猫神さま・・
それは古くから私たち人間の
守り神として祀られてきました。
人間と猫の歴史は約1万年。
神格化されたり、崇拝されたり、
時には魔物扱いされながら、
人に寄り添って生きてきた猫たち。
日本へは、奈良時代に中国から
渡ってきたとされています。
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日本では、猫に関する言い伝えや
伝説が数多くあります。
また、猫に関することわざも多い
ですよね。
猫は私たちの暮らし、文化に深く
関わってきています。
そのため、全国各地に猫を神と崇める
神社やお寺などが多く存在します。
そして、各地の猫神社やねこ寺など
では、飼い猫の健康や長寿、また病気
の回復、行方不明になった愛猫の帰還
を願って多くの方がご祈祷に訪れています。
今回は、そんな猫さまたちが祀られて
いる、猫様伝説などのある全国各地
(東京以外)の神社や仏閣をご紹介しますね!
東京編はこちら↓

メニュー
<宮城県 猫神社>
出展:http://www.sendaimiyagidc.jp/
宮城県の猫の島と呼ばれる
「田代島」の中心部にある猫神社です。
田代島は島民の数、約100人
猫の数、100匹以上のまさに
「猫の島」として全国的に有名な
離島です。

島では古くから、「漁をまねく」
「大漁をまねく」と言い、猫を大事
にしていたことから、猫の安全と
大漁を願って建てられた神社です。
アイドルグループ嵐のリーダーの
大野智さんがが2015年9月に
「嵐にしやがれ90分拡大SP」の
東北ロケで田代島にやってきて
猫神社にお参りしたそうです。
出展:http://gogobcor.com/2015/03/21/cat/
<田代島 猫神社>
宮城県石巻市田代浜字仁斗田
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10053500/0050/3639/3639.html
youtube 三陸河北新報社
<山形県 猫の宮>
出展:https://www.google.co.jp/maps/
全国でも珍しい犬と猫を祀っている
神社です。
猫の宮、犬の宮が対座する形で別々
にあります。
山形県高畠町の文化遺産になっています。
猫の宮は大蛇から主人を救ったと
いう猫を祀った社で、養蚕と村の
安泰の神様としても信仰されています。
愛猫の健康祈願や、供養に多くの
人が訪れています。
拝殿には供養に訪れた方々の
亡くなった愛猫の写真が多数
貼り付けられています。
出展:http://chindera.com/inunomiyanekonomiya.html
猫の宮の周辺には実際に野良猫
たちも数匹住み着いているようです。
出展:http://yamagata6.blog118.fc2.com/
<山形県高畠町 猫の宮>
山形県東置賜郡高畠町高安910
http://takahata.info/detail/?no=1423
youtube Lan Pears
<新潟県 南部神社>
出展:http://www.niigata-u.com/
南部神社は別名「猫又権現」とも
言われ、猫の石像(狛猫)で有名な神社です。
養蚕が盛んだったころ、蚕を守る
ためのネズミ除けの神様として猫
が祀られたと言われています。
出展:http://www.niigata-u.com/
毎年5月8日には、伝統行事の
万灯供養「百八灯」が開催されています。
南部神社のご加護を願う人々が神社
に通じる石段の両側に一軒百八本の
ロウソクを奉納します。
出展:http://www.icoro.com/
<新潟県長岡市 南部神社>
新潟県長岡市森上
http://tochiokankou.jp/matsuri/108tou.html
youtube 史遊会ながおか
<神奈川県 座間神社内 伊奴寝子社>
出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/
伊奴寝子社(いぬねこしゃ)は、
座間神社の境内にある、全国でも
珍しいペットたちのための神社です。
2012年に創建されました。
養蚕や畜産が盛んなころ、座間神社の
境内に家畜などを疫病から守るため
「蚕神社」が設けられました。
現代ではペットを家族の一員として
愛情を注ぐ方が増えたため、蚕神社
の形を変え、新たに伊奴寝子社を創建。
ペットの健康や長寿、病気の回復、
開運招福などのご利益があります。
出展:http://blog.goo.ne.jp/
<神奈川県座間市 伊奴寝子社>
神奈川県座間市座間1-3437
http://www.zamajinja.or.jp/gokitou/
youtube Pchanhikiuke
<長野県 軻良根古神社>
出展:https://plus.google.com/
軻良根古(からねこ)神社は、
中国から呼び寄せた大きな猫、
唐猫(からねこ)が祀ってある神社です。
唐猫はかつて、上田盆地の田畑を
荒らしまわった大ネズミを退治
したと言う伝説があります。
巨木が生えた古いですが立派な
神社です。
出展:http://misuzuame.cocolog-nifty.com/
<長野市 軻良根古神社>
長野県長野市篠ノ井大字塩崎6380
http://www.nagano-jinjacho.jp/shibu/01hokusin/07sarashina/11042.htm
<長野県 法蔵寺>
出展:http://blog.goo.ne.jp/kuroneko285/
法蔵寺は信州の猫寺として伝承
されてきたお寺です。
その昔、法蔵寺で飼われていた
