その発生確率も低く、神秘的と
言われる猫のオッドアイ。
オッドアイ、バイアイなどとも
言われ、左右の目の色が違う、
正式には虹彩異色症
(こうさいいしょくしょう)と
言われる状態のことです。
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オッドアイはヒトでも見られます
が非常に希少で、犬や特にネコ
で発症することが多い現象です。
また、オッドアイはどんな毛色の
ネコにも見られますが、特に白猫
に多いことで知られています。
そして多くはどちらか片方の目が
ブルー(青目)でもう一方が黄色や
緑色、茶色っぽい色になります。
こちらでは、猫のオッドアイの
原因や障害についてなどをまとめて
いますので参考にしてください。
<オッドアイの原因は?>
白猫に多く見られるオッドアイは
遺伝子の関係によるもので先天性
の原因です。
メラノサイトという色素細胞が
白猫の遺伝子によって抑制され
ることにより、白色の猫が
生まれます。
そして虹彩の色もメラノサイト
の量によって決まるのですが、
これも白毛遺伝子によって抑制
されることで青くなるのです。
これによって、白猫は青い目の子
や片方だけが青い(オッドアイ)子
が多いのです。
この青い目の状態は、青く色が
付いているわけではなく、目の
色素の欠乏によって青く見えて
いるという状態です。
出展:https://nekogazou.com/0420nekosuki/
出展:http://nekoninaritai.net/tokutyou-13/
オッドアイは白猫に多く見られます
が、純血種の猫では、
・ターキッシュバン
・ターキッシュアンゴラ
・ジャパニーズボブテイル
に現れやすいとされています。
また、後天的にオッドアイが
見られる場合は、目の病気や手術
外傷、事故などによって神経が
損傷し、メラニン色素の量が減少
して片方だけ虹彩の色が変化する
原因が考えられます。
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<オッドアイの発生確率は?>
白猫(もしくは白の割合が多い猫)
での発生確率は地域やデータに
よって違いがありますが、おおよそ
20~30%くらいとされています。
全猫の中で白猫の割合も10%も
いかないくらいなのでそれを
考えるとオッドアイの猫さんの
割合は全猫中1~2%と言うことに
なりますね。
出展:http://nekotp.com/12236
<オッドアイと耳の障害(難聴)>
白猫のオッドアイには難聴が
多いなどと言われますが、
オッドアイが難聴なのではなく
いわゆる白い毛でブルーの目の色
の猫に難聴の確率が高いということです。
ですから、白毛に両目がブルーの
子は難聴の確率が高いということです。
また、オッドアイも基本的には
どちらかの目は青いことが多いので
そういった意味では難聴の確率は
高いと言えます。
ただし、オッドアイの場合には、
ブルーの方の目の側の耳にだけ
難聴の症状があることが多く、
もう一方のブルーではない目の
側の耳(聴覚)は正常なことが
多いです。
いわゆる片側の耳だけ難聴という
状態です。
出展:https://allabout.co.jp/gm/gc/446450/
<オッドアイ(青い目)の難聴の原因>
白猫の色素を欠乏させる白毛遺伝子
が耳の中にまで影響を及ぼすことに
よって、音の感覚器官(コルチ器官)
がしっかりと形成されなくなることに
よるのでは・・
と考えられていますが、
はっきりとした原因は解明されて
おらず、その他のさまざまな説も
あるようです。

<オッドアイの難聴の確率は?>
白猫のオッドアイでも聴覚に
問題のない子もたくさんいますが
障害が出る確率は30~40%と
決して低くはないと言えます。
ただし、先天的な状態での難聴
であれば、その状態に慣れて
育ってきているので日常生活には
特に問題はないことがほとんどです。
猫の場合には、他にも優れた
感覚器官をたくさん持っているので
難聴をカバーすることは難しくは
ないでしょう。
しかし、聴覚という点においては
猫にとって非常に重要なもの
ですから、外で暮らす猫さんに
とっては、ハンデにはなると思われます。
オッドアイは希少なこともあり、
また白猫のオッドアイは特に
美しい不思議なイメージで
神秘的と言われますよね。
SNS上でも白猫のオッドアイは
人気が高いですしね。
探してもなかなか出会える
確率は低いと思いますが、
もし出会えたらそれは幸運の証(?)
と言った感じになるのでしょうかね・・?
性格や中身はいたってフツーの
猫と同じですが^^