猫を飼いたい!っと思ったら・・
猫を飼う人が増えてきているようですね。
ペットショップでも子猫を多く
見かけるようになりました。
以前はペットショップで販売され
ているのは子犬が8割、子猫が2割
くらいの割合でしたがここ数年は
子猫の割合が増えてきて半々くらい
になってきてますね。
また、ネット上でもブリーダー
直販の子猫のサイトなども多く見かけます。
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猫自体はこだわりがなければ、
ペットショップやブリーダーから
購入せずとも、保護猫や里親
募集の子猫なども多くいますよね。
さまざまな理由で保護された
飼い主のいない猫さんがたくさんいます。
そんな猫さんの里親になると
いう選択肢もあるということは
頭に入れておいてほしいと思います。
ただ、その場合はほとんどの
猫さんがいわゆる雑種の猫さんです。
ですから純血種の猫を飼いたい
場合はやはり、専門のところで
購入するようになると思います。
純血種を購入するということ
どうせ飼うなら・・
こんな猫がいい・
こんな性格の猫がいい・
長毛種がいい・
などなど好みもあると思います。
それはそれで個人個人の考えが
あるので全然OKですよね!
どんな猫を飼ったとしても
大事なのはその後の飼い方ですから。
純血種の猫の方がその種の
もともとの性格(特徴)というもの
がある程度分かっているため、
飼うときの目安にしやすいというのはあります。
この種類の猫は性格が穏やかでおとなしい・・
この種類は甘えっ子で遊び好き・・
などなど。
ただし、これは個体差もあり、
当然性格にもよります。
また、基本的にちゃんとした猫の
ブリーダーは飼いやすい穏やかな
性格の猫をブリードに使います。

そのため、産まれてくる子猫も人に
懐きやすい穏やかな子が多いです。
そして、親猫や兄弟猫と共に
過ごさせ、また人間にも慣れさせる
環境で離乳が終わるまで過ごさせます。
ですからその後、もらわれて
行った先でも非常に人馴れして
いてお行儀の良い猫さんが
多いというのはありますね。
その点では利点も多いと思います。
どうしても拾われたり保護されたり
の猫さんは人間に慣れていなかった
り、野良猫から生まれた場合は性格
がキツかったりというのもあります。
ですから最初の飼い始めは多少、
大変なこともあるかと思います。
もちろん、愛情をかけて育てていく
うちにそんなことまったく気に
ならなくなるくらい可愛く懐く子が
ほとんどですが^^
私は雑種の猫も純血種の猫も
飼ってきましたがハッキリ言い
まして種類は関係ないです^^;
猫に見られる個性は、種類に
よるものではなくその猫さんの性格です。
そして猫はどんな猫でも変わらず可愛い!です。
高いお金を出して買った純血猫
だろうが、捨て猫の雑種だろうが
性格がキツかろうが同じように
可愛いということですね。
おそらく愛猫家の方たちはみなさん
同じ考えだと思いますが^^
あとは見た目の好みの問題なのでしょう。
もしかしたら純血種という
ブランド意識をもってらっしゃる
方もおられるかもしれませんね。
でも猫は犬のように種類によって
顔や大きさなど大きな違い(特徴)は
ないですので、言われなきゃ何の
猫なのか分からないってことも多いですよね^^;
特徴のある猫でも、その特徴を
持って生まれない場合も多いです
し、被毛の色も実にさまざまな
パターンが認められていますから。
立ち耳のスコティッシュや
長足のマンチカンなどがいい例ですね。
そう考えると純血種の名前という
のはある意味飼い主さんの
自己満足の問題なのかもしれませんね。
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雑種の方が丈夫って本当?
これは犬でも良く言われることですよね。
雑種は強い、病気しない・・
などなど。
これはある意味正しくて、
ある意味間違いと言えます。
純血種の猫は種類にもよります
が、元は突然変異で生まれてきた
猫が基礎になっています。
それがちょっと人目をひく特徴を
持った猫であったり、絶賛される
ような美しい被毛の色を持った猫だったりするのです。
例えばスコティッシュフォールド
の耳折れも奇形です。
アメリカンカールの耳もそうです。
マンチカンの短足も同じです。
そうするとこんな不思議な猫は
きっと人気が出る・・
増やしたい・・
その猫を種として作り上げたい・・
などと思う人が出てきます。
そこから新種の猫作りが始まるわけです。
その特徴を持った子猫が生まれる
まで、さまざまな交配を重ねて
改良され、種として確率するまでには
長い期間を要します。
そしてその交配の過程では
突然変異の要素を色濃く出すため
に近親交配も多く繰り返されます。
また突然変異とはいわゆる「奇形」です。
その奇形を持った猫の近親交配を
繰り返し出来上がった純血種です
ので先天性の遺伝疾患などが多くなるわけです。
ですからその猫種に多く発生する
特有の遺伝性疾患というものが
猫種ごとにあります。

もちろん先天性の疾患を持たず
生まれてくる猫さんも多くいますが。
現在では、そのような遺伝性疾患
が起こらないように考えてブリード
をするブリーダーが大半なため、
純血種の猫さんでも何の問題もない
猫さんも多いです。
(悪質なブリーダーもいるため注意!)
ですが、純血種の猫さんを飼おう
と考えていらっしゃる方はちゃんと
そのあたりの勉強はしてから飼うべきですね。
そして遺伝性疾患の多くは子猫の
時には分からず、成長過程や成猫
になってから発症することがほとんどです。
万が一そのような病気を持った
猫さんであった場合でもしっかりと
飼育していく覚悟も必要になります。
また、そのようなリスクを減らす
ためにもしっかりと購入先を検討
することも大事です。
純血種の猫さんの場合は上記に
上げたようなリスクがあります。
そのため病気が多いといった
イメージがつきものなのですね。
その点、雑種の猫さんの場合は
純血種の猫さんに起こりうる
ような遺伝性疾患は少ないとは言えます。
ただし、雑種の猫さんでも先天的
に抱えてくる病気は多くあります。
また、親猫や系統が分からない場合
も多いため、遺伝疾患を持った血筋
に生まれてきている可能性もあるわけです。
ですから一概に雑種の猫さんが
丈夫!とは言い切れない部分もあります。
また、猫としては圧倒的に雑種
の猫さんの方が数が多いわけです
から、純血種の病気の割合と
比べる・・というのも無理があるように思います。

純血種でも雑種でも同じ猫
雑種の猫さんにも純血種の猫さん
にも言えることですが、先天的に
病気がある場合を除けばそれ以外
の病気は食事や生活環境、ストレス
によって引き起こされるものがほとんどです。
どんな猫であろうが、
猫の生態に適した飼育をしないと
病気になるリスクは高まるということです。
これについては純血種だから
病気しやすい、雑種だから丈夫!と
言うことは一切関係ありません。
雑種でも純血種でも自分が飼いたい!
と思う猫を飼うのが一番だと思います。
ただし、猫という動物の生態を理解
してからにしましょう。
猫はおもちゃでもぬいぐるみでも
ありません。
可愛いだけじゃない時もあります。
今現在は人間社会に溶け込んで
暮らしていますが、猫は野生で
単独で狩りをして生きてきた
肉食のハンターです。
そして猫は人に飼われるように
なった今でもその野生の名残を
色濃く残している動物です。
そこが魅力の一つでもあるんですが^^
その辺りもある程度勉強してから
猫を飼うといいですね。
飼ってから、
「こんなはずじゃなかった」と
後悔しないように。
どんな猫でも「猫は猫」なのです。
みんな「可愛い猫」なのです。