飼育について

猫の食事回数は2回じゃ足りない?肥満や病気を防ぐ与え方!

 

猫の食事回数について

 

猫さんの食事は一日何回あげていますか?

飼い主さんによってもさまざま
ですが、一日2回朝晩の食事に
していらっしゃる方が多いようですね。

 

また、留守がちな家庭では常に
置きエサとして多めに食器に入って
いる場合もありますね。

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猫のごはんは昔から、
朝晩の一日2回とされてきました。
犬と同じ感覚ですね。

 

しかし、最近の調査や研究に
よると、猫の食事回数は多ければ
多いほど健康や肥満防止に良い
言う報告があります。

 

これは獣医師や研究者によっても
意見は分かれるところですが、
私個人的には、回数を増やす方が
いいというのは理にかなっていると
思っています。

 

こちらでは、猫という動物の食性、
また消化管や摂食量などの特徴から
最適な食事回数についてまとめて
みましたので参考にしてください。

 

<猫の消化管について>

 

猫の消化管(腸の長さ)は、雑食動物に
比べて短く、胃が小さい(胃底部も狭い)
という特徴があります。

猫の腸の長さと体長の割合=4:1
(犬では6:1 ウサギでは10:1 ブタでは14:1)

 

この消化管の特徴は、貯蔵庫として
の重要性が雑食性の動物に比べて
低いということです。

 

つまり、まとめ食い(食い溜め)ができない
ということです。
そのため、猫は食事(エサ)は少量ずつ
頻回の
摂取という食性を持つ動物種なのです。

 

<猫の生態からみる食事回数について>

 

イエネコの祖先であるヤマネコは、
ネズミなど小さなげっ歯類、ウサギ、鳥、
爬虫類などを捕食して生きていますが、
これらの小動物を一昼夜に10~20頭
程度を捕まえて食べることでエネルギー
要求量を満たしてたとされています。

 

元々、ヤマネコは高タンパクで低炭水化物
食物を1日に何回にも分けて摂取する
動物なのです。

 

そのため、同じネコ科であり、
ヤマネコの血をひくイエネコたちも
その生態、本能として食事は少しづつ
分けて食べる習性です。

 

また、猫の胃は小さいため、
まとめ食いができません。
一気に食べると吐き出してしまう
こともあります。

 

たしかに、食事後すぐにゴボッと
吐き出す猫さんも多いですよね。

 

そのため、猫は決まった時間に1日2回
という食事の回数は本来の習性、食性は
合っていないのです。

 

1日2回というのは、猫より家畜化が
長く、ペットとして同じように考えられて
いる犬の飼い方(食性)に習ったものであり、
また、昼間留守にするため、食事を
与えることができない人間側の都合とも言えます。

 

そもそも、真生肉食獣の猫と肉食寄りの
雑食の犬とでは、タンパク質要求量など
必要とする栄養組成が異なります。
そして、消化管の長さも違います。
ですから、犬と同様に考えること自体が
そもそも間違っているわけですが・・

 

<食事回数が多いと病気予防にも?>

 

また、今は私たち人間でも健康や
メタボ予防・ダイエットの観点から
ちょい食べが推奨されていますよね。

 

これは食事前の小腹が空いた時に、
フルーツやナッツなど少しお腹に
たまるものを食べることですが、
これにより食事のドカ食いが防止でき
急激な血糖値の上昇を抑え、糖尿病
の予防や糖化防止になるとされています。

 

この観点からみても、猫さんも
数回に少しずつ与えたほうが
健康上良いと思われます。
猫には、糖尿病も多い疾患です。

 

その他、食事回数を増やすことで
健康維持のためにもさまざまな好影響
を与えるのです。

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<食事回数を増やすと水を多く飲む>

また、食事回数を増やすことで、
飲水量も多くなるのです。

猫さんはほとんどの場合、食後にお水を
飲みますよね。
(特にドライフードの場合)

 

