高齢猫の飲水量が減った!?
猫は本来あまりお水を飲まない
動物です。
これは、猫の生態によるもの
なので異常ではありません。
しかし、それによって下部尿路疾患
や腎不全などの病気になりやすい
ため、できればたくさんお水を
飲ませたいところですよね。。
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猫のお水をたくさん飲ませる
工夫はみなさん色々されている
ようですね。
ウチでは循環型のお水が
湧き出してくるタイプの給水器
を使ってますが、確かに食器入れ
にお水を入れているだけの状態
よりお水を飲む量は増えました^^

そんな猫さんですが、病気によって
お水をたくさん飲むようになること
があります。
お水をガブガブ飲んでオシッコを
たくさんする・・
いわゆる多飲多尿の症状がある
病気はさまざまなものがあります。
その中でも特に高齢の猫さんに
多く見られるのは腎不全や糖尿病、
甲状腺機能亢進症などが挙げられます。
ですから、高齢の猫さんの場合
は若い時には水を飲まなかった
けど良く飲むようになった・・
と喜んでいたら病気だった・・
なんてこともあります。

しかし、その反対に高齢猫で水を
飲まなくなるという症状の病気は
ほとんどないのです。
ですから、今回は高齢猫が水を
飲まなくなる原因について考えて
いきたいと思います。
<病気の可能性>
高齢の猫さんが水を飲まなく
なると言う状況で、同時に食欲
もないような場合には、何らか
の病気によって、食物も水も受け
入れられない状況が考えられます。
吐き気がある場合などは、水を
飲んでも気持ち悪くなり、吐いて
しまったりがあるとそのうち水も
飲まなくなります。
また、病気によって体を動かすのが
億劫になる場合なども水を飲みに
行く行動を取らなくなることがあります。
さらに、口の中に異常(口内炎や
歯周病など)があるような場合は、
痛みによって水を飲みたくても
飲めなくなることがあります。

また、それまでは多めに飲んで
いたのに急に飲まなくなった場合
は上記に挙げた病気などが進行し
末期に近くなってきている可能性
もあります。
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<加齢による代謝の衰え>
猫さんは高齢になると運動量も
落ち、さらに寝る時間が多くなります。
そのため、必要なエネルギー量
も減るため、食事の量も減って
くるのが一般的です。
(高齢猫用のフードはカロリー
など栄養分が抑えてあります)
その分、必然的に水を飲む量も
減ってくるのはおかしいことでは
ありません。
また、加齢によっても動きたがら
なくなるので、お水を飲みに行く
行動が減るというのもあるかも
しれませんね。

<対処法について>
まずは何らかの病気がないかを
調べることが大事です。
なんの異常もない場合には、
お水を飲ませる工夫をしてみましょう。
動きたがらない場合は、いつも
寝ている場所のすぐ近くに
お水を置く、部屋のあちこちに
給水所を増やすなど。
また、食欲がある場合には、
食事を水分量の多いものに変える
のもいいですね。
食事回数を増やすことも多少、
お水を多く飲ませることに
つながります。
その他、年齢にもよりますが、
15歳を超えるような高齢になって
くると、病気ではなくても体の機能
が衰えてきます。
老衰に近いような状態になると
お水も飲まなくなってきます。
脱水状態が見られるようなら
病院で点滴や皮下輸液を受ける
必要も出てきます。

まずは、高齢猫さんがお水を
飲まない状態が続くようなら早めに
病院に連れて行き、全身状態を
チェックしてもらいましょう。