猫は鳴き声を使い分ける!?
猫は、さまざまな鳴き声を使い分け
人間とコミュニケーションを取っています。
何かの要求であったり、
甘えであったり、
構ってほしかったりと
その鳴き方もさまざまです。
また、個体差や性格によっても
うるさく鳴く子とあまり鳴かない
子もいますね。
スポンサーリンク
長く猫を飼ってらっしゃれば、
その猫さんの鳴き方で何を求めて
いるのかだいたい分かりますよね。
しかし、それまでは鳴かなかった
状況や、鳴き方がそれまでには
なかったような鳴き声だったりと
いったことも見られてくることがあります。

猫が鳴くときの状況は?
猫が鳴き声で飼い主さんに何かを
伝えてくることで多いのは、
やはり何らかの要求であることが多いです。
食事の催促や、遊んでほしいとき、
構ってほしいときなど、猫さんは
よく鳴きますね。
その他、何で鳴いてるのか
分からないときもあると思います。
猫さんは、何かを訴えているのに
それが何なのか?
この状況のときに多いのは、猫さん
が何かストレスを感じているときです。
そのストレスの理由は実にさまざま
で、生活環境の中のなんらかの不満
であったり、外からの騒音であった
り、飼い主さんの態度であったり・・
この場合は、注意深く生活環境を
観察するしかないですよね・・
また、病気による不調のことも
あります。
猫さんは、病気になっても非常に
分かりにくい(症状が出にくい)動物です。
しかし、体の苦痛や違和感に
ストレスを感じて鳴き続けることもあります。
スポンサー リンク
高齢猫に多い「鳴く」原因は?
そして、高齢猫に多く見られる鳴く、
鳴き続ける原因ですが、考えられる
主なものは、
・何らかの病気によるもの
・認知症によるもの
・ストレスによるもの
などです。
特に、生活環境に変化もなく、
ストレスの原因が見当たらない
ような場合には、まず病気を疑います。
そして、検査をしてみて何も異常
がない場合には認知症(痴呆・ボケ)
による可能性とみなされるようになります。
そして、近年、猫の認知症は増加してきています。
さまざまな要因により、
猫の寿命も年々伸びています。
そのため、高齢の猫に認知症の発症
も多く見られるようになってきているのです。

病気と認知症の見極めは?
高齢猫に多い病気の中には、
症状が認知症と似ているものもあります。
認知症の主な症状は、
・飼い主さんの呼びかけに反応しなくなる
・トイレの失敗が多くなり粗相をする
・同じ場所を徘徊してグルグル回ったりする
・狭いとことに入って出てこれなくなる
・何事にも無反応になる
・食欲が異常にでる
・大きな声で鳴いてばかりいる
・夜鳴きをするようになる
などです。
「食欲が異常に出る」や
「大きな声で鳴く」などは猫の
甲状腺機能亢進症でも見られる症状です。

また、「粗相などのトイレの失敗」
も慢性腎不全による多飲多尿症状
になれば、粗相をすることがあります。
しかし、これらの病気の診断は
血液検査で比較的容易に分かります。
また、その他にもさまざまな症状
が見られますのでしっかりと観察
をすることも大事です。
まずは、高齢の猫(10歳以上)が
急によく鳴くようになったり、
妙な行動が見られたら、きちんと
検査を受けることです。
病気にしても、認知症にしても
早期に発見できれば進行を遅らせる
ことも十分可能です。
そして、原因が分かればそれに
見合った対処もしていくことができます。
若齢の猫さんでも、急によく鳴く
ようになった場合などは、何らかの
病気やストレスが考えられます。
また、極度のストレスにより、
若くても認知症を引き起こすこともあります。
他に症状が見られなくとも、
異常な鳴き方や行動が見られた
場合は、早めに病院を受診しましょう。
子猫や幼猫のときから、
よく鳴く猫さんの場合は性格に
よるものが大きいと思います。
陽気なおしゃべりが好きな猫さん
もいますからね^^
また、未避妊、未去勢の猫さん
の場合には発情期による鳴き声
の可能性もあります。