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愛猫の変化を見逃さない!
猫はしゃべれないのはもちろん、
体に不調があってもそれを隠そうとします。
これは、野生の名残りからです。
猫は群れを作らず、単独で狩りを
して生活してきました。
自然界の中では、弱いものから襲われます。
自分の弱みを見せることは、
天敵に狙われやすくなるということなのです。
ですから猫は、本能から、
具合が悪くても痛くてもそれを
隠して普通にふるまうのです。
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そのため、飼い主さんが見て
あきらかに異変を感じたときには
すでに病気はかなり進行している
ことが多く、治療の効果もあがらず
寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
このようなことにならないためにも
動物病院での定期的な健康診断は
もちろん、おウチでできる健康
チェックで病気の早期発見に努める
ことが大事になってきます。
常日頃から、猫さんを見ていて
あげられるのは飼い主さんだけです。
愛猫を守ることができるのも飼い主さんです。
自宅でチェックできる、
猫さんの健康管理をまとめましたの
でぜひ気をつけて見てあげてくださいね。
<食欲>
一番大事ですね。
猫の体も食べたものから作られています。
食事は健康のバロメーターです。
しかし、猫は本来、ムラ食いをする
動物ですので常日頃からのその猫
さんの食欲(食べ方)をチェック
しておくことが大事です。
*食欲が落ちた・食事を残すように
なった
*偏食になった・今まで食べていた
食事を食べなくなった

<体の状態>
見て、触ってチェックしましょう。
*太ってきた
*食べているのに痩せてきた
*お腹が膨れている
*皮膚にしこりのようなものがある
*触ると痛がる場所がある

<行動や動き方>
遊ばせているときや、高い場所への
登り降り、歩き方なども観察してみましょう。
*高いところに登らなくなった
*歩き方がぎこちない
*あまり動かなくなった
*寝ている時間が増えた
*なんとなく元気がない
*おもちゃで遊ばなくなった

<ウンチの状態>
健康な猫さんは、健康なウンチをします。
食事に変化もないのに、便の状態
が変わってきたときなどは注意です。
また、猫には便秘も非常に多く、
悪化すると重篤な症状を引き起こします。
*下痢をする
*血が混ざっている
*粘液状のものが混ざる
*便が3日以上出ない
*おトイレで長い間きばっている

<オシッコの状態>
猫は泌尿器(下部尿路疾患)の
病気は宿命とも言われるほど多いです。
実に半数近くの猫さんが、
泌尿器疾患にかかったことが
あると言われます。
また、尿石症など尿道閉塞を
起こす可能性のある病気の場合は、
処置が遅れると命に関わってきます。
猫のオシッコのチェックは非常に重要です。
*オシッコ(トイレに行く)の回数が多い
*少ししか出てないようだ(まったく出ない)
*オシッコの色がおかしい(血尿や濁りなど)
*おトイレで長い間きばっている
*トイレ以外の場所で粗相するようになった
*オシッコの量が多い(薄くて大量)

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<飲水量>
猫に多い病気(腎不全や糖尿病他)
で、一番分かりやすい初期症状
として挙げられるのが多飲多尿です。
猫がお水をたくさん飲むようになったら要注意です。
本来、猫はあまりお水を飲まない動物です。
*常に水のあるところに行っている
*水を飲む回数が増えた
*水を飲む量が増えた

<吐く>
猫は、本来良く吐く動物です。
食事を食べ過ぎても吐きますし、
お腹にたまった毛玉を吐くこともあります。
大丈夫な吐き気とそうでない吐き気
の見極めも大事になってきます。
吐く回数・ペース・食欲・嘔吐物
などの観察も重要です。
*頻繁に吐く(毎日)
*続けて何度も吐く
*胃液や粘膜だけを吐く
*嘔吐物の中に血液などが混ざる
*吐いたあとでグッタリしている

<目の状態>
猫は目の病気も多いです。
猫に多いウイルス疾患でも目の
症状が出ることが多くあります。
*目やにが出る
*涙が多い
*目をしょぼしょぼする
*結膜が赤い
*白目の部分が充血している
*目の表面や水晶体が白く濁っている
*目を痒がったりこすったりしている

<耳の状態>
お外に出ない猫さんであれば、
比較的耳の病気は少ないですが
垂れ耳の猫やアレルギー持ちの
猫などでは、異常が出ることもあります。
お外に出る猫さんは、寄生虫
などの感染症に注意が必要です。
*耳を痒がる・こすりつける
*しきりに頭をふる
*黒い汚れがでる
*耳の中が臭い

<口の状態>
猫はお口の中の病気も非常に多いです。
口内炎や歯周病など悪化すると
食事ができなくなりますので、
早めの治療が大事です。
*ヨダレが出る
*口臭がひどい
*口が閉じれない
*食事が食べにくそう
*歯茎から出血している

<被毛や皮膚の状態>
猫はキレイ好きなので、自分で
毛を舐めてグルーミングして
清潔に保っています。
そのため、被毛の汚れやフケなどは
満足にグルーミングができていない
もしくは何らかの病気の可能性があります。
*皮膚に赤みがある
*皮膚を痒がる
*フケが増えて、毛ヅヤが悪い
*異常な脱毛やハゲがある
*黒い粉状のものが付いている(ノミ糞)

<その他>
*咳をする
*お尻を床にこすりつける
*鳴き声がおかしい
*過剰なグルーミング
*グルーミングをしなくなる
などが挙げられます。
上記に挙げた症状の中で一つでも
当てはまるものがあれば注意が必要です。
何気ない変化でも気づいたら、
注意して観察するようにしましょう。
そして、早めに動物病院を受診しましょう!

愛猫さんにいつまでも元気で
長生きしてもらうためには
病気の早期発見・早期治療が原則です!
そのためには日頃の健康チェックが欠かせません!