猫の腎不全を早期発見する検査!腎機能マーカーSDMAとは?

猫の宿命とも言われる腎不全。
早期発見が非常に難しい厄介な
病気の一つですね。

 

腎臓の機能が落ちてきて、
血液検査ではじめて異常値が
発見されたとき、すでに腎臓の
75%の機能が失われている状態
です。

 

そして、その失った機能はもう
戻ることはないのです。

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つまり、何らかの異変に気付いて
検査をしても例えば腎臓の50%が
機能していれば検査値に異常は
見られない・・と言うことです。

 

ですから実際に腎不全を発症して
いても75%の機能が失われる状態
まで進行しないと発見ができない
言うことです・・でした。
これまでは・・

 

しかし、もっと早くに腎機能
の測定ができるSDMAという
バイオマーカーの検査が2016年
7月より可能になっています!

 

<SDMAとは?>

 

SDMA(対称性ジメチルアルギニン)
は、細胞内代謝のうちの
L-アルギニン-NO経路を調節する
因子の一つでそのほぼすべて(90%)
が腎臓から排泄されるため、糸球体
濾過率の指標となります。

 

つまり、CRE(クレアチニン)やBUN
と同じく腎臓の機能の評価ができます。

 

そして、CREが腎機能の75%が
失われないと上昇しないのに対し、
SDMAは、腎機能が平均で40%(早い
場合は25%)
失われた時点で上昇します。

 

また、CREの値は筋肉量に影響
を受けるため、加齢によって筋肉量
が落ちた猫さんなどの場合は、実際
よりもCREが低く出ることもあります。

 

しかし、SDMA筋肉量に左右
されることもないのです。

ws000004猫の腎不全!CRE(クレアチニン)とBUNの数値で見るステージは?

 

このようなことから、SDMA
これまでの腎不全の指標となる
検査よりも早期発見ができるのです。

 

SDMAでは、CREに比べて17ヶ月
(犬では9.5ヶ月)早期に腎不全を
発見できると言われています。

 

また、かなり信頼性の高い検査と
言うことでIRISの慢性腎臓病の
ガイドラインにも取り入れられ
ています。

 

IRISは国際獣医腎臓病研究グループ
で、CREの数値によるステージ分類
の指標などを出しています。

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<SDMA検査の利点まとめ>

 

*クレアチニンより早期に上昇

*筋肉量に影響されないため、痩せた子
や老齢の猫さんでも正確に腎機能を評価

*感度が高い(腎臓に影響がない限り
他の疾患の影響を受けない)

*すでに慢性腎不全になっている場合
でも腎機能のモニタリングに有用

*急性腎不全でも同様に早期に上昇

 

猫の場合は急性腎不全から慢性腎不全
に移行する場合も多いため、急性腎不全
を早く発見、迅速な
治療を行うことで
慢性腎不全の予防
になります。

 

もちろんその他の検査と併用して
腎機能を評価、全身状態をチェックする
必要がありますが、腎不全を早期発見し
早期に対策をしていくことで進行を
遅らせ、寿命を伸ばすことが期待できる
のは言うまでもありません。

ws000007猫の腎不全の治療、予防のカギ!血中たんぱく質AIMとは?

現在では、ペットドッグなどの
健康診断のコースにSDMAの検査も
含まれているところも多くなってきています。

 

猫の場合、腎不全は宿命とも言われる
病気ですから、今後は一般的な生化学検査
のBUNやCRE(クレアチニン)と共にSDMA
も検査するのが当たり前になっていくと
思われます。
その方がより精密に腎不全の評価、体
の状態を把握できますので。

 

例えば、CREの数値でステージ2の
診断でもSDMAの数値によっては
ステージ3の治療、ステージ3の
診断でもステージ4の治療が検討される
といった感じに前倒しで早め早めの
治療を行う指標になるのです。

まさに病気の鉄則!
早期発見、早期治療ですね!

 

SDMAの検査は、外注で専門の
検査機関での検査になります。
ただ、外注検査にしては費用は
そこまで高くはありません。
(病院にもよりますが2,000~3,000円程度)

検査結果は約2~3日で出ます。

 

またゆくゆくは動物病院内での検査
も可能になるよう検討されているようです。

 

普通の血液検査同様、ほんの少し多めに
採血をするだけですので、定期検査の
ときなどには、他の一般的な血液検査と
併用でチェックするようにしておくといいですね!

 

はい、ウチの愛猫たちも4歳から
SDMAの検査初めてます。
絶対に長生きしてほしいので!

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