腎不全

猫の腎不全にオメガ3脂肪酸の効果は?血流改善と腎臓の関係性!

猫の慢性腎不全の治療では、
食事療法をはじめ、さまざまな
内科療法が必要になります。

 

壊れた(機能しなくなった)腎臓
をもとに戻すことはできず、
行う治療のすべては、残りの
腎機能の補助、腎臓の保護の
ためのものです。

 

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そして、残された腎臓をいかに
大事にするかが寿命に直結します。

 

そのため、処方されるお薬以外でも
腎不全に効果があると言われる
健康食品(サプリ)などの情報も
あり、試されている飼い主さんも
多いですね。

 

その一つがオメガ3脂肪酸です。
オメガ3は人でも健康オイルとして
人気ですが、猫の腎不全に対しても
効果があるのか?
どのような作用があるのか?
などについてまとめてみましたので
参考にしてください。

 

<オメガ3系必須脂肪酸とは>

 

オメガ3脂肪酸は、不飽和脂肪酸
(脂質)の一つです。

 

脂質は大きく分けて、飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸に分けられますが、
この2種類は真逆とも言える違い
があります。

 

飽和脂肪酸が多く含まれるのは、
主に動物性の脂(バター、ラード、
牛脂など)で、常温で固まる脂質です。

 

いわゆる摂り過ぎは健康被害を
招く(中性脂肪やコレステロール
増加)とされている脂質です。

 

不飽和脂肪酸が多く含まれるのは、
主に魚類(いわし、さんま、サバ、
アジなど)、植物類(オリーブ油、
グレープシード油、ゴマ油など)で、
常温で固まりにくい(体内で液体)
脂質です。

 

悪玉コレステロール、過酸化脂質
の抑制効果があり、健康に良い
とされている脂質です。

 

オメガ3脂肪酸は体に欠かせない油
ですが、体内で作ることができない
ため、食品から摂取する必要がある
必須脂肪酸です。

 

必須脂肪酸には、

*オメガ3
(αリノレイン酸、EPA、DHA)
亜麻仁油、エゴマ油、魚油(青魚)
に多く含まれる

*オメガ6
(リノール酸、γ-リノレン酸、
アラキドン酸)
大豆油、コーン油など植物油に
多く含まれる

があります。

 

オメガ6は、一般的な植物油に含まれ
ているため、目安量の摂取は難しく
ないですが、オメガ3は目安量を
摂取するのは、積極的にオメガ3
を多く含む食品を食べなければ
いけないとされています。
(オメガ6は摂り過ぎると動脈硬化
などのリスクも)

 

だからサプリメントでもオメガ3系
が多いわけですね。

 

<オメガ3脂肪酸の効果>

 

オメガ3は、人では生活習慣病
の予防の他、ダイエットや美肌にも
効果が・・とさまざまな効果が
挙げられています。

 

*血流改善

血管を拡張して血行を良くする、
また、血小板の凝集を抑制して
血液サラサラに。(血栓の予防も)

 

*善玉コレステロールを増やす

悪玉コレステロール、中性脂肪を
減らす。
脂質異常症の予防(肥満予防にも)
動脈硬化性疾患の予防
(心疾患、脳卒中など)
高血圧の予防(血圧を下げる)

 

*脳や神経細胞の活性化

DHAが脳や神経を活性化させ、
集中力、記憶力を高めるため、
学習能力の向上や認知機能改善
(認知症予防)にも。
また、交感神経の高ぶりを抑制
するため、抗ストレス作用(抗うつなど。)

 

*抗炎症作用

細胞膜内にオメガ3が増えると
炎症仲介物質の生成が増加し、
炎症を抑制するため、アレルギー
性皮膚炎や花粉症などに効果。

 

*美容効果

血流改善、血行促進による
くすみ対策、抗炎症作用による
肌荒れ、肌トラブル対策などに
よる美肌効果

などが挙げられています。

 

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<オメガ3の効果と腎臓の関連性>

 

オメガ3が慢性腎不全に効果が
ある(期待される)と言われるのには、
上記に挙げた、オメガ3の血流改善
効果血圧を下げる効果が関係しています。

 

腎臓と血圧は密接な関わりがあり、
慢性腎不全と高血圧はセット
なっています。
これは人でも猫でも同じことです。

 

腎臓の機能が落ちると、余分な
塩分や水分の排泄ができなくなり
血液量が増えて血圧が上がります。

 

そして血圧が上がることによって
腎臓の負担が増え、腎臓はますます
悪くなるという悪循環が起こります。

 

腎不全と高血圧について詳しくは
こちら↓

猫の慢性腎不全!高血圧の症状や治療と降圧剤の使用,測定など!

 

腎臓の機能を守るためには、
血圧のコントロールが非常に
大事であり、不可欠なのです。

 

ですから、慢性腎不全でも降圧剤
は多く使われますし、猫の腎不全
の治療薬として初の認可を取って
発売されたラプロス錠も血圧を
下げる効果のある薬です↓

猫の腎不全薬ラプロスの治療効果に期待!価格や副作用など!

