猫も高齢化
飼い猫の老いを感じるとき・・
生活のさまざまな場面で
あ~歳とったんだな~なんて
思うことありますよね。
そして老化のその先に
待っているのは・・
考えたくはないですが、
命あるものはいつか・・
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猫の寿命は年々伸び、高齢化が
進んでいます。
人間と同じですね^^;
日本は今や人もペットも
ご長寿大国なのです。
しかし、それと共に高齢による
病気が猫にも増えてきています。
認知症やがん、糖尿病や腎不全、
甲状腺機能亢進症などが代表的
なもので困ったことに近年急増中です。
元気に見える子でも実は病気に
なってた・・なんてことも多いですね。
猫は病気を隠す習性があるため、
病気になってても分かりにくいのです。
そのため、ほとんどの猫さんは
何らかの病気によって亡くなること
になります。
よく、ウチの子は歳だったから
老衰で亡くなったのよ・・
なんて話も聞きますが、実際は
どうなのでしょうか・・
老衰とはどんな状態なのでしょうか。
何か前兆のようなものはあるの?
何歳くらいでなるの?
老衰ってことは寿命なの?
歳をとって病気で死ぬのは老衰なの?
などの疑問も多いと思います。
今回はその点についてまとめて
みましたので参考にしてください。
<老衰は大体何歳から?>
老衰は、簡単に言うと歳をとって
体が衰えることです。
細胞の老化によって心身の機能が
衰え、生命活動の維持が困難になり
亡くなる状態を言い、他の疾患が
見られない時に老衰という診断に
なります。
何歳から老衰に・・
と言うのは、個体差があります。
また、猫の場合は本当に老衰で
亡くなったのか?という判断も
できないことが多いのです。
これは、ちゃんと診察や検査
を受けて他の病気がなく、老衰と
診断される状況があまり多くない
ためです。
ある程度の年齢になると、
もう歳だから老衰ね・・
と自己判断してしまう飼い主さん
が多いというのもあります。
そのため、老衰になる可能性が
高くなる年齢の平均的なデータと
いうのもほとんどないのです。
目安として考えられるのは
一般的な猫の寿命の平均年齢を
過ぎて体調が衰えてきて、他に
疾患がない場合と言うことに
なると思います。
つまり、猫の場合は15~16歳
くらいが平均寿命だとされている
ため、それを過ぎるころから老衰
になる可能性が出てくる・・と
考えて良いと思われます。
しかし、前述しましたがこれは
非常に個体差があることであり、
また猫の場合は室内飼育か否か
によっても寿命は大幅に変わってきます。
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<老衰に前兆はあるのか?>
老衰は猫の加齢によって起こります。
つまり、猫の高齢化に伴う変化
すべてが老衰の前兆とも言える
ことなのです。
猫は老化によって、運動能力も
落ち、あまり動かなくなり寝て
いる時間も増えます。
高いところに登ったりもしなく
なったり、オモチャにも反応
しなくなります。
グルーミングもあまりしなく
なります。
食も細くなります。
視力や聴力も落ちます。
白内障になることもあります。
口臭が強くなったりもします。
毛ヅヤが悪くなったり、
グルーミング自体もあまり
しなくなります。
これら、高齢の猫に見られる
すべてが老衰の前兆と言うことです。

<老衰は寿命なのか?>
老衰にはさまざまな症状が
あります。
老衰は老化に伴って体を形成する
細胞や組織の能力が低下することです。
それによってさまざまな臓器が
機能しなくなり、多臓器不全に
陥って亡くなります。
何の臓器が機能しなくなるかに
よっても症状は違います。
そして、この状態は加齢から
来るものであり、何らかの病気に
よってではないのです。
これは肉体の限界・・
つまり、寿命ということなのでは
ないでしょうか。
猫が老衰で亡くなったとしたら
それは大往生であり、健康で
長生きさせてあげられたと思える
ものですよね。
愛猫が亡くなったということの
悲しみはどんな状態で亡くなって
も変わらないかもしれませんが・・
少なくとも猫さんは幸せな一生
だったはず・・私はそう思います。