に関わる病気などとは思わない
ため、あまり深刻に捉えず、目薬
でもさしておけば治るのでは?
と気楽に考えてしまう飼い主さん
も多いです。

 

また、動物用の目薬は市販でも
数種類ありますし、通常の薬剤
より手軽に購入、使用できるという
イメージがあります。
人用の目薬を使ってもいい?
などもありますね。

 

しかし、猫の目の症状、病気は
さまざまです。
そして原因も当然さまざまです。

 

特に猫の場合には、目そのもの、
目だけの異常(病気)で症状が出て
いるわけではないことも多いのです。

 

つまり、全身性の病気の症状の一つ
として目ヤニや充血などが起きて
いることが多く、この場合には、
根本的な病気の治療を行わない限り
目薬だけを点眼しても、治りにくい
(治らない)わけです。

 

また、猫の場合は人のように
かばったりしないので、痒みや痛み
がある時には自分で引っ掻いたり、
こすったりするため、症状を悪化
させ、それによって二次的に起こす
目の病気も良く見られます。

 

そして基本的に目薬は飲み薬など
とは異なり、目そのものに対する
治療ですから、その元になっている
原因を治さないと目薬の効果を
得られず、無意味になってしまう
こともあるのです。

 

ですから、目の異常を発見しても
自己判断で目薬を使うことは
避け、しっかりと診察を受けること
が大事です。

 

こちらでは、猫の目の病気や状態に
よって処方される目薬の種類や
使用法、副作用などについて、また
人用の目薬の使用についてなどを
まとめています。

猫の目やにと涙!原因や考えられる病気の可能性と対処法!

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<猫に人間用の目薬を使用してもいい?>

 

今は、動物用としての医薬品も
増えてきて、点眼液などもさまざま
な種類が販売されています。

 

しかし、それ以前は犬猫用として
動物病院で処方される点眼液は
すべて人用のものでした。

 

ですから、成分や使用に対しては
問題はないのです。
ただし、使用用途があっていれば
の話です。

 

正しい診断によって処方される
点眼液であれば、人用でもペット
用でも特に変わりはないと言えます。

 

ただ、人と犬猫ではなりやすい
目の病気や症状、経過も異なること
がありますので、動物専用の点眼液
としては、より治療効果が上がり
やすいように成分処方、製造されて
いるタイプのものもあります。

 

現在でも人用のものを使っている
病院も多いです。

 

特に動物用の医薬品は一般的に
なぜだか(?)価格が高いという
困った問題(?)があるため、人用
のものと成分的に変わらないよう
であれば、そちらを・・
という考えの獣医師も多いです。

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<猫の目薬の種類と副作用など>

 

猫の目の症状、病気によって
処方される目薬は大きく分けて
主に以下のタイプが挙げられます。

 

『抗菌点眼液(抗生物質)』

動物用でも一番多いのが抗菌薬
の点眼液です。
ゲンタマイシンやニューキノロン
系抗菌薬などその成分によって
多くの種類があります。

殺菌作用によって化膿を抑え、
症状を改善させます。

結膜炎角膜炎眼瞼炎など
一般的な目の炎症に適応です。

 

状態にもよりますが一般的には
1日2~4回の点眼です。

副作用としては、薬剤や目の状態
によってもさまざまですが、
刺激痛痒みかすみ赤み
などが挙げられます。

(製品名:クラビット、
オフロキサシンなど)

 

『抗炎症(ステロイド)』

副腎皮質ホルモン(ステロイド)含有
の点眼液で種類も多いです。

抗炎症作用で痒みや痛みを抑制
します。

結膜炎角膜炎アレルギー症状
としての目の痒みや炎症などに
適応です。
角膜の状態によっては使用できません。

 

状態にもよりますが一般的には
1日2~4回の点眼です。

副作用としては、薬剤の濃度にも
よりますが、刺激痛腫れ傷の
治りが遅くなる、などが挙げられ、
特に長期の使用については、
眼圧上昇緑内障感染症など
危険性があります。

(製品名:サンテゾーン、
フルメトロンなど)

 

『抗炎症(非ステロイド)』

ステロイド成分を含まずに他の
抗炎症作用を持つ成分含有の
点眼液です。

抗炎症作用で痒みや痛みを抑制
します。

結膜炎角膜炎眼瞼炎など
に適応です。

ステロイド点眼と異なり長期に
渡っての使用もできるため、
比較的良く使われます。

 

状態にもよりますが一般的には
1日4回の点眼です。

副作用としては、刺激痛角膜炎
などが挙げられます。

(製品名:ティアローズ、
プラノプロフェンなど)

 

『抗ウイルス』

ヘルペスウイルスに起因する
角膜の炎症を抑える点眼薬です。
いくつか種類はありますが、
軟膏タイプが主です。

ヘルペスウイルスの増殖を抑制、
角膜の炎症を改善します。

ウイルス疾患の猫カゼによる
角膜炎などに適応です。

 