三毛猫が和尚の袈裟を着て、猫たち
に説法をしていた。
それが和尚に見つかり、黙って袈裟
を拝借していた申し訳なさから寺を
飛び出した三毛猫がその後、寺の
檀家を増やしたという報恩伝説
があります。
この三毛猫を祀った猫塚や、
猫が着たという袈裟も保管されています。
袈裟を着てお経を読む猫の石像が
あります。
出展:http://blog.goo.ne.jp/kuroneko285/
<長野県 法蔵寺>
長野県上水内郡小川村瀬戸川19280
https://www.jalan.net/kankou/spt_20588ag2132092577/
<京都府 金刀比羅神社内 木島神社>
出展:http://www9.plala.or.jp/sinsi/07sinsi/fukuda/neko/neko-1.html
木島(このしま)神社は金刀比羅神社
の境内にあり、蚕の起源神「保食神」
が祀られています。
この地は、丹後ちりめんの発祥の
地で養蚕が盛んであったため、
養蚕の神、機織の神として信仰が
あります。
蚕をネズミから守ってくれる
猫像が一対奉納されています。
出展:http://www9.plala.or.jp/sinsi/07sinsi/fukuda/neko/neko-1.html
<京都府 木島神社>
京都府京丹後市峰山町泉1165-2
http://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=631&r=1470358860.0963
<京都府 檀王法林寺>
出展:http://sippolife.jp/article/2016040400004.html
檀王法林寺(だんのうほうりんじ)は
日本最古の招き猫伝承が残るお寺です。
檀王法林寺には、
主夜神(しゅやじん)尊という神様が
祀られています。
この神の召使いとされているのが
黒猫です。
夜を守る神と、闇夜でも目を光らせ
る魔除けや幸運の象徴とされた黒猫
が結びついたと言われています。
本堂には黒い招き猫が安置されて
います。
出展:http://sippolife.jp/
<京都府 檀王法林寺>
京都市左京区川端通三条上る
法林寺門前町36
http://www.dannoh.or.jp/
<京都府 称念寺 >
出展:http://nekodera.net/
称念寺(しょうねんじ)は通称「猫寺」
と呼ばれ、動物供養では長い歴史
があるお寺です。
可愛がられていた猫がお寺に恩返し
をしたとされる伝説が残っています。
猫が和尚の夢枕に立ち
「明日、寺をある武士が訪れます。
その武士を丁重にもてなせばお寺
は再び隆盛します。」
このお告げ通りに、寺はその後
栄えたそうです。
境内には和尚が愛猫を偲んで植えた
とされる松があり、1本の松の枝が
地面と並行に20mも伸び、この姿が
猫が伏せた姿を表すと言われ、
「猫松」とも呼ばれています。
出展:http://www.nekodera.net/index.html
<京都府 称念寺>
京都市上京区寺之内通浄福寺西入
上る西熊町275
http://nekodera.net/
youtube Kyoto.Nara Shrines&Temples
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<鳥取県 転法輪寺>
出展:http://www.kotoura-kankou.com/kankou-category/religious/tenpourinji/
転法輪寺(てんぽうりんじ)は、
「化け猫おふじ」の報恩伝説が伝わるお寺です。
転法輪寺で飼われていた化け猫
おふじの正体を知った和尚は寺を
出て行くように説いた。
出て行ったおふじは、山を越えた
大地主の葬儀で長雨を降らせ、
「転法輪寺の和尚に経を上げさせよ」
と占い師に化け、転法輪寺を有名
にし、その後、寺は栄えたと言います。
転法輪寺の入口には猫の彫刻が
飾られています。
出展:http://www.kotoura-kankou.com/kankou-category/religious/tenpourinji/
<鳥取県 転法輪寺>
鳥取県東伯郡琴浦町別宮472
http://www.kotoura-kankou.com/kankou-category/religious/tenpourinji/
<山口県 雲林寺>
出展:http://find-travel.jp/article/26268
雲林寺(うんりんじ)は、境内や
本堂も猫づくしの別名「猫寺」と
して大人気のお寺です。
亡き主を追って自ら死んだ猫の
悲しむ泣き声が夜な夜な聞こえ、
天樹院という寺の僧が供養をした
ところから猫の丁と呼ばれていた。
雲林寺はこの天樹院の末寺で
あることから世の猫たちの魂を
慰めるとともに、人々に福を招く
よう「招福観音菩薩」を供養した
ことが始まりと言われます。
どこもかしこも猫だらけのお寺です。
出展:http://www7a.biglobe.ne.jp/~yuji-tabisaki/mutsumi6.0.html
出展:http://find-travel.jp/article/26268
<山口県 雲林寺>
山口県萩市大字吉部上2489
https://www.facebook.com/neco.dera/
youtube nimo5
<徳島県 王子神社>
出展:http://ameblo.jp/nekogaogao38/entry-11848654752.html
王子神社(おうじじんじゃ)は、
「猫神さん」の愛称で親しまれて
いる神社です。
