猫の発情期にはオスメスで
違いはあれど、いずれも普段
とは違う行動が見られます。
一番分かりやすいのは
うるさく鳴くようになること
ですよね。
特に夜鳴きは大変です。
またオス猫の場合には尿を
撒き散らすスプレー行動も
見られることが多いですね。
スポンサーリンク
その他、個体差はありますが、
発情期に見られる特徴的な変化や
しぐさなど・・
どのようなものがあるのでしょうか。
<オス猫の場合>
オス猫の発情は、基本的に
発情したメス猫の匂いに誘発
されて起こります。
室内飼育で同じ家に発情した
メス猫がいない場合に発情の
ような行動が見られる場合は、
外から発情しているメス猫の
匂いを感じ取っていることが多いです。
*うるさく鳴く
*外に出たがる
*尿スプレーをする
*落ち着きがなくなる
*他の猫やぬいぐるみなどに
マウンティング(擬似行為)をする
*飼い主の手や足に噛み付いたり
マウンティングすることもある
などが挙げられます。
オス猫のマウンティングの
ような行動は腰から後ろ足が
ヘコヘコと力が抜けたような
感じにも見えます。
擬似行為はこんな感じです↓
youtube 01bkm
<メス猫の発情期の分泌物や匂い>
どちらかと言うとオス猫より
メス猫の発情の方が、特徴的な
ポーズやしぐさが見られます。
メス猫は本格的な発情期に
入ると、オス猫を誘発するための
フェロモンが放出されます。
これは通常、猫同士で嗅ぎ取る
もので、人間は分からないことが
多いのですが、匂いに敏感な方や
嗅覚が優れている方などは匂いの
違いを感じ取れるようです。
そして、陰部からオリモノの
ような少量の分泌物が出る場合
もあります。
透明か少し白っぽく濁った液体
が1滴2滴と少量ですが、発情行動
をしている猫さんがいた場所に
落ちていることがあります。
(出血はしません)
もちろん、個体差がありまったく
分泌物のない子も多いです。
ちなみにウチの猫はありましたが。
ただし、大量の膿状のオリモノや
出血は発情に伴う分泌物では
なく、病気の可能性が高いため
注意しましょう。
(その場合は、発情後に数週間~
一ヶ月程経って出ることが多いです。)

<メス猫の発情ポーズやしぐさ>
発情前期では床でゴロゴロしたり
甘えたり、少し鳴き声が変わって
くる程度ですが、本格的な発情期
に入るとオスを迎え入れる体制の
ポーズが見られます。
画像のように尻尾は左右どちらかに
倒して歩きます。
猫は尻尾を振ったり、立てたり
太くしたりして感情を表します
が、この尻尾を横に倒した姿勢
が見られるのは発情期だけです。
出展:https://www.youtube.com/
そして、ほふく前進のような
体勢を取りながらも下半身は
上に上げ、尻尾は倒したまま
お尻を突き出すようにします。
youtube yniino3
そして、後ろ足をフミフミ
します。
このときに何とも言えない
鳴き声を発することも多いです。
このような行動のあとで
その場に分泌物が落ちている
ことがあります。
そして、このポーズを繰り返し
ながら床をゴロゴロと転げ回ったり、
家具にスリスリしたり、人にも
擦り寄ってきたりします。
メス猫の場合、このような
発情期は4日~10日ほど続きます。
この間にオス猫との交尾があれば
交尾後24時間で排卵が起き、
その後24時間で受胎しますので
交尾の約2日後には発情は止まります。

交尾できない発情期の猫は
激しいストレスを抱えることに
なります。
子供を生ませる予定がないので
あれば早めに不妊手術をして
あげましょう。