猫の病気

猫の知覚過敏症とは?原因や症状と治療法や対処法について!

猫の神経系の疾患の一つに
『知覚神経過敏症』という病気が
あります。

 

どちらかと言うと精神的な
病気いうイメージに近い
ですが、症状はさまざまで
軽度な場合は見過ごされてしまう
ことも多い病気です。

 

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猫は本来、神経質でストレスを
受けやすい動物だと知られて
いるため、なんらかの変わった
行動も神経質だから・・と
受け取られがちです。

 

しかし、実はそれが病気
(知覚過敏症)によるものの場合
も多いのです。

 

では知覚(神経)過敏症とは
どのような病気なのでしょうか。

 

<知覚過敏症とは?症状は?>

 

猫の知覚過敏症は、いわゆる
異常な行動異常な活動性を示す
病気です。

 

そして異常行動は個体差もあり
さまざまです。

 

軽度なものであれば、

*背中などの皮膚がピクピクと
痙攣したような動き

*過剰なグルーミングをする
(脱毛するほど舐め続けたり
引っ掻いたり)

*目がランランとなって一点を
凝視する

*原因も分からず鳴き続ける

 

さらに中度になると、

*突然、走り回ったり暴れたりする

*過度の興奮が治まらない

*自分の尻尾を追いかけたり、
血が出るまで噛み付いたりする

 

さらに、重度な場合、

*飼い主に威嚇したり、本気で
襲いかかってくることも

 

そしてこれらは突然起きます。
これらの行動が誘発されるキッカケ
が、例えば大きな声や物音などと
分かる場合もありますが、飼い主
にとっては全く分からない場合も
多いのです。

 

これら、異常行動が現れていない
ときには普通に問題なく日常生活
を送っていることがほとんどで、
しいて言えば元々、怖がりだったり
過度に神経質な子に起きやすい
とはされています。

<知覚過敏症の原因は?>

 

残念ながら、知覚過敏症の原因は
分かっていません。

 

さらに知覚過敏症だと言う診断も
難しいため、ハッキリと診断
されることも少ないと言えます。

 

同じく神経系や精神系で同じような
症状が起きる可能性のある病気
を検査で排除していき、それらの
異常が見つからなければ
『知覚過敏症の可能性が高い』と
言った診断になることがほとんどです。

 

また、症状も個体差があり、
上記に挙げた軽度のものであれば
通常のちょっと神経質な猫なら
起こり得る行動とも言え、また
特に家庭内で起きたその異常行動
は飼い主さんしか見ていないため、
話だけでは獣医師も把握しにくい
という問題もあります。

 

知覚過敏症の子は症状が出ている
ときには動物病院でももちろん
攻撃性は発揮しますが、怖がりの
猫さんは動物病院では凶暴になる
子も多いですので、病院での状態
だけでは判断もできないと言えます。

 

ですから、もし気になる症状が
見られる場合は動画に撮っておく
ことをオススメします。

 

さらに、けいれんのような症状は
代表的なものであれば『てんかん』
またその他の病気の合併症でも
起こりえます。

 

そして『てんかん』も診断は非常に
難しいものです。

 

さらに、活動性が増す症状では
猫では『甲状腺機能亢進症』
あります。(これは血液検査で
分かります)

 

また、精神的、また肉体的な
ストレスによって知覚過敏症の
症状が引き起こされている場合
は他の何らかの病気すべてが
キッカケにもなり得るわけです。

 

検査などですぐ分かる病気なら
まだ診断や治療の目処も立ちます
が、そうでない病気も多いです。

 

特に、神経系の病気の場合は、
さまざまな可能性が考えられ、
それらすべてを精密に検査して診断
を下すとなると、CTやMRIの検査が
必要になります。

 

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<知覚過敏症の治療法は?>

 

もし、他の疾患などが見つかり、
それが引き金になっている可能性
があるのであればそちらの治療を
行います。

 

しかし、完治する病気であり、
その後、知覚過敏の症状も出なく
なればいいですが、なかなか
難しいことが多いとされています。

 

そして、原因が分からない場合には
知覚過敏の治療は非常に困難で、
その状態に応じて対処療法で症状を
抑えつつ、行動療法環境改善など
を行っていくことが望ましいです。

 

