猫の目の周囲が赤い!?
猫の目のフチ(まぶた)の結膜の
部分が赤い場合や、目の周囲の
皮膚が赤い場合によっても原因
はさまざまです。
また、赤い以外になんらかの
症状があるかないかによっても
考えられる原因は変わってきます。
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気にしている様子はあるか?
痒がっている様子はあるか?
その他の部位に症状はないか?
などです。
まずは猫さんの様子をよく観察
してみましょう。

<目の周りの皮膚が赤い場合>
猫の目の周囲~耳にかけてや、
口の周りなどは被毛が薄く、
皮膚が目立ちやすいですよね。
そのため、異変があると気付き
やすい部分とも言えます。
そして、皮膚の病気が出やすい
部位とも言えるのです。
目の周りが赤くなっている
ような場合は、
*疥癬(かいせん)など外部寄生虫
*アレルギー
*真菌症(皮膚糸状菌症)
などが考えられます。
疥癬(かいせん)はヒゼンダニが
皮膚の中に寄生することにより
起きる皮膚病ですが、激しい
痒みを伴います。
しきりに痒がって引っ掻くため
傷やかさぶた状になったりして
皮膚がボロボロになります。
また、目の周りだけでなく顔全体
に症状が広がっていくことが多いです。
顔周りに症状が出ることが多い
ですが進行すると体や足にも出ます。

アレルギーの場合は原因はさまざま
ですが、目の周りや口周囲に赤みが
見られるような場合は、食事による
ものや、食器に対するアレルギーの
可能性が高いです。
状態によって痒みが出る場合と、
痒みはあまり出ないこともあります。
また、紫外線に対するアレルギー
の「日光皮膚炎」もあります。


真菌症(皮膚糸状菌症)も顔に
出ますが、基本的に体中どこに
でも表情が現れる病気です。
痒みはあまりないことが多いですが
症状によってはしきりに舐めたり
引っ掻いたりすることがあります。
赤みとともに脱毛が見られます。

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<猫の目のフチ(まぶた)が赤い場合>
猫のまぶたの部分が赤い場合は
結膜炎・眼瞼炎が考えられます。
また両方に羅患している場合もあります。
結膜炎や眼瞼炎は、異物やホコリ、
何らかのアレルギーによって起こす
こともありますが、カリシウイルス
やヘルペスウイルスなどいわゆる
猫カゼと呼ばれるウイルス疾患に
よって起きることも多いです。
また、その他さまざまな原因によって
起きる病気です。
どちらもは涙や目ヤニが多くなります
が、初期の場合や軽い場合は赤みが
出るだけのこともあります。
また、慢性になってしまうと常に
まぶたが赤い症状が見られること
もあります。
ただし、痒みが出る場合も多いので
猫が引っ掻いたりしてないか注意
する必要もあります。
眼瞼炎の場合は悪化すると目が
開けられなくなることもあります。
また、進行して悪化すると角膜炎を
起こすこともあります。


猫の目に何らかの異変が見られたら
初期のうちに病院で見てもらいましょう。