猫のノド辺りにしこりの
ような膨らみ、コリコリした
ものがあるんだけど・・
これって病気?
猫は顎の下を撫でられるのが
好きですよね。
甘えてゴロゴロとノドを鳴らしたり・・
そして撫でていると・・
何かしこりのようなものが
手に触れる・・
これ何だろ?と心配になりますよね。
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喉のしこりの考えられる原因
猫の喉元辺りでしこりのような
できもののようなものがある
場合に考えられる原因としては、
*甲状軟骨(喉仏)
*リンパ節の腫脹
*甲状腺の腫脹、腫瘍
*皮膚の腫瘍
などが挙げられます。
<甲状軟骨>
甲状軟骨はいわゆる『喉仏』の
ことです。
ちょうど人間と同じ辺りのノド
の真ん中にあります。
猫がゴロゴロと喉を鳴らす時に
一番振動が伝わる感じの場所です。
個体差があり、触っても
分かりにくい子もいれば比較的
目立つ子もいます。
甲状軟骨であれば特に異常でも
病気でもないため問題はないです。
<リンパ節の腫脹>
猫は顎の付け根あたりに
コリっとした塊、下顎リンパ節
があり、これは正常な状態でも
じっくりと触れば分かります。
また、もう少し下の首の付け根
に、浅頸リンパ節がありますが
こちらは正常であれば分からない
と思います。
どちらも左右に一つずつあります
ので位置的に真ん中ではありません。
リンパ節はリンパ腫や何らかの
腫瘍などによって腫脹するため
明らかに大きく腫れているような
時には、病気が疑われます。
また、特に下顎リンパ節は、
猫に多い、歯周病など口腔内の
疾患によっても腫脹が見られる
こともあります。
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<甲状腺の腫脹、腫瘍化>
猫の甲状腺は気管の左右に一つずつ
あります。
顎、喉仏よりも少し下の位置に
あり、正常であれば触っても
分かりません。
この甲状腺が肥大、過形成、
腫瘍(良性、悪性)などの病気に
より腫大してくるとボッコリ
としこりの様になります。
通常は左右どちらかの甲状腺が
病気になることが多いですが、
まれに両方ともなってしまう
こともあります。
気管にくっ付いているような
感じなので場所的にはリンパ節
よりはノドの真ん中辺りと言えます。
猫は高齢になると甲状腺機能亢進症
という病気が非常に多いため、
8歳以上の猫さんで甲状腺の腫脹が
見られたらその可能性が高いです。

<皮膚の腫瘍>
猫の皮膚に発生する腫瘍で
喉にと言うのはあまりないように
思いますが、
*肥満細胞腫
*基底細胞腫
などは、顔周りや頸部への
発生は比較的多く見られます。

喉のしこりが甲状軟骨(喉仏)で
あれば心配はありませんが、判断が
付かないような場合は、一度病院で
診てもらった方が安心ですね。