治療費

猫の椎間板ヘルニアの治療や手術の費用、予後について!

身体能力が高く、バランス感覚も
抜群、優れた柔軟性を誇り、その
動きはしなやかで華麗・・

 

そんなイメージの猫ですが、
歳をとれば、体も老い、色々と
不自由になってくるのは人間と一緒です。

 

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イヤ、猫の場合、痛みや不調を
我慢して表面上に現さないため
分かりにくいですが、実は人間
よりも老化による不調は多く抱えて
いるのかもしれませんね。

 

今回は猫の椎間板ヘルニア
ついてです。

 

椎間板ヘルニアは犬の方が圧倒的
に多く、猫では少ないです。

 

しかし、猫も寿命が延び、高齢化が
どんどん進んでますから、今後増え
てくる病気なのではないかと思います。

 

椎間板ヘルニアと言えばやはり
加齢に伴って発症してくる病気の
イメージで、その通りなのですが
猫の場合には、お外に出る子も
多いため、交通事故などが原因に
なることもあります。

 

<椎間板ヘルニアとは>

 

椎間板ヘルニアは脊椎(頚椎、
胸椎、腰椎、仙椎)にある椎間板
の一部(または複数箇所)が正常
な位置から突出してしまう状態のことです。

 

この突出した椎間板が、骨髄や
神経根を圧迫、刺激するために
さまざまな症状が出てきます。

 

原因の多くは、加齢による椎間板の
変性で、椎間板を構成する髄核の
水分量減少や繊維輪のコラーゲン
不足によって起きるとされています。

 

また猫の場合は、高所への昇り降り
など上下運動が盛んなため、常に
背中や腰には負担がかかっている
ため、椎間板へも強い負荷をかけて
いると言えます。

 

その他、事故などの場合には、
腰や首に強い衝撃を受けたことに
よって椎間板ヘルニアを発症して
しまうことがあります。

 

また、犬もそうですが猫も
遺伝的要因で起きることもあり、
この場合には若齢でも発症します。

 

猫の場合は、マンチカンや
スコティッシュフォールドなど
もともと骨の奇形の特徴を持った
猫種は発症する可能性が高い
されています。

 

<椎間板ヘルニアの症状>

 

症状は、ヘルニアが起きている
場所や程度によっても多少変わり
ますが、

初期の症状(グレードⅠ)としては、

*動きが悪い、動きたがらない
(猫の場合は高所へ登らなくなる、
ジャンプをしなくなるなど)

*痛がる
(抱っこしようとすると嫌がったり
背中や腰を撫でると痛がるなど)

などが見られます。

 

そして進行(グレードⅡ~Ⅲ)すると、

*歩き方がおかしい、跛行
(ふらつく、後ろ足のびっこなど)

*後ろ足の麻痺
(歩けなくなる、立てなくなる)

などが見られます。

 

そしてさらに進行(グレードⅣ~Ⅴ)
すると、

*深部痛覚の麻痺
(ヘルニア部位より後ろの一切の
感覚が消失)

*排泄が困難
(自力での排尿、排便ができなく
なり、おもらしをする)

のような状態になります。

 

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<ヘルニアの治療や予後について>

 

まず、神経症状のチェックに
よってどのグレードなのかを
把握、そして脊髄の状態の検査
に入ります。

 

ヘルニアになっている部位を特定
する必要があるため、造影検査、
CTなどによって詳細な状態を確認します。

 

基本的に治療は外科手術で、
脊椎の一部を削ったり、神経に
かかる圧迫を除去することにより
神経に与えている負担を軽減させ
る目的で行われます。

 

手術を行ったとしても、
神経の回復には時間がかかります
のですぐに歩けるようになるわけ
ではなく、長期のリハビリが必要
になります。(投薬やレーザーなど)

 

病状が好転するとしてもそれは
徐々にであり、ほぼ完治できる
子もいれば、改善はしたものの
多少の麻痺は残る場合など予後も
さまざまです。

 

個体差はありますが基本的には
グレードが高くなるほど予後は
悪いです。

 

ですから、圧迫部位や椎間板の
状態にもよりますが、手術を
行っても改善の見込みが低い、
予後が悪いと判断されれば手術
は行わないことがほとんどです。

 

その場合には、内科療法で投薬
治療や、レーザーなどで疼痛や
炎症を和らげたりなどの治療が
メインになります。

 

また、初期の場合、また年齢や
ヘルニアの状態によっても手術は
行わず他の治療法で様子を見る
こともあります。

 

状態によっては、内科療法でも
症状の改善は見込め、また進行を
抑えることもできます。

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<椎間板ヘルニアの手術費用について>

 

脊椎の手術自体、非常に慎重で
難しい手技が必要になり、手術
時間も長いです。
大きな手術と言われる部類に入ります。

 

そのため、手術によって必ず
完治すると言える病気ではない
ですが、手術費用は高額です。

 

また、手術を行うにしてもその前
の検査費用もそれなりにかかります。

 

さらにしばらくは安静が必要な
ため、入院期間も1週間程度は
必要なことが多いです。

 

そのため、猫の椎間板ヘルニアの
手術費用は100.000円程度
平均的ですが、その他の検査や
入院費などすべて含めると
150.000~200.000円程度
必要になると思われます。

 

そしてその後のリハビリ期間
(状態によって数週間~数ヶ月)の
治療(主に投薬)代も必要になります。

 

退院しても、1~2ヶ月程度は
なるべく安静が必要です。

 

<まとめ>

 

猫の場合、加齢に伴いヘルニアを
発症している状態であれば、手術
は行わず、内科療法を勧める先生
が多いです。
(犬に比べ手術になる可能性が低いです)

 

どうしても高齢になってくると
猫は腎不全なども多く、血液検査
で引っかからずとも腎機能の把握
は難しいため全身麻酔の危険性
考慮されるためです。

 

また、椎間板ヘルニアは術後の
症状改善の予測が難しく、手術
時間も長いため、高齢の猫に
とってはリスクの高い手術と言えます。

高齢猫の全身麻酔や手術のリスクは?体に与える影響や負担は?

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そして椎間板ヘルニアは手術を
行わなくても命に関わる病気では
ないという点もあります。

 

さらに猫は身体能力が高いため、
後ろ足に多少の麻痺があっても
その状態に適応して比較的元気
に行動、生活できるためです。
(また、犬のように散歩もしないため)

 

ですから、症状にもよりますが
積極的に手術を勧める獣医師は
少ないように思います。

 

ただし、まだ若い場合(おおむね
8~10歳以下)は、その後の平均
寿命や病状の進行を考慮して手術
が適応とされることもあります。

 

どのような治療法になったとしても
椎間板ヘルニアは長く付き合って
いく病気になります。
最終的には介護が必要になることも
あります。

 

先のことも見据えて病状や治療に
ついて良く相談してくださいね。

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