ガン・腫瘍

猫の乳がん!手術しない場合の病状の進行や治療について!

メス猫の乳腺にできる悪性腫瘍、
乳がん。

 

猫は全身が被毛で覆われている
こともあり、発見が遅れること
も多いです。

 

また気付いたときには、すでに
一ヶ所ではなく、多数できている
こともあります。

 

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そして、猫の乳腺腫瘍は90%が
悪性という非常に怖い病気です。

 

そのため、発見、即手術による
切除という治療が第一選択
なります。

 

腫瘍の治療には抗がん剤や、
免疫療法などいろいろありますが
基本的には、現在ある腫瘍を手術に
よって切除してその後の再発防止と
して他の治療法を行うのが一般的です。

 

ですから、猫さんに乳腺腫瘍が
できて病院を受診した場合、
まず手術を勧められます。

 

獣医師が猫の乳腺腫瘍の症例で
第一選択で手術を勧めない場合
というのは、

*猫の年齢(高齢)

*腎不全などで麻酔が危険な場合

*他の臓器(主に肺)に転移がある場合

などです。

 

 

<猫の年齢>

かなりの高齢の場合(15歳以上)
平均的な猫の寿命、また腫瘍を
放置した場合に考えられる余命
などを考慮し、積極的な治療は
勧めない場合も多いです。

 

<麻酔のリスク>

 

腎臓や肝臓の機能が悪くなって
いる場合、また心臓の病気などが
ある場合は全身麻酔が危険になる
ため、手術はできません。

 

この場合、程度や状態にも
より、治療によって改善する病状
であればそちらの治療を優先して
状態が改善されればその後に手術
ということもあります。

 

<すでに転移している場合>

 

猫の乳がんは肺に転移することが
多いです。

 

そして、転移が見られた場合には
残りの余命なども考慮した上、
手術以外の抗がん剤や免疫療法
などの治療を勧められることが
多いです。

 

ただし、もう自壊(腫瘍が破裂)
寸前の大きさで、まだ全身状態が
悪くない場合、大きな腫瘍部分
だけ切除する場合もあります。

 

 

これらは腫瘍の状態や全身状態
の検査をした上で獣医師より
説明があります。

 

しかし、飼い主さんによっては、
手術ができる状態で勧められても
手術に踏み切れない、
手術はしたくない、
という方もいらっしゃいます。

 

これには、飼い主の方個人個人の
考え方にもよりますが、

*手術に対する怖いイメージ
*痛い思いをさせるのは可哀想
*そこまでして長生きは望まない
*金銭的負担の問題

などがあるようです。

 

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では、乳がんにおいて手術を
しない場合、その後どのような
経過を辿るのでしょうか・・

 

<自壊・痛み・貧血>

 

猫の乳腺腫瘍は進行も早いため、
あっという間に大きくなります。

 

そして大きくなると表面の
を覆っていた皮膚が裂け、腫瘍
部分が破裂、剥き出しになります。

 

これを自壊(じかい)と言います。
腫瘍が概ね4~5cmを超えると自壊します。

 

自壊に至るまでにも相当な痛み
を伴いますし、自壊してからも
常に痛みは付きまといます。

 

また、自壊した部分からは常に
出血や膿が続きます。
匂いも強烈な悪臭が出ます。
虫(ウジ)が湧くこともあります。

 

そして残念ながら自壊した腫瘍
の治療法というのはありません。

 

消毒しても薬を塗っても治る
ことはありません。

 

ある程度、状態を改善することは
できることもありますが一時的な
ものであり、またすぐに元に
戻ってしまいます。

 

少しでも悪化を防ぐため、
消毒や塗り薬でケアをしつつ、
ガーゼや腹帯を当て、血や膿が
垂れないように、また猫さんが
自分で舐めてさらに悪化させない
ように保護する程度の治療しかできません。

 

常に膿や浸出液、出血があるため、
頻繁にガーゼ交換をしないと
腹帯や服を着せていても濡れて
汚れ、垂れてくるため部屋も汚れます。

 

そして、この時点ですでに
猫さんの状態も悪く、余命が短い
場合もあれば、まだ転移もなく、
元気な場合もあります。

 

そのため、自壊してから
やっぱり手術してください。という
飼い主さんが多いのも事実です。

 

腫瘍自体は大きくても自壊して
いても手術で切除することは可能です。

 

転移がなく、麻酔もかけられる
状態であればそれから手術を行う
ケースも多いです。

 

ただ、自壊してからでは常に出血
が続くことから貧血を起こし、
また持続的な痛みのために一気に
衰弱してしまいます。

 

そのため、自壊前に比べて
全身麻酔(手術)のリスクは上がる
とは言えます。

 

ですから、本当は自壊前に手術
するのが猫にとっても飼い主さんに
とってもベストな選択なのです。

 

猫の乳がんでは最終的には
肺に転移し、咳や呼吸困難などの
症状が出現、またがん悪液質の
ため栄養失調も起きます。
そして最期を迎えるようになります。

 

この経過を遅らせるためには、
自壊前の腫瘍が小さなうちに
切除し、再発の予防をすることが
大事です。

 

手術によるリスクと腫瘍を放置して
自壊したときのリスクを比べると
やはり、手術ができる状態で
あれば手術をするべきだと思います。

 

<関連記事>

猫の乳がんの自壊!痛みや出血,膿など症状と治療法について!

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(1)猫の乳腺腫瘍(乳がん)の症状は?悪性や転移の可能性は?

 

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