検査と費用など

猫の造影検査!バリウムや尿路,脊髄など各種方法や費用まとめ!

猫の病気の診断のための検査で、
体全体の臓器や骨などの状態を
画像化して見るのがレントゲン
検査です。

 

しかし通常のレントゲン撮影では
写らない臓器の状態や形状を調べる
ため、また検査の精度を高めるため
には、造影剤を使用してレントゲン
撮影を行う『造影検査』が必要に
なることがあります。

 

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『造影検査』にも目的によって
各種あり、検査方法も異なりますが
こちらでは、主に猫に行われること
の多い造影検査についてまとめて
いますので参考にしてください。

 

<造影検査とは>

 

造影検査はレントゲンに写る
薬剤を注射、または口から飲むこと
によって異常部位の特定や変化を
調べる方法です。

 

猫で行われることの多い造影検査
としては、

*バリウム造影検査

*尿路造影検査

があります。

 

また猫ではあまり多くないですが、

*脊髄造影検査

もあります。

 

<バリウム造影検査>

 

バリウム検査は人の健康診断に
おいては良く行われる検査です。

 

主に食道や胃、腸などの消化管
の状態を詳細に見るもので、
硫酸バリウムを飲んで検査を
行います。

 

特に消化管などの臓器は、X線
の透過が良く、通常のレントゲン
検査では分かりにくいため、X線
画像に良く写り、胃壁や腸壁への
付着が良い硫酸バリウムを飲むこと
によって胃腸をクッキリと写し出す
ことができます。

 

そして猫でバリウム造影検査が
必要になるのは主に、

・異物の誤飲の疑い

・頻繁な嘔吐

・腫瘍の疑い

などです。

 

猫は、オモチャやヒモ、ゴムなど
のレントゲンには写らない異物の
誤飲が多いです。

 

また知らない間に飲み込んで
しまっていた場合などは、胃や腸に
詰まってしまって腸閉塞を起こし、
頻繁な嘔吐、食欲不振、元気消失
によってはじめて異変に気付くこと
がほとんどです。

 

症状から腸閉塞を疑っても
レントゲンでは診断が下せない
ため、このような時にバリウム
造影検査が必要になります。
(超音波検査で分かる場合もあります)

 

また同じく消化管の腫瘍の疑い
があるときや、毛球症などにも
バリウム検査が行われることが
あります。

 

『検査法』

消化管バリウム造影検査は、
口からバリウムを少しづつ飲ませ、
直後~30分後~60分後・・と
いった具合に直腸までバリウムが
流れるのを追っていく感じで
レントゲン撮影を行っていきます。
(調べたい部位によっても撮る時間
や枚数は異なります)

 

飲ませるバリウム量は体重1kg
あたり1~2cc程度です。
(バリウム液は人用と同じです)

 

バリウムを飲ませるのには
嫌がる猫さんが多いですが、
苦味などはないため、なんとか
頑張って飲んでもらいます。

 

その後は、時間ごとにレントゲン
を撮影していくだけです。
バリウム検査だけであれば、
日帰り、もしくは1泊程度の入院で
帰れます。

 

ただし、検査結果、状態によっては
そのまま全身麻酔をかけて開腹手術
や内視鏡検査、点滴入院になること
もあります。

 

『バリウム造影検査の費用』

撮影枚数にもよりますが、
10.000~20.000円が平均的です。

猫に誤飲の疑いが!?内視鏡検査や開腹手術の場合の費用は?

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<尿路造影検査>

 

尿石症や膀胱炎など泌尿器疾患
の多い猫では、尿路造影検査
比較的多く行われます。

 

繰り返す膀胱炎や原因不明の血尿が
続くなどの症状で治療の反応が悪い
場合などに通常の尿検査やX線検査
では分からない泌尿器(腎臓・膀胱・
尿道など)の状態を調べるために行われます。

 

尿路造影検査には、症状や調べ
たい部位によっていくつかの
種類がありますが、主なものと
しては、

*静脈性尿路造影検査

*逆行性尿道造影検査

があります。

 

<静脈性尿路造影・検査法>

 

主に、腎臓~尿管~膀胱にかけて
の状態を調べる検査です。

 

静脈から血管用ヨード性造影剤
を注射します。
これが腎臓に集まり、尿中に排泄
されるのですが、この造影剤に
よって尿が通常より白く写ります。

 

この尿の生成、流れがレントゲン
で確認できます。

 

これによって左右の腎臓の形態、
正常に機能しているか、また尿管
に閉塞や結石などはないか、
膀胱内に腫瘍はないか・・
などが分かります。

 

基本的に麻酔も必要なく行える検査
ですが、この検査は事前に血液検査
で腎機能のチェックが必要で異常
がある場合には行えません。

 

静脈性尿路造影の費用

薬剤投与、レントゲン撮影など
含め、7.000~8.000円程度
平均的です。

 

<逆行性尿道造影・検査法>

 

主に尿道の状態を調べる検査です。
結石や異物などによる尿道閉塞や
狭窄などが分かります。

 

何度も尿結石による尿道閉塞を
繰り返しているような場合には、
尿道自体が変型している場合も
多く、排尿がしづらくなっている
こともあります。

 

そのため、状況によっては尿道の
手術が必要になることもあり、
それを調べるためにも重要な検査です。

 

尿道(オシッコの出口)の方から
カテーテルを入れて、ヨード性
造影剤を注入、同時にレントゲン
撮影を行います。

 

麻酔なども必要なく行える検査
ですが、少し暴れる子などの
場合には軽く鎮静をかけてから
行うこともあります。

 

逆行性尿道造影の費用

薬剤投与、レントゲン撮影など
含め、8.000~10.000円程度
平均的です。

猫の尿石症の治療!手術が必要な症状とその場合の費用は?

 

<脊髄造影検査>

 

加齢による椎間板ヘルニアや事故
などによる脊椎骨折などで脊髄が
ダメージを受けると神経症状が出ます。

 

下半身麻痺、歩けない、後ろ足に
力が入らない・・
などの状態のときにその脊髄を
圧迫している損傷部位を特定、
状態を見るために行う検査です。

 

ダメージの状態にもよりますが、
もし手術を行うことで少しでも
改善の見込みがある場合に、
手術前に行う検査です。

 

『検査法』

 

脊髄造影検査は、全身麻酔下
で行われます。

 

検査部位の被毛を刈り、背中に
針を刺し、脊髄腔内にヨード性
造影剤を注入し、レントゲンを
撮ります。

 

脊髄造影検査は基本的に部位
特定後、そのまま手術(圧迫部位
の骨を削る、また骨折部位を
固定など)に入ることが多いです。

 

ただし、脊髄造影は検査自体も
危険を伴い、難易度が高く、
また脊椎の手術も経験と技術を
要します。

 

そのため、脊髄造影検査は
行ってない病院も多いです。
経験豊富な獣医師にお願いした
方がいい検査です。

 

『脊髄造影検査の費用』

全身麻酔、薬剤投与、レントゲン
撮影など含め、
20.000~30.000円が平均的
ですが、検査と手術を同時に行う
場合には、込みで100.000円~
はかかると思われます。

 

いずれにしても造影検査は通常の
検査より、時間も費用もかかる
精密検査です。

 

検査前にはしっかりと検査の内容
や危険性などの話を聞いてくださいね。

 

<関連記事>

猫の全身麻酔における後遺症や副作用、死亡率などについて!

 

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