口内炎

猫の口内炎の治療!ステロイドの効果や副作用について!

猫の口腔内の疾患で激しい
痛みを伴うのが口内炎です。

 

そして猫の口内炎は比較的多く
見られ、約7%ほどの猫さんが
罹患しているとされています。

 

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猫の口内炎は『難治性口内炎』
とも呼ばれる非常に治療の難しい
病気です。

 

原因もはっきりとは分かって
おらず、

*ウイルス疾患
*細菌感染
*免疫の低下
*過剰な免疫
*アレルギー
*栄養学的な問題

などなど、さまざまな要因が
考えられ、またこれらが複合的に
絡み合っている場合も多いとされています。

 

そのため、ほとんどの場合で、
内科的な対処療法を行いながら、
症状を抑え・・また痛みが出たら
お薬で・・という繰り返しの治療
になることが多いです。

 

生涯付きまとう病気とも言えます。

 

そして口内炎の対処療法で一般的に
使われる薬剤がステロイド
呼ばれる副腎皮質ホルモン剤です。

 

ステロイドと言うとあまり
良いイメージはなく、どちらかと
言うと悪いイメージしかないですよね。

 

しかし、ステロイドはさまざまな
病気のあらゆる場面で使われる
非常に効果の高いと言われるお薬です。

 

そこで今回は猫の口内炎に
おいてのステロイド治療やその
効果、また一番気になる副作用に
ついてまとめてみました。

 

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<口内炎に使用されるステロイド>

 

ステロイドは副腎から作られる
副腎皮質ホルモンの1つで、
コルチコステロイドとも呼ばれます。

 

そしてこのコルチコステロイド
をお薬にしたものが一般的に
「プレドニゾロン」というお薬です。

 

さらに、このプレドニゾロンを
長期持続型にしたものが、
メチルプレドニゾロンの
「デポメドロール」というお薬です。

 

猫の口内炎では主にこの2つの
ステロイドが使われます。

 

<効果は?>

 

ステロイドの薬理作用は
さまざまなものがありますが、
その中でも特に強力な作用が

*抗炎症作用

*免疫抑制作用

です。

 

*抗炎症作用

組織のステロイド受容体と結合、
タンパク質の量を調整することで
痛みや炎症を起こす物質の生成を
抑える。

炎症を悪化させるサイトカインや
プロスタグランジンの産生を抑制する。

 

*免疫抑制作用

白血球の中のリンパ球の働きを
弱めることによって免疫グロブリン
(抗体)が減少、免疫の働きを抑制する。

 

猫の口内炎の場合は、この強力な
抗炎症作用によって痛みが改善
され、食欲が戻ることにより、
元気を取り戻します。

 

ただし、薬の作用によって
炎症や痛みを抑えているだけで
根本的な治療ではないため、
薬が切れるとまた症状が現れます。

 

つまり、状態にもよりますが、
口内炎が完治しない限り、
痛み⇒ステロイド投与
の繰り返しとなります。

 

そのため、ステロイドの長期化や
連用による副作用が心配になってきます。

 

<副作用は?>

 

なぜ、ステロイドは副作用が
強い、多いと言われるのか?

 

ステロイドの使用が長期になると
本来ステロイドを作っている
副腎がだんだんステロイドを
作らなくなってきます。

 

その状態でステロイドの服用を
止めてしまうと当然ステロイド
が足りなくなり、さまざまな
問題を起こすことになります。
(アジソン病、最悪は死亡)

 

また、ステロイドの過剰投与も
問題で、感染症にかかりやすく
なったり、糖尿病の危険もあります。

 

しかし、これらの特徴を理解して
薬の投与を慎重に行えば、
副作用のリスクは少なく、疾患
に対しては抜群の効果を発揮する
とても良い薬とも言えるのです。

 

ただし、口内炎の場合、
難治性であり、程度の違いは
あれど、完治を目指した外科治療
(全抜歯など)を行わない限りは
基本的に一生付き合っていく病気です。

 

ですから極力、頻繁な投与は
避け、薬の量や与え方を慎重に
考えていく必要があります。

 

そして、猫の口内炎の治療では、
効果が短期型のプレドニゾロン
長期型のデポメドロールがあります。

 

プレドニゾロンの場合は、
投与後だいたい半日程度で
効果は切れてきます。

 

ですから数日続けて、量を減らし
ながらお薬を切っていくという
使い方がされます。

 

薬を切ったからと言ってすぐに
痛みが出てくるわけではない
ので、様子を見ながらの投与に
なります。

 

少量ずつ一日おきで続けたり、
週に2回程度にしたりなど低用量
で維持していく方法が取られます。

 

一方、デポメドロールの場合は
一度の注射で約2ヶ月程度効果が
持続します。

 

その後も数ヶ月は問題なく
過ごせることもあり、年に2~3回
の注射で痛みを抑制できる場合
もあります。(個体差あり)

 

薬を飲ませる手間もないため、
楽といえば楽です。

 

猫の口内炎の場合は、
口の中の痛みが激しいため
お薬を飲ませるのが大変で難しい
こともあるため、そのような場合
にはデポメドロールが使われることも多いです。

 

 

病院や獣医師の考えによっても
どちらを使うか判断は変わります
が、お薬を飲ませることが可能で
あれば、プレドニゾロンの内服薬
を勧める先生が多いです。

 

どうしてもデポメドロールの
場合、長期持続のため副作用も
出やすいとされます。

 

また、一度の注射でお薬を入れる
ため、副作用が強く出てしまった
り、何かあっても途中でお薬を
やめることも量を調整することもできません。

 

このようなことから、安全性、
また長期的な治療が続くことを
考えても、飲み薬のプレドニゾロン
が安心と考えられます。

 

<主な副作用>

 

犬や猫に見られるステロイドの
副作用で短期的なものとして

*食欲増進

*多飲多尿

があり、これはほとんどの犬猫
で出現します。

 

その他、投与量や個体差に
よりますが、

*嘔吐や下痢などの消化器症状

*皮膚などの感染症

が見られることがあります。

 

また、長期間の投与(高用量で
2ヶ月以上、低用量で1年)に
よって

*筋肉低下

*皮膚薄弱

*肥満

*肝臓障害

*糖尿病

*胃や十二指腸潰瘍

*副腎の機能低下(クッシング)

などが起こる可能性があります

 

年齢や原因にもよりますが、
永続的な治療を考えたら、
思い切って全抜歯などの外科的
な治療を検討してみる方がいい
場合もあります。

 

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