寄り目の猫が可愛い‥と
なかなか人気になってるようです。
確かに個性的で可愛いですよね。
なんかちょっとトボけた感じ
にも見えて愛嬌がありますね・・
寄り目猫さんは。
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この寄り目の状態は特にシャム猫
(サイアミーズ)やその遺伝子を持つ
猫に多く見られる状態でいわゆる
斜視(内斜視)と呼ばれ遺伝性疾患の一つです。
こちらでは、猫の寄り目 (内斜視)に
ついて原因や症状などをまとめて
いますので参考にしてください。
<内斜視の原因は?>
生まれた時から先天的に内斜視の
状態の場合は、眼から脳に伝わる
視覚経路の一部に異常があり、
その異常のある網膜を使わない
ようにするために内斜視の状態
になります。
シャム猫の最大の特徴である
顔・耳・四肢・尾に現れるポイント
(濃いカラー)は、メラニン色素を
抑える働きのある遺伝子によって
起こります。

この遺伝子は温度が低いと作用
しない特徴があり、そのために
体の末端部分の温度の低い尻尾や
四肢、耳などだけが濃い状態の
ままになります。
これによってシャム猫の特徴の
ポイントが出ます。
しかし、この遺伝子が網膜に働く
ことによって視神経の経路に
異常が起こるのです。
出展:http://momosan.hateblo.jp/
また、同じようにシャムの目に
眼振盪(がんしんとう)のような小刻みな
揺れが見られるのも同様の異常によって
起こるとされています。
シャムとの交配によって誕生し、
同じようにポイントの特徴を持った
ヒマラヤンやトンキニーズ、
バーマンなどは同様の内斜視が
出る可能性は高いです。
また、日本猫(雑種)でも同様に
シャムの遺伝子が入った子では
内斜視や眼振の症状が出ることも
あります。
出展:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161106-00000021-it_nlab-life
さらに、シャムのようなポイント
のない猫でも、ダイリュートカラー
と呼ばれる淡い色合い(クリームや
ライラック、フォーン)の猫には
同じ遺伝子の働きによって同様の
状態になることがあります。
後天的に成猫になってから内斜視
や眼振盪のような状態になるとき
には、目の神経や筋肉の病気の
場合があります。
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<内斜視の症状は?>
内斜視になると、視野が狭くなり、
立体感覚や奥行感覚がつかめなく
なります。
ただ、先天的なものであれば
その状態にも慣れるため、特に
日常生活には問題はないようです。
猫の場合には他の感覚も抜群に
優れていますので、視界の不良
も他で十分カバーできるほどの
バランス感覚がありますので。
出展:http://nekowan.com/archives/43355275.html
ただし、慣れない場所や、
危険な場所などでは咄嗟の反応が
鈍くなることもあるため、お外に
出る猫さんの場合には多少リスク
は上がると考えられます。
安全のためにも、室内飼育を
徹底することが望ましいです。
何らかの目の病気によって
後天的に斜視の症状になった
場合には、フラフラしたり物に
ぶつかったりなどの歩き方や
行動の異常が見られます。
<注意すること>
基本的には日常生活に問題は
ないですが、走り回ったり、
遊んだりする場所にはあまり
物をたくさん置かないように
しましょう。
また、お部屋の模様替え、家具の
配置変換などは一気にしないよう、
少しずつ替えて、慣らすようにすると
安心ですね。
その他、眼振がひどくなってきた
場合や、他になんらかの異常が
見られるときには早めに病院を
受診しましょう。