猫の去勢手術後に、傷口を
舐めるのを防止するために
パラボラアンテナのような
エリザベスカラーを装着する
必要性があります。
ただ、病院によっては、カラーは
付けずに退院させることろもあります。
様子を見てあまり頻繁に舐める
ようなら、カラーを付けましょう
という感じの病院もあります。
スポンサーリンク
個体差はありますが、傷口を
あまり気にしない子もいます。
少し舐めたとしても傷口が開いたり
化膿したりなどの問題が出るまで
舐めるようでなければカラーを
付けずに様子を見る場合も多いです。
また、カラーを付けることにより
そのストレスでご飯を食べなかった
り、トイレを我慢したりする子も
多いため、必ずしもカラーは必須
ではないとする病院もあります。
エリザベスカラーは着脱が簡単
ですので、自宅では様子を見ながら
飼い主さんが付けたり外したりを
する感じでいいと思われます。

<エリザベスカラーの装着期間は?>
傷口の状態にもよりますが、
通常5~7日程度、付けておいて
くださいと言われることが多い
です。
傷口を縫合している場合には、
基本的には抜糸まで付けておいて
くださいと言われます。
縫合していない場合は目安として
5~7日です。
ただ、傷口自体は手術後3日程度
でほぼ塞がっていますので、
あまり気にする素振りがない子の
場合は、一旦外して様子を見ても
いいと思われます。
また、食事のときだけ外して
あげたり、飼い主さんが在宅中、
見ていられる時などは外して
あげてもいいですね。
スポンサー リンク
<エリザベスカラー装着時の注意点>
当然、慣れていない子は行動に
支障が出ます。
物にもぶつかるようになったり
しますので、狭い場所などに
入りたがる場合は注意が必要です。
また、フタ付き、扉付きの
トイレの場合には引っかかって
入れなくなることがあります。
そして食事もカラーが食器に
引っかかるなどして上手に食べる
ことができないこともあります。
そもそもカラー装着のストレスに
よって、食事をしなくなったり
元気がなくなる子もいます。
そのような状態が2日以上
続くようなら、カラーは外すべき
です。
傷口を舐めるリスクを考えても
ストレスのない生活をさせて
あげた方が猫さんのためにはいいです。
<まとめ>
また、エリザベスカラーを
付けているから大丈夫と安心
していても実はカラーを付けて
いても舐めていた・・
ということも良くあります。
猫は、軟体動物なので、
カラーをしていても上手に
舐めることができる子も多いのです。
ですから、カラーをしていても
たまに傷口をチェックしておく
必要があります。
ただ、多少舐めたとしても
傷口が開いたりなどということは
まずないですし、多少腫れたと
してもその後治まりますので
そこまで心配することはないです。
多少舐めたりしても化膿しない
ようにと手術後に抗生物質のお薬
も出ますのでしっかりと飲ませて
いれば問題ないです。
今は、野良猫を捕獲して不妊手術を
してまた放すという地域猫活動も
盛んに行われるようになっています
が、その場合などは当然カラーも
何も付けずに手術後そのままの状態
で放しますので。