ガン・腫瘍

猫の乳がんの再発!手術や治療の選択と予後について!

猫の乳腺腫瘍は非常に悪性度
が高く、約80%は『乳癌』です。

 

乳がんは性ホルモン
(エストロゲンやプロゲステロン)
の関連性が高い病気です。

 

そのため、未避妊の猫での発症が
圧倒的に多く、またなるべく早期
(生後6ヶ月~1年)に避妊手術を
行った猫では発症リスクが大幅に
低下することが分かっています。

 

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猫の乳がんの治療は外科療法に
よる『手術』が基本です。

 

手術によって腫瘍を切除、さらに
未避妊の場合には再発の予防の
ためにも避妊手術も同時に行うのが
一般的です。

 

そしてこのときの手術の切除範囲に
よって再発の可能性も変わってくる
ことが多いです。

 

<乳がんの手術と再発予防>

 

猫の乳首は左右に4~5個ずつ、
合計で8~10個ほどあります。
(個体差があります)

 

上は前足の付け根の近くから
下も後ろ足の付け根まで、いわゆる
胸やお腹の部分全体に乳首が並んで
いてその周りに乳腺があります。

 

そして、乳がんの場合、まず転移
するのが他の乳腺です。

 

ですから、発見したときにはすでに
乳がんは一ヶ所だけではないことも
多いです。

 

複数できていて腹部~胸部全体
がボコボコのときもあります。

 

そして手術としては、腫瘍部位を
含め、広範囲に切除をします。

 

すでにできている腫瘍はもちろん
ですが、再発の予防のためには
腫瘍ができていない乳腺まで切除
しておく・・というのが猫の乳がん
の手術の基本です。

 

その時点では腫瘍が分からなくても
すでに腫瘍の種は飛んでいる可能性
もあるためです。

 

ですから必然的に切除範囲は
大きくなります。

 

猫さんの状態や年齢、また病院に
よっても変わりますが、一気に
全部の乳腺を摘出する場合もあれ
ば、片側ずつ2回に分けて行う場合もあります。

 

ただし、飼い主さんの要望も
もちろんありますので、広範囲の
手術は望まず、腫瘍ができている
部位だけと仰る方もいらっしゃいます。

 

もちろん、飼い主さんの意向が
一番大事です。
しかし、乳腺を残していると
再発の可能性は高くなります。
(乳腺全部を摘出していたとしても
再発の可能性がないわけではありません。)

 

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<乳がんが再発した場合>

 

残っている乳腺や手術で切除した
すぐ近辺にがんが再発すること
があります。

 

この場合、治療法としてはやはり
第一選択は手術です。

 

そして、2度目の手術を行う場合、
今度こそ再発を防ぐために残りの
乳腺も全部摘出するのが望ましい
です。(残っている場合)

 

もちろん他の臓器への転移の有無や
猫さんの年齢、状態によります。

 

しかし、二回目の手術は望まない
飼い主さんも多いです。

何度も手術は可哀想・・
一度目の手術のとき回復までに
時間がかかった・・

などなど・・さまざまな想いがあります。

 

これは飼い主さん個人個人の考え方
によるものですので、そこは獣医師
と良く相談することが大事です。

 

手術を行わない場合、どのような
経過を辿っていくのか?

 

手術を行わず内科的療法(抗がん剤
やステロイド、免疫療法など)で
効果はあるのか?

 

他の臓器への転移の可能性は?

など。

 

<乳がん再発の経過と予後>

 

*手術を行った場合

早期に再発を発見でき、他の臓器
に転移も見つからず、手術が行えた
場合は、個体差はありますが、
予後は比較的良好なことが多いです。

 

定期的な検査で再発や転移がないか
のチェックを行いながら、状態に
よっては抗がん剤免疫療法など
を検討してみるのもいいと思います。

猫の癌治療!免疫療法の効果や費用は?副作用なくQOL向上を期待!

 

*手術を行わなかった場合

基本的に出来ている腫瘍を
抗がん剤や他の治療で小さくする
ことはできません。

 

そのため何らかの治療を行った
場合、進行(大きくなる)を遅く
することは可能な場合もありますが、
それでも少しずつ大きくなり、
やがて自壊します。

 

また何の治療も行わなかった場合
は数ヶ月程度で自壊することも
あります。
(乳がんの進行は早いです)

 

そして乳がんが乳腺だけに留まらず
他の臓器に転移する場合、多くが
肺への転移です。

 

肺がんになると末期には呼吸困難
や咳などの症状が見られます。

猫の乳がんが肺に転移!経過や症状と治療、予後について!

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乳がんの進行や転移は個体差が
あるため、状況はそれぞれです。

 

また治療をどうするかは、
さまざまな考えもあると思います。

 

猫の乳がんについてはその大きさ
によって一般的な余命のデータ
があり、腫瘍の大きさが3cmを
超えると余命は約半年と
されています。
(2cm以下:約3年
3cm以下:約2年)

 

3cmを超えると一気に余命は
短くなるのですがこれは、腫瘍
が大きくなればなるほどすでに
他の臓器に転移している可能性
が高いということです。

 

これは、猫(犬も)の場合、通常の
検査では発見できないレベルの
転移があると考えるということです。

 

CTやMRIなどの検査でしか
分からない小さなものであれば
レントゲンや超音波での発見は
困難であり、ほとんどの動物病院
ではCTやMRIの設備はありません。

 

ですから、再発でもとにかく
治療をするのであればなるべく
小さな早期のうちに・・

 

年齢にもよります。
すでに猫の平均寿命に近い場合
や超えている場合などはもう
積極的治療を行わないという
考えもあると思います。

 

ただ、まだ比較的若く、平均的
な寿命までに3年以上ある場合は
手術できる体の状態であれば
手術をするべきだと思います。

 

というのも、乳がんの自壊は
猫さんにとっても相当のストレス
を伴うことであり当然飼い主さん
も大変です。

猫の乳がんの自壊!痛みや出血,膿など症状と治療法について!

 

個人的な意見ですが、乳がんの
自壊の痛み、ストレスを抱えた
まま余生を過ごさせるのは、
ちょっと酷い気がします。

 

手術は当然、猫さんの体に負担を
かけることになります。
ただ、それも一時です。
体の状態が悪くなければ回復は
早いです。

 

さまざまな状況、生活環境、
飼い主さんの気持ち、色々と
あるのは当然です。
悩むのも当然です。

 

獣医師とも良く話をして色々な
可能性を聞いてみてくださいね。

 

<関連記事>

猫の乳がんの抗がん剤治療について!効果や副作用と予後など!

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