症状が軽度で日常生活において
支障が出ない程度であればなるべく
ストレスを与えないように環境に
注意する程度でも症状を抑え
られることもあります。

 

ただ、中度~重度になり自傷行為
のようなことや飼い主に対しての
攻撃性が出てくるような場合には
専門家による治療が必要になります。

 

 

『行動療法・環境改善』

行動療法は、もともと犬で多く
行われる手法ですが、噛み付きや
無駄吠えなどいわゆる問題行動の
改善のために行われるもので、
近年徐々に知られてくるようになりました。

 

しつけやトレーニングとはまた
異なるもので、場合によっては薬剤
などを使うこともあり、現在では
行動療法専門の獣医師も増えてきています。

 

猫の場合は不適切なマーキング
や爪とぎなどでお困りの場合、
行動療法を行うこともあります。

 

知覚過敏症の場合にも基本的な
情報収集は同じで、

・家庭環境

・家族構成

・部屋の間取り

・飼育環境

・食事

・トイレ

・猫さんの生い立ち

などなど細かなことまですべて
を把握し、猫にとってストレス
なく過ごせる環境か?などの
診断から始まり、どんなときに
知覚過敏の症状が出現するのか?

などなど・・情報をもとに
綿密な治療プランが立てられます。

 

そして実際の行動は飼い主さんが
行うものであり、猫との接し方、
また猫の行動を管理することで
治療が進められていきます。

 

ですから、これらは飼い主さんの
強い意志と根気がないと続けら
れるものではないです。

 

また、実際に神経系から来ている
と考えられる知覚過敏の場合には
どこまでの治療効果が望めるかは
未知数とも言えます。

 

『薬物療法』

基本的に薬物療法は行動療法
との併用が基本です。

・抗不安薬

・抗うつ薬

など分離不安症などに使われる
薬剤などになります。

 

攻撃性や興奮などの緩和の目的
になります。

 

また、神経系が考えられるとき
には抗てんかん薬などを使うこと
もあります。

 

完治は難しい病気ですが、
行動療法や薬物療法を組み合わせ
適切な対処を行うことで発症の
頻度を減らせたり、症状の軽減は
十分可能だと思います。

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<まとめ>

 

知覚過敏症は、猫種によって
先天性疾患の可能性も高いと
言われています。

 

アビシニアンやその長毛種として
知られるソマリ、またシャム(サイ
アミーズ)やその交配種である
バーミーズなどが多く発症して
います。

 

確かにアビシニアンは多いですね。
もともと神経質なイメージが強く
甘えん坊な面も持ち合わせ、人
との距離が近い猫ですが、病院
などで見るアビシニアンは凶暴性
が群を抜いています。

 

そのため、キレやすい猫という
イメージは古くからあり、昔は
知覚過敏症などという病名も
ほぼ知られておらず、そういう
タイプの猫なんだと思っていた
ところもあるのですが、それが
先天的な病気からだとすれば
なんとも可哀想な話ですね・・

 

もちろん、現在では雑種の猫さん
でもさまざまな純血種の血が
混ざっていることも多いため、
どんな猫さんが発症してもおかしく
ないと言えます。

 

また、先天性な要素だけでなく
生まれ育った環境や他の疾患
など後天的な要素で発症して
しまうこともあります。

 

今は野良猫の問題や猫の健康の
こともあり、室内飼育を徹底する
風潮にあります。

 

確かにそれは大事なことであり
必要なことです。

 

しかし、室内だけで刺激が足りない
生活をしていると色んな意味で
ストレスが溜まってしまいそれに
よってさまざまな問題行動や病気の
元になってしまうことも多いのだと
思います。

 

猫は犬のように構ってやらなく
ても放っておいても大丈夫だから
楽に飼える・・などと言う勝手
なイメージも持たれています。

 

でも実際そうではないことは
猫の本来の生態、神経質なところ
から見ても分かります。

 

猫は犬のように感情を表に
出して訴えることをしない動物です。

 

そのため、ストレスを感じると
それがさまざまな行動となって
現れてきてしまうのです。

 

ですから、室内飼育でも
しっかりと猫さんが満足できる
環境を整えてあげ、遊びなどの
刺激も与えてあげることが大事なのです。

 

そして猫は神経質でストレスを
溜めやすい動物だと言うことを
常にしっかりと意識して生活を
見守ってあげましょう。

 

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