無実の罪で捕らえられた庄屋の娘
「お松」が処刑される前に愛猫の
「お玉」に報復するよう言い含め、
無念を晴らすため、お玉が罪を
被せた人に次々と祟ったため、
この地にお松とお玉の霊が祀られました。
それ以降、「願い事を叶えてくれる
猫神さん」と捉えられるようになりました。
神社の中には看板猫も数匹住んで
いるようです。
出展:http://ameblo.jp/nekogaogao38/entry-11848654752.html
<徳島県 王子神社>
徳島県徳島市八万町向寺山1
http://oujijinja.com/guide.html
youtube TweetTV JP
<徳島県 お松大権現>
出展:http://find-travel.jp/article/29989
お松大権現(おまつだいごんげん)も
猫神さまと呼ばれ、1万匹の招き猫
が奉納されている神社です。
江戸時代、お松という人がお金の
貸し借りの問題で無実の罪により
愛猫の三毛猫と一緒に処刑されました。
この猫が化け猫となり、代々に
渡って祟りました。
王子神社と同じで飼い主の敵を
討った猫として祀られています。
お松大権現のお松はこの無念の死
を遂げたお松さんの名前から
付けられたそうです。
勝負の神様として知られ、近頃
では受験の神様としても有名です。
出展:http://bqspot.com/shikoku/tokushima/568
<徳島県 お松大権現>
徳島県阿南市加茂町不け63
http://wwwa.pikara.ne.jp/omatudaigongen/
<高知県 箕越猫神社>
出展:http://jinjajin.jp/modules/newdb/detail.php?id=%208252
箕越(みのこし)猫神社は、須崎市の
海辺の近くにあり、婦人病や喘息に
ご利益があると言われる小さな神社です。
江戸時代、吾川村の寺で飼われて
いた大きな猫が、和尚の衣を着て
僧侶に化け、集めた猫たちと河原
で踊りに興じていたという。
それに気づいた和尚に追放されて
しまった大猫が流れ着いたのが
箕越であるという伝説があります。
その大猫さんを祀ったのがこの
猫神社です。
出展:http://ameblo.jp/sumomo666/entry-12105490207.html
<高知県 箕越猫神社>
高知県須崎市多ノ郷乙箕越
http://www.japanmystery.com/koti/nekojinja.html
<大分県 福良天満宮 福良赤猫社>
出展:http://fukuragu.jp/akaneko
福良赤猫社は、福良天満宮境内の
一角で福を招き幸せを呼ぶ社と
して祀られています。
江戸~明治時代、商売熱心のあまり
対立騒動が起き、そこから生まれた
言葉が「赤猫(あかねこ)」。
赤猫の中心人物は経済の達人と
呼ばれ、地元の繁栄を常に心がけ、
素晴らしい人物であったとされる
大塚幸兵衛という商人です。
常に信仰を絶やさなかった
大塚幸兵衛の崇敬心にあやかり、
「赤猫の置物」に臼杵商人の霊を
籠もらせ「幸せ(福)を運ぶ赤猫」
として祀られています。
本殿にはたくさんの赤猫が奉納
されています。
出展:http://blog.goo.ne.jp/sakuya_015/e/3c8a972297bb32199e990e4eeae4a3db
<大分県 福良天満宮>
大分県臼杵市福良211
http://fukuragu.jp/
<鹿児島県 仙巌園内 猫神神社>
出展:https://retrip.jp/articles/43298/
薩摩藩主島津氏の別邸跡とその庭園
である仙巌園(せんがんえん)の
一角にある神社です。
15世紀末、豊臣秀吉の命により、
薩摩藩藩主の島津義弘公は7匹の
猫を連れて朝鮮半島へ出征しました。
猫は時計の役割で、猫の目の瞳孔
の開き具合によって時刻を推察
したとされます。
その7匹のうち5匹は戦死し、
生還した2匹の猫の霊を
「時の神様」として祀ったのが
猫神神社です。
猫神神社は風水にしたがって
作られたパワースポットとしても
人気です。
猫の小物がたくさん売られて
いる「猫屋」も同施設内にあります。
出展:http://washimo-web.jp/Trip/Nekojinjya/nekojinjya.htm
<鹿児島県 猫神神社>
鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
http://www.senganen.jp/omiyages/item/nekogamiema/
<熊本県 生善院>
出展:http://washimo-web.jp/Trip/Nekodera/nekodera.htm
生善院(しょうぜんいん)は、通称
「猫寺」と呼ばれ、「猫の怨霊」を
鎮めるために創建されたお寺です。
天正10年、無実の罪で我が子を
殺された母は、愛猫に恨みを言い
含め、我が子の後を追いました。
これ以降、猫の怨霊が次々と現れ
奇怪なことが続き、この霊を鎮める
ために建立されたと言われています。
観音堂と厨子は、国指定重要文化財
とされています。
出展:http://washimo-web.jp/Trip/Nekodera/nekodera.htm
<熊本県 生善院>
熊本県球磨郡水上村岩野3542
http://www.jalan.net/kankou/spt_43507ag2130014383/
youtube 洸channel
いかがでしたか?
本当に昔から猫は私たちの生活の
中にいたんですね。
そして、人間を助けてきたのです。
猫さまは偉大ですね。
愛猫のご祈願はぜひ「猫神」さまに!