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猫は病気になっても分かりにくい?
猫を飼っていると、いろいろと
心配なことも出てきますよね・・
ちょっとした異変でも、これは病気?
病院に連れて行ったほうがいいの?
なんて悩むことも多いですね。
猫さんは、神経質なため、病院に
連れて行くのも大変ですし、
余計ストレスになるのでは?と
躊躇することも多いと思います。
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しかし、猫は犬よりも病気の症状
が分かりにくい傾向にあります。
これは野生の本能が残っている
ためで、猫は自分の不調を隠そうとするからです。
群れを作らず単独で狩りをして
生きてきた猫にとっては、自分の
弱みを見せることは、天敵に狙わ
れる危険性を孕むため、体調が悪く
てもそれを見せないようにふるまうのです。
この習性は、人間に飼われるよう
になった今でも残っています。
また、猫は食事に関しても、
もともとムラ食いの傾向があります。

そのため、猫は犬よりも、
病気の早期発見に必要な食欲や
元気などの状態を確認しにくいのです。
ですから、あきらかにおかしい・・
と飼い主さんが気づいたときには、
すでに病気が進行してしまって
いることが非常に多いのです。
ホームドクターを作ろう
猫さんのちょっとした異変にも
すぐ対応できるように、なんでも
相談できるホームドクターを
作っておきましょう。
なんとなくおかしい・・
こんな感じなんだけど・・
連れて行ったほうがいいですか?
と気軽に電話で聞けるような
ホームドクターがいれば安心ですよね。
状態によっては、
もう少し様子見てみましょう・・
とか、他にこういった症状がないか
注意して観察してください・・
などのアドバイスがもらえます。
また、症状によっては、早めに
連れてきてください!
となることもあるでしょう。
信頼できるホームドクターがいれば、
悩んだり心配することも少なくなりますよ!
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こんなときは病院へ
日常の猫さんの生活の中で、
注意してみていれば、あれ?っと
気付くこともあると思います。
気をつけてチェックしてみて、
こんな症状が見られたら病院へ!
<食事の食べ方>
猫のムラ食いは、しょうがないこと
ですが、一日に食べた量はきちんと
チェックしておきましょう。
これには、あらかじめ一日分の
フードを小分けにしておいて、
そこから数回に分けて与えるように
すると残った分も分かりやすくていいですね。
また、猫は歯周病(歯肉炎や口内炎など)
がとても多くみられます。
口の中に炎症があると痛みでごはん
が食べにくくなります。
また食べられなくなることもあります。
・口からフードをこぼす
・食べる時に鳴き声をあげる
・食べながら前足で口を引っかく動作をする
・ヨダレを垂らす
などの症状が見られます。
こんな時には、早めに動物病院で口の中
を診てもらいましょう。

<トイレ(尿・便)のチェック>
猫は泌尿器疾患(膀胱炎や尿石症など)
が非常に多いです。
また、便秘にもなりやすいです。
さらに、腎不全や糖尿病などの症状
に多飲多尿が挙げられます。
このような病気の早期発見のため
にも、トイレのチェックは非常に重要です。
オシッコやウンチの回数や
量、色などを注意して見るようにしましょう。
・血尿や頻尿
・ウンチが2日以上出ない
ようなときは、動物病院に連れていきましょう。

<鼻水やくしゃみなど呼吸器の症状>
猫では、いわゆる猫カゼと呼ばれる、
ウイルス性の病気が多いです。
ワクチンで、ある程度防げますが
感染率の高い病気です。
くしゃみや鼻水の症状がみられたら
慢性化を防ぐためにも、早めに
動物病院で治療を受けることが大事です。
また、咳なども猫の病気では危険を
伴うものがありますので、すぐに
診てもらいましょう。

<皮膚の腫瘍などのチェック>
猫の皮膚にできる腫瘍は、
さまざまな種類がありますが、
その80%は悪性(がん)とされています。
そのため、手術でも腫瘍部分を
含め、その周辺の皮膚まで大きく
切除する必要があるため、なるべく
腫瘍が小さいうちに見つけてあげることが大事です。
ブラッシングも兼ねて、普段から
常に猫さんの体を良く触り、
チェックしておくことが大切です。
ほんの小さなできものでも発見
したら、早めに診察を受けてください。

<被毛・毛ヅヤのチェック>
猫は自分で体を舐めてグルーミング
をするので、口腔内の状態も被毛
で分かることがあります。
・毛がパサパサしてツヤがない
・毛が唾液でベタついている
・臭い、汚れている
などあればグルーミングをする
元気がないか、口の中に何か問題が
あったりということが考えられます。
また逆に何らかのストレスを抱えると
過剰にグルーミングをすることも
あり、この場合は部分的に脱毛する
こともあります。
気になる状態があれば、早めに受診しましょう。

おウチでできる健康チェックと、
動物病院を上手に利用し、病気の
早期発見・早期治療を心がければ
愛猫さんもきっと元気で長生きできますよ!