状態にもよりますが一般的には
1日5回の点眼です。

副作用としては、刺激痛充血
口腔内苦味感などが挙げられます。

(製品名:ゾビラックス、
ビルレクスなど)

 

『眼圧を下げる』

眼圧を下げる点眼液です。

炭酸脱水素酵素を阻害、交感神経
のβ受容体を遮断することにより
眼房水の産生を抑え、眼内の圧力
を下げます。

緑内障高眼圧症に適応です。

 

状態にもよりますが一般的には
1日2回の点眼です。

副作用としては、刺激痛充血
かすみかゆみなどが挙げられます。

(製品名:サンピロ、キサラタンなど)

 

『角膜潰瘍・創傷性角膜炎』

角膜表面の傷や炎症、潰瘍化
の改善の点眼薬です。

角膜のコラーゲンを分解する
角膜コラゲナーゼという酵素を
阻害することによって角膜障害を
抑制、改善します。

外部から受けた傷などが原因
角膜炎角膜潰瘍が適応です。

 

状態にもよりますが一般的には
1日5~6回の点眼です。

副作用としては、刺激痛痒み
などが挙げられます。

(製品名:パピテインなど)

 

『白内障』

猫ではあまり多くないですが、
人や犬と同じタイプの白内障
の点眼薬が使われます。

目の細胞内で複合アミノ酸を生成、
酸化防止剤の働きで白内障の
症状を改善します。

白内障が適応です。

 

一般的には1日2回、状態を
見ながら2ヶ月目以降は1日1回
の点眼です。

安全性が高いとされ、副作用も
ほとんどないと言われていますが
極まれにぶどう膜炎が引き起こ
されることがあります。

(製品名:クララスティル、
ライトクリーンなど)

 

『ドライアイ』

猫での発生は多くないですが、
涙を分泌する涙腺の細胞の機能
が低下して涙の分泌量が減少する
病気でこれにはさまざまな原因があります。

涙の生成を促進、維持すること
によってドライアイの症状を
改善します。

 

状態にもよりますが一般的には
1日3~6回の点眼です。

副作用としては、刺激痛痒み
かすみ などが挙げられます。

(製品名:アクアティアーズなど)

 

猫の目の瞳孔!左右の違い・非対称の原因や考えられる病気!

 

<猫の目の病気と点眼薬>

 

猫で一番多い、目の疾患は
『結膜炎』です。

 

そして、結膜炎が原因になり、
『角膜炎』『角膜潰瘍』となる
ケースも多いです。

 

さらに、角膜炎や潰瘍が原因になり
『ぶどう膜炎』から『緑内障』
なることもあります。

 

そして、結膜炎、角膜炎、眼瞼炎
などには基本的に抗菌、抗生物質
の点眼と、炎症や痒みの状態に
よって抗炎症の点眼、また新陳代謝
を促すビタミンB2製剤の点眼など
が併用されることもあります。

 

猫の結膜炎の原因はさまざまで
外傷やアレルギーなどが原因のこと
もありますが、ほとんどの場合、
ウイルス(猫カゼ)によるものです。

 

そのため、点眼薬のみでは
なかなか症状を抑えることが
できません。

 

ですから、点眼だけではなく、
体全体の治療、内服や注射など
が必要になります。

 

片目だけの症状の場合には、
異物混入などによることもあり、
そのような場合には点眼薬だけ
での治療が可能なこともあります。

 

ただし、この場合でも結膜炎の
悪化によって、角膜などにも炎症
を起こしていることもあり、普通
に見た目だけでは分からないため
ちゃんと診察を受けるのが安心です。

 

その他、緑内障では眼圧を下げる
点眼+原因となっている基礎疾患
に対する治療。

ぶどう膜炎でも抗生物質や
抗炎症の点眼+基礎疾患に対する
治療。

猫の緑内障の原因や症状と治療や手術費用は?眼球摘出も?

 

このように、目に起きる疾患
では単純に目だけの問題では
ない場合がほとんどで、点眼薬
だけで治療できることはまず
ありません。

 

病気によりますが、初期症状
や軽度の場合、またある程度、
状態が落ち着いて
くれば点眼だけに
なる場合もあります。

 

市販で全般的な目の炎症に使用
できる目薬もありますので、
軽度の場合には試してみても
いいかもしれません。
(原因が分からず使用するのは
オススメできませんが)

 

ただし、3~5日点眼を行っても
改善が見られない場合には、
使用を中止し、早急に診察
受けましょう。

 

猫カゼなどによる目の症状は、
早期にしっかり治療を行い、
症状を改善しなければ慢性化
して治りにくくなります。

 

また、症状に合った点眼薬を使用
しないとかえって治りづらくなった
り、その後の治療に悪影響を与える
ことにもなりかねます。

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