オセロットとは
ネコ科動物の中でもその毛並み
の美しさは最上級だと言われる
オセロット。
パッと見はヒョウのようにも
見えるワイルドさながら、
その顔はとても愛らしく、人にも
良く懐くことから一時期はペット
としても人気の高かったネコです。
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オセロットは、ヤマネコの一種で
ネコ科オセロット族に分類される
中型サイズのネコです。
北アメリカから南アメリカ、
アルゼンチン北部などに生息しています。
アメリカの「小さなトラ」とも
言われ、オセロットはメキシコ語
の野生のトラという意味の
「トラロセロトル」からついた名前です。
出展:https://www.youtube.com/watch?v=Uz6K3Y4nJW8
<オセロットの生態、性格は?>
オセロットは標高1.200m以下の
森林、マングローブ林などの
熱帯雨林に生息し、他のネコ科
動物のように単独で行動します。
夜行性で小動物や鳥類、爬虫類
や魚などを捕食します。
ネコ科動物の中では、水の中も
平気で泳ぎも上手いのが特徴です。
体長は60~100cm
尻尾は28~40cm
体重は10~16kg
イエネコの2~3倍程度の大きさです。
四肢は短めでガッシリとしていて
耳が小ぶりで丸っこいのが
可愛らしい印象です。
体全体に黒いリング状の模様が
あり、耳の後ろにはトラのように
白い斑があります。
出展:http://www.pz-garden.stardust31.com/
妊娠期間はイエネコより少し長め
(イエネコは約60日)の70~80日で
1~4匹の子猫を産みます。
出展:http://kawaiidoubutu.mamagoto.com/Entry/791/
子猫が成猫になるのは1年~1年半
で親猫から離れて自分で縄張りを
持って生活するようになります。
オセロットの寿命は、飼育下
では20年近く生きることもある
ようですが、野生下では7~8年と
短いようです。
イエネコの室内飼育と野良猫の
寿命と同じ感じですね。
そして、オセロットはなんと
言っても人に慣れやすく、
甘えん坊、遊びたがりな性格が
人気です♪
警戒心の強いヤマネコの中では
珍しいタイプです。
出展:http://news.rabbitalk.com/archives/1019382502.html
youtube Brave Wilderness
しかし、ペットとして人気が
高かったことや、その毛並みの
美しさから毛皮目的の乱獲が
続き、個体数が激減。
現在では国際自然保護連合に
よって絶滅危惧種に指定されて
テキサス州などでは野生動物保護区
で生息調査などが行われています。
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<オセロットを飼育するには?価格は?>
見かけも性格も可愛くて・・
ぜひオセロット飼ってみたい!
という大型の猫好きさんも多い
ようですが・・
残念ながら、絶滅危惧種に指定
されている現在では、手に入れる
のは非常に難しいようです。
サーバルキャットなど輸入動物を
扱う国内の会社などもありますが
オセロットの扱いはないようです。
また、直に南米から輸入・・
なども考えてみるとそもそも
絶滅危惧種なので野生の子猫を
捕まえることはできません。
ですから、野生ではなく繁殖者
から譲ってもらう・・とも
思いますが、オセロットは飼育下
での繁殖は難しいとのことです。
つまり、現状ではオセロットを
手に入れるのはほぼ不可能と
言えます。
10年ほど前までは、まだ輸入
も可能で、希少動物専門の
ショップなどでは取り扱いが
あり、100~200万円程度の
価格だったようです。
出展:http://yururinnews.com/suitoku-1257
そして、万が一手に入れることが
できても、オセロットは特定動物
に指定されています。
ですから、飼育するには、
施設の所在地の都道府県知事の
許可が必要になります。
そして、飼育設備に関する規定は、
市区町村エリアによって多少
異なりますが、
*一定の基準を満たした
「おり型施設」などで飼養保管
*逸走を防止できる構造及び
強度を確保
*定期的な施設の点検を実施
*第三者の接触を防止する措置
*特定動物を飼養している旨の
標識を掲示
*マイクロチップ等による
個体識別措置
などが定められています。
設備費用だけでも相当な費用が
必要になります。
といわけでオセロットをペット
として飼育するのはかなりハードル
が高く、現実的ではないと言えます。
そもそもオセロット自体の入手が
困難ですし。
やはり、ヤマネコは野生の中で
伸び伸びと生きさせてあげるべき
なのでしょう。

乱獲がなくなり、生息環境も
維持でき、少しでも生息数が
増えてくれるといいですね。
ちなみに国内では、
*よこはま動物園ズーラシア
*高知県立のいち動物公園
でオセロットを飼育しているようです。
ちなみにオセロットに良く似ていて
サイズが小さく、とってもキュート
なレア猫として人気なのがマーゲイです。

マーゲイも日本での入手は困難
ですが、ちょっと変わった特徴を
持つ小型のネコ科動物として
知られています。
物凄く昔に、45年位ですが、オセロットは2、3万円で買えました。 父が買おうとしたのですが、母が普通の猫の様に放し飼いで飼ったら、犬も襲うんじゃないかと言っていました。猫じゃないので、家の中だけで飼うとなると、無理じゃないかと思います。チーターも懐くって言いますよね。それと同じだと思います。