食事回数が多いと、必然的にお水を
飲む回数も増えます。

 

猫は寝ているときなどにあえて
起きて水を飲みにいくようなことは
あまりしません。
本来、飲水量が少ない動物ですので。
(渇感に鈍感)

 

しかし食事のあとに水を飲まない
猫さんはほとんどいません。

 

基本的に一度に飲む水の量には大きな
違いはありませんので、飲む回数を
増やすことが飲水量の増加につながるのです。

 

猫にとって飲水量は泌尿器系の疾患
(腎不全や膀胱炎、尿結石など)の予防
ためにも非常に重要です。
なるべく多く飲んでもらうのが
健康維持にもつながります。

猫の自動給水器おすすめ!たくさんお水を飲んで健康増進にゃっ

 

<食事回数を増やすと尿結石の予防になる>

食事回数を増やすと飲水量が増える
ため、泌尿器疾患の予防にもなると
前述しましたが、もう一つ!

 

猫の尿路疾患で非常に多いのが
尿石症です。

 

健康な動物は空腹時には、尿は酸性
なっています。
そして、食後3~6時間の尿はアルカリ性
に傾きます。(一過性のアルカリ尿)

 

猫は元々、濃縮されたオシッコをする
ため、尿中のマグネシウム含有量が
高くなっています。

 

そのため、尿がアルカリ性に傾くと
ストルバイト結石を形成するリスクが
高まります。

 

特に食事が1日2回の場合は、アルカリ
のピークが高く、アルカリ尿の状態が
長く持続することになるため、結石の
リスクが高くなるのです。

 

つまり、食事回数を増やす(一回あたり)
の食事量を減らす)ことで、アルカリの
ピークが下がり、尿結石の形成には
適さない時間が長くなるのです。
尿結石のリスクが低くなるわけです。

 

<食事回数を増やすと運動量も増える>

 

そして、もう一つ、猫さんは
お腹が空いたり、食事の時間が近づくと、
ごはんを催促してまとわりついてきたり、
鳴いたりしますよね。

 

つまり動く!ということです。
これが、普段寝てばかりいる猫さん
にとっては運動、つまりカロリー
消費につながるのです。
また、刺激にもなります。

 

これが、一日2回の食事回数の時だけ
より4回動くと倍の運動量になると
いうことですね。
これは、肥満予防にもつながるのです。

 

猫の肥満は近年、大きな問題と
なっていますが、肥満はさまざまな
病気のリスクを高めますので、注意が
必要です。

猫の肥満は危険?リスクの高い病気や寿命に与える影響など!

 

<まとめ>

 

このようなことから、我が家では
一日4回に分けて食事を与えています。
(朝・昼・夕方・寝る前)
もちろん量は一日の適正量を守っています。

 

避妊手術後、増えかけた体重は
今では止まって落ち着いています。

 

もう1匹は最初から1日4回だった
ため、避妊手術後も80gとわずかな
体重増で止まったまま維持しています。

 

また、たしかに食後に必ずお水を
飲むため、飲水量も多くなりました。

健康で元気にしていますよ。

 

専門家でもいろいろ意見が分かれる
猫の食事回数ですが、私は上記に
挙げた点からも一日4回以上~ 
最低でも3回を推奨します。

 

また、常に置きっぱなしのダラダラ食い
は良くないとされていますが・・
いつでも食べられるように常に置きエサ
をしている状態は、本来の猫の食性から
考えると理にかなっているとも言えます。

 

ただ、食欲や食事量に対しては個体差も
あるため、特に多頭飼育などでは
他の猫が横取りしてしまったりもあり、
実際にどのくらい食べたか?も分かり
づらいため、常に置き餌というのは
オススメはしません。

 

また、日中お留守の場合には、
朝夕以外に食事を与えるのは難しいです
が、今は便利な自動給餌器も色々な種類
がありますので、活用するのがオススメです。

 

タイマーで時間設定して食事が出てくる
ようