春、夏、秋、基本的に猫は
用がなければ動かない生物である。
しかし、冬はさらに動かなくなる
という習性を持つ・・
それが猫の生態なのである。
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年齢や個体差はありますが、
猫は野生の名残りから冬場は
活動量(運動量)が減ります。
これは、冬の時期は獲物が
少なくなるためです。
食料が減るため、無駄なカロリー
を消費しないようにひたすら
動かず過ごします。
また、寒さに耐えるためにも
体の脂肪を減らさないように
無駄な動きはせず、寝て過ごします。
それでなくても1日のうち
2/3近く寝て過ごしているのに
冬場はもっと寝ている時間が
長いの?なんて思ってしまいますが。
ただ、冬は睡眠時間がさらに
増えるというより、動かなくなる
時間が増えるということです。
動かないでじっとしていると
自然と目を閉じ・・ウトウト・・
なんて感じにもなるでしょうが^^
寒さが苦手なのもありますし、
極力無駄な体力は使わなくなる
わけですね。特に冬は・・
しかし、室内飼育の猫の場合は、
冬だからと言ってエサの確保に
影響があるわけでもないですし、
ましてや室内の温度はそれなり
に保たれているご家庭がほとんど
だと思います。
それでも猫さんの場合、気温の
変化に敏感なのと野生の名残り
から外猫同様、動かなくなります。
しっかりと冬支度を始め、
食欲が増す子も多いですので
注意しましょう。
活動量も減って、温かいところ
で一日中グータラして食事量が
増えればデブ猫まっしぐらですから。
そして、それ以外にも冬場には
気をつけておきたいことがあります。
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冬場に猫が動かなくなるのは
前述したとおりですが、
それによって困ってしまうことが
いくつか・・
温かい寝場所から離れたくない、
動きたくない、面倒くさい・・
などの猫らしい(?)理由から、
*お水を飲みに行く回数が減ること。
*トイレに行く回数が減ること。
などです。
無理して走らせたり運動させたり
ということまではしなくても
いいですが、せめて日常生活に
必要な行動は普通に行なってほしい
ものですが。
ほとんどの猫さんは冬場には
上記のような行動の変化が見られます。
とにかく温かい場所から動くのが
イヤなのですね^^;
しかし、お水を飲まないことも、
トイレを我慢することも猫に
とっては、非常に良くないことです。
特に泌尿器疾患や腎不全などが
ある猫さんにとっては致命的とも
言えます。
ですから、飲水場所やトイレの
場所をなるべく猫さんの寝場所
近くに置いてあげるようにして
ください。
トイレや玄関先、廊下などの
寒い場所に猫トイレを置いている
ような場合はネコさんはトイレに
行くのを我慢してしまいます。
また、お水も同じです。
ですから、
冬は猫はさらに動かない動物である。
ということを前提に猫さんが
ちゃんと健康を維持できるよう
必要な行動を面倒がらず行える
ように飼い主さんが工夫して
あげる必要性があるのです。

また、年齢にもよりますが、
若い猫さんであれば、猫じゃらし
で誘って少しは動いてもらいたい
ものですね^^