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そこでオメガ3の血流改善効果
が期待されるわけです。

 

腎臓の機能で大事な老廃物の処理
(ろ過)は、糸球体と尿細管で
行われます。


出展:https://nursepress.jp/

腎動脈から流れ込んだ血液は、まず
糸球体でたんぱく質(老廃物)や
電解質、血球成分などがろ過され、
原尿となります。

 

糸球体でろ過された原尿は
尿細管で必要なもの(ブドウ糖
やアミノ酸、ビタミンなど)を
再吸収、不要なもの(尿素、CRE、
電解質、薬物など)を腎盂に送り
尿として排泄します。

 

血液中の老廃物の処理は
この糸球体と尿細管(ネフロン
と呼ばれる)で2段階に分けて
行われています。

 

そして、このネフロンを
含む腎臓の働きで重要なのが
豊富な血流なのです。

 

しかし、腎臓が悪くなると
血流量が減少します。
血流量が減少すると腎臓は
血圧が下がったと勘違いするため
レニン(血圧上昇ホルモン)を
過剰に分泌させ、高血圧に・・。

 

そして、腎臓は体内の各臓器の中で
最も血流量が多い臓器です。

 

ですから、全身の血液の流れを
スムーズにすることで腎臓への
血流量も豊富に保つことができ、
高血圧も防げ、悪循環の抑制が
できると言うことになります。

 

腎不全になっているとすでに
血流量も不足、高血圧になっている
ため、これを少しでも改善させる
のにオメガ3の血流改善効果が
期待されるわけです。

 

<猫の慢性腎不全に対する効果>

 

人の慢性腎臓病の患者さんに
対しては、オメガ3脂肪酸の
有用性の検証は行われています。

 

そしてオメガ3脂肪酸が腎臓病の
進行を遅らせることは証明されて
います。

 

DHCが行った検証によると
オメガ3の投与によって、
たんぱく尿リスクの低減と
末期腎不全リスクの半減が
認められました。

 

ただし、腎臓のろ過機能には
有位差は認められなかったということです。

 

ゆえに、オメガ3の投与は、
慢性腎臓病において補完療法
(補助的な役割)として有用性が
認められると示唆しています。

 

また、オメガ3の働きによって
腎臓、また肝臓の負担を減らす
作用があり、他の生活習慣病など
の予防効果のためにもオメガ3を
積極的に摂取することが大々的に
推奨されています。

 

猫の腎不全においては、
現在のところ、そのような検証は
行われていないようです。

 

また、真性肉食動物であり、
本来、水分摂取量の少ない猫では
腎臓への負担は人よりも大きいです。

 

そのため、人と全く同じように
効果が現れるとは断言できませんが
腎臓の構造、仕組みなどは人も
猫も同じです。

 

ですから、腎不全の進行を抑制
するためには、血圧のコントロール
が重要で、また腎臓への血流を良く
することで残った腎臓の機能を
なるべく長く持たせることになる
というのも同じです。

 

また犬猫でもオメガ3は必須脂肪酸
であり、サプリメントも数多く販売
されていて人と同じような効果が
期待できるとされています。

 

これらのことから考えると、
猫の腎不全においてもオメガ3の
有用性は十分に期待できると言えます。

 

その他、全身の血流が良くなる
ことで心臓の負担も減り、さらに
脳の活性化にもなり、高齢によって
起きるさまざまな病気や認知症など
の予防にもなるということですね。

 

また、オメガ3は、よほど過剰摂取
しない限りは副作用の心配もない
ため、積極的に摂取するのが良いわけです。

 

オメガ3を推奨する獣医師も
多いです。

猫の慢性腎不全に乳酸菌は効果ある?症状改善の可能性は?

<オメガ3の摂取法>

 

一番、手軽なのはやはりサプリメント
での摂取だと思われます。

 

ペット用のオメガ3サプリは
多くあり、ほとんどがソフトカプセル
ですから、そのまま飲めればそれで
いいですが、カプセルの成分は添加物
が使われている場合も多いです。

 

ですからできればカプセルから
中身のオイルだけ出して食事に
混ぜた方がより安心だとは思います。

 

ペット用のオメガ3サプリとして
私がオススメなのは、
ホリスティックケアシリーズ
『アズミラ』のものです。

”Azmira(アズミラ)
FDA(米国食品医薬局)と
USDA(米農務省)の優良製品製造指針
に基づいて製造されているナチュラ
ルペットケア製品メーカーのひとつ”

 

また、人ではオメガ3
(α-リノレン酸)を亜麻仁油で摂取
する方も多いですが、それを猫に
与えても大丈夫です。
(αリノレン酸は体内に吸収されると
EPAに変換、DHAも合成)

 

目安としてティースプーン1杯
程度を食事に混ぜてあげれば
大丈夫です。

 

ただし、降圧剤や他の薬を飲んで
いる場合、また他の疾患なども
あるような場合は、オメガ3摂取に
ついてかかりつけ医に相談してくださいね。

 

腎機能の低下は見られるものの
降圧剤をまだ飲んでいない場合や
初期の場合などにはオメガ3を
試してみるのはいいと思います。

 

薬剤でなく、あくまでも健康食品
(サプリメント)で良い効果が
得られればとても良いことですしね。

 

また、まだ血液検査で異常値は
出ないものの、高齢猫さんで
腎不全が心配な方、予防したい方、
また他の病気の予防などにも
オメガ3を摂取するのは良いこと
だと思います。

 

健康でいつまでも長生きして
ほしいですしね!
病気にも負けないで頑張って
ほしいですし!

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