腎不全

猫の慢性腎不全と尿検査!尿比重との関係性や数値で見る進行度!

猫の宿命とも言える慢性腎不全。

早期発見によって延命も可能
ですが、完治する病気では
ありません。

 

そして致命的なのが、検査を
して異常値が出るときにはすでに
腎機能の約75%が失われている
(つまり初期ではない)ということです。

 

失われた機能は元に戻すことは
できません。

 

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ただし、2016年7月より可能に
なり、腎機能の40%が失われた
時点で異常が発見できるという
腎機能マーカーのSDMAという
検査法があります。

 

こちらも血液検査(外注検査)
ですが、まだ新しい検査法ですので、
実際の有効性については検証の
余地はあるようです。
(他の検査などとの併用で腎機能
の評価が必要)

猫の腎不全を早期発見する検査!腎機能マーカーSDMAとは?

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そして、慢性腎不全の診断のための
検査としては主に

・BUN(血液尿素窒素)
・CRE(血清クレアチニン)

の数値を見る血液検査。

・尿比重
・尿タンパク

を見る尿検査が行われます。

 

慢性腎不全では基本的にCREの
数値によって重症度を見るため
血液検査が重要視されます。

 

しかし、実は尿検査も非常に重要
なのです。

猫の腎不全用の処方食の種類や価格と食べない時の対策など!

<慢性腎不全と尿検査>

 

目に見えては分かりませんが、
慢性腎不全の初期の症状はオシッコ
に現れています。
(多尿という目に見える症状も
そうですが)

 

腎機能が低下すると
濃いオシッコを作れなくなるため、
濃度の薄いオシッコになります。
そのため、尿比重が低くなります。

(尿比重=尿中の水分と尿素や
塩化ナトリウムなど水分以外
の物質の割合を算出した数値で
腎機能を調べるための指標の一つです。)

 

また、腎機能(糸球体のろ過機能)
が低下すると血液中の栄養分
(たんぱく質など)が尿中に出てしまう
ため、たんぱく尿も見られます。

 

ですから尿検査だけでも
慢性腎不全の可能性や進行度など
ある程度の予測はできるのです。

 

ただし、確定診断は血液検査も
必要ですし、慢性腎不全でも
必ずしも尿比重の低下が見られる
わけではありません。

 

<尿比重の数値で見る進行度>

 

そして腎不全の重症度判定の
IRIS(国際獣医腎臓病研究グループ)
のステージ分類では尿比重の数値
は以下のとおりです。
(猫の正常値は1.035~1.060です)

一般的には正常値の1.035を
下回り、たんぱく尿が見られると
慢性腎不全の可能性が疑われます。

 

そして猫の慢性腎不全において
尿比重が低下してくるのは
腎機能の66%以上が失われた状態
とされています。

 

つまり、通常の血液検査によって
CREの数値に異常が発見された
時点で75%の腎機能は失われて
いるので、尿検査ではそれよりも
早く腎不全が発見できる可能性
あるのです。

 

さらに、尿検査であれば自宅で
尿を採取して持っていくだけでも
検査できますし、検査費用も
血液検査よりお安いです。
(半額~半額以下)

猫の尿検査に必要なオシッコを家で上手に取る方法を紹介!

 

もちろん、それで異常が出て
腎不全が疑われるとなれば血液検査
が必要になりますが。

 

しかし手軽にできる尿検査で腎不全
を少しでも早く発見できれば幸い
と言えます。

猫の慢性腎不全!初期に分かりやすい症状や治療法は?

 

また猫は尿石症などの泌尿器疾患
も多いですし、糖尿病も多いです。

 

これらも尿検査によって早期発見
が可能です。

 

尿検査は、猫の健康維持、
病気の早期発見重要なカギ
なる検査なのです。

 

極度に病院嫌いな猫さんや
すぐには連れて行くことが
できないような状況でもまずは
オシッコだけ採取して尿検査を
行うということも十分アリだと思います。

 

猫にとって『オシッコ』とは
健康のバロメーターであり、
病気(体調の悪さ)を隠すという
生態を持つ猫にとっては唯一の
SOSサインとも言えます。

 

それに気付いてあげるのが
飼い主さんの役目ですね。

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