猫の腎不全の症状!末期に見られる痙攣(けいれん)の原因は?

猫に多い病気であり、室内飼育の猫の
死因のトップに挙げられる慢性腎不全。

 

腎不全と診断されてから、治療を続けるも
一進一退を繰り返しながら確実に病状は
進行、最終的には最期の時を迎えることに
なってしまう病気です。

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腎不全は初期ではほぼ症状がなく
飼い主さんが異変に気付いた時には
進行している怖い病気です。

 

多飲多尿、嘔吐、食欲減退、元気消失
などの症状に始まり、末期には意識障害、
痙攣(けいれん)を起こし
亡くなってしまいます。

 

それまでは必死に治療を頑張ってきた
飼い主さんも末期の痙攣症状が見られるよう
になってくるととてもツライ思いをされる
ことが多いです。

 

見てられない・・
苦しそう・・
痙攣はそんなイメージがありますから。

 

この状態を目の当たりにすると
安楽死を考えてしまう飼い主さんも
いらっしゃいますね・・

猫の腎不全の末期~最期の延命や安楽死の選択について!

 

愛猫が痙攣している姿を見るのは
とてもツライですよね・・

 

個体差はありますが、腎不全の
末期~最期にかけてはほとんどの
猫さんでこの痙攣症状が見られます。

 

そしてこの痙攣症状は1日に数回で
あったり、数時間おきであったりですが、
断続的に続くことがほとんどです。

 

では、この痙攣はなぜ起きるのでしょうか・・

猫さんは痙攣している時苦しいのでしょうか・・?

 

こちらでは猫の慢性腎不全の末期
(ステージ4~)に見られる『けいれん』
について、その原因や体の状態などを
まとめてみましたので参考にしてください。

猫の腎不全!CRE(クレアチニン)とBUNの数値で見るステージは?

 

<慢性腎不全末期のけいれんとは>

 

痙攣は自分の意思に反して、筋肉が勝手に
動いて収縮してしまう状態のことを言います。

 

猫の腎不全の末期で見られる痙攣は、
『尿毒症』によって起きる神経症状です。

 

尿毒症はいわゆる中毒症状の一種で
腎臓機能が働かなくなることによって、
本来であれば体外に排泄されなければ
ならない老廃物(毒素)が体内(血液中)に
蓄積されていくために起こります。

 

それでも残った腎臓や、投薬などの
治療によって体の老廃物を外に出す手助け
をしてあげるのが腎不全の治療です。

 

しかし、病状は少しずつゆっくりと進行
していき、残りの腎機能もすべてダメに
になってきた状態がいよいよの末期です。

 

尿毒症になると、さまざまな臓器に
異常が現れますが、その中でもけいれんの
原因となるのは、脳や末梢神経の異常に
よる神経、筋肉症状です。

 

*脳の異常=神経症状

*末梢神経の異常=知覚異常(障害)

 

『脳の異常』

 

尿毒性脳症と言われ、

*せん妄(幻覚や錯覚)が見られる

*そう鬱状態になる

*神経症状(けいれん)

などが起こります。

 

尿毒性脳症によるけいれんは一般的に
全身性のものです。

意識は朦朧とした状態ですが、いよいよの
末期では意識もなくなっています。

 

猫の場合、本来体調の悪さを隠す動物です
から、ギリギリまで動こうとしたり、
頑張っていますが、意識障害やけいれんが
出たときには、もう脳は正常ではなくなって
きています。

 

その状態を断続的に繰り返し、数日ほどで
昏睡状態に入ります。

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『末梢神経の異常』

 

末梢神経には、体の知覚や運動を制御する
体性神経系(運動神経、感覚神経、自律神経)
があります。

 

この末梢神経に異常を来たすと、
体の一部に、痛みやしびれを感じたり、
熱感、冷感のような異常な知覚など
さまざまな感覚障害が現れます。

 

これによって、筋肉や手足の一部の
けいれんや体の一部がピクピクしたり
などが見られます。

 

この状態のときには意識はあるのが
普通で、ステージ4にもなると日常生活の
中で見られることがあります。

 

まだ、いよいよの末期ではないことも
多いですが、尿毒症による症状です。

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<けいれんの治療法や対処法など>

 

尿毒症は、脳や神経の他、もう全身に毒素が
回っている状態です。

 

そして、急性腎不全であれば点滴や利尿剤
で体の毒素を体外に排泄する集中治療を
行えば回復する可能性もあります。

 

しかし、慢性腎不全の場合、少しずつ
失われていった腎機能を元に戻すことは
できません。

 

冷たい言い方になってしまいますが、
慢性腎不全では、最期に必ず尿毒症に
なります。
つまり、慢性腎不全の進行によって起きる
けいれんは、ある意味普通のことであり、
それを回避することはできません。
(けいれんが起きる前に心不全で突然死の
ように亡くなってしまうことはあります。)

 

もちろん、まだ治療に反応する状態で
あれば点滴や補液をすることで老廃物の
排泄を促し、尿毒症の症状を軽減させる
ことができる可能性はあります。
(それまでの経過や数値にもよる)

 

ただ、血液検査の数値にもよりますが
慢性腎不全の経過において、いよいよ
末期で意識障害が出ているけいれんの
時には、手の施しようがなく、積極的な
治療は行われないのが一般的です。
(オシッコが出ているか出ていないか
にもよります)

 

この状態で延命を行うとすれば
透析しか方法はありません。
ただ、透析の効果とリスクを考えると
慢性腎不全で行われることはまずありません。

猫の腎不全の透析治療!方法や効果、リスクや費用について!

 

意識障害から昏睡状態に入るともう意識
が戻ることはなく、そして頑張っても
数日です。

 

あまりにもけいれんが頻繁でひどい場合
などには、抗けいれん薬を投与する方法も
ありますので、かかりつけ医に相談して
みてください。(飲めない場合には座薬も
あります。)

 

けいれんを起こしている時には、
抱き上げたり、触ったりせず、そのまま
にしておきましょう。

 

周りに危険なものがないかだけ注意して
柔らかいタオルやクッションなどを敷いて
あげていれば大丈夫ですので、落ち着く
まで見守ってあげてください。

 

ご自宅では、温度管理に注意しましょう。
(目安:夏場は25~28℃冬場は20~23℃)

自分では体温調節ができなくなって
いますので、状況に応じて暑すぎないよう、
寒くないようにしてあげてください。

 

また、自力で動けない場合には、
体の向きや体勢を変えてあげたりも
必要です。

 

嘔吐やオシッコなどお漏らしして
しまうこともあるので、体が汚れてしまい
ますので、なるべくキレイに拭いてあげる
などのケアをしてあげましょう。
猫はキレイ好きですから。

 

あとは、時間の許すかぎり、側にいて
一緒に過ごしてあげることではないでしょうか。

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