キャーッ 猫の耳が切れてる?
なんて、帰宅した猫さんの耳
を見てビックリ!なんてこと
は比較的あることかもしれません。
室内飼育ではまず見られませんが
お外に出る猫さんであれば
しょうがないのかもしれませんね。
やはりお外は危険がいっぱいですから。
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ちなみに猫の耳の付け根近くにある
切れ込み(?)のような二重の所は、
『縁皮嚢(えんぴのう)』と言い
俗に『耳袋』と言われている部分です。
猫の耳はみんなこの部分があり、
ちぎれたわけでも裂けたわけでも
なく正常な耳ですのでご心配なく。
出展:http://cat.pluie.jp/?eid=50
何のために必要なの?
なんて思ってしまいますが・・
その役目ははっきりとは分かって
いません。
しかし、猫の聴覚は抜群で、
猫はその聴覚で獲物の位置を
正確に把握して狩りをして生きて
きた動物です。
そのため、猫は耳を自在に
動かすことができます。
音源を突き止めるため、耳を
前方向や後ろ方向に倒したり
傾けたりしますよね。
この時に、耳の根元近くが耳袋の
形状だと、自在に耳を動かしやす
く、そのためなのでは?と言われています。
確かに耳袋の部分には軟骨が
入ってなくてふにゃっとしてますもんね。
っと言うことでこの
『縁皮嚢(えんぴのう)』は、
気にする必要はないです。
そうではなくて、今回は、
明らかに耳が切れてる~!状態に
ついてどうしたらいいか?についてです。
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<耳がちぎれる原因は?>
猫の耳たぶ(耳介)がちぎれてる、
切れてる状態で考えられるのは、
ほぼケンカです。
猫はケンカなどで耳に負傷を
負いやすいです。
顔の端っこに付いているせいも
ありますね。
また、負傷すると分かりやすい
目立ちやすい部分ですよね。
毛も少なく、目につきやすい部位
ですから。
そして、猫の耳は薄いため、
切れやすい・・と言うのが
ありますね。
また、猫同士のケンカは主に
引っ掻く、噛み付く、いわゆる
爪と牙が武器になります。
そして猫の爪も牙(犬歯)いずれも
鋭く尖っているため、スパッと
切れやすいのです。
結構な凶器なのです^^;
お外に出る猫さんはどうしても
縄張り争いなどでケンカが多く
なってしまいますよね。
特にオス猫の場合は・・
さらに未去勢のオスなんかだと
さらに激しいバトルです。
百戦錬磨のような古傷が顔中に
あるような貫禄のあるお顔して
る子いますよね^^;
こういう猫さんはほぼ100%
耳たぶ切れてますよね・・
しかも数箇所・・ww
そしていびつなカタチになってたり・・
ん~ こればっかりは・・
猫にケンカするなっ!と言っても
聞くわけがないのでお外に出さな
いくらいしか予防法はないですしね。。
また、室内飼育でも多頭飼育の
お宅などでは猫同士のケンカで
耳たぶや頭周辺など負傷すること
もたまにありますが。
その他、何らかの耳や皮膚の病気
によって痒みや違和感などがある
場合、自分で引っ掻きすぎて傷を
作ってしまうこともあります。
しかし、この場合は傷のような状態
にはなりますが、耳たぶ自体が
ちぎれたり裂けたりする状態にまで
なることはほとんどないです。
また、耳にできる腫瘍(がん)に
よって、だんだん耳たぶが潰瘍状
になり削れていくような・・
無くなっていくような状態が
見られる病気もあります。
この場合はある日突然ではなく
徐々に耳の異変が進行していきます。

<治療法は?>
耳たぶが切れてしまったりした
場合、状態にもよりますが、
治療法としては傷口が化膿しない
ように抗生物質など処方される程度です。
猫の場合、耳たぶを縫ったりなどの
治療をすることはほとんどないです。
猫が引っかきやすい場所、また
軟骨部分ということもあり、
縫合しても非常にくっつきにくい
場所なのです。
見かけは悪く痛々しく見えるかも
しれませんがそのまま傷が治る
のを待つようになります。
だから、耳のちぎれたような
猫さんをお外で良く見かけるのですが。。
<さくらねこ>
今、殺処分される不幸な猫を
減らそうという取り組みが広がり
野良猫を捕獲して不妊手術を施し
元の場所に戻す「TNR活動」が各地
で行われるようになりました。
この場合、手術した証に耳に
V字の切れ込みを入れます。
オスは右耳、メスは左耳です。
麻酔中にレーザーメスによって
切れ込みを入れるため痛みも
なく、出血もほぼなく、傷口も
キレイです。
この切れ込み部分が桜の花びら
に似ていることからこの処置を
施した猫は「さくらねこ」と呼ばれています。
飼い猫であってもお外に出る子
で未避妊、未去勢の場合は野良猫
と間違われて捕獲され手術されて
いることもあります。
数日帰ってこず、帰宅したら耳に
こんな切れ込みが入ってたらその
可能性もあるかも・・
出展:http://matome.naver.jp/
野良猫と間違われることも
あれば、ケンカしてケガをして
しまったり、事故に合ったり、
病気に感染したり・・とお外に
出るということはさまざまなリスク
があります。
できれば室内飼育を徹底すると
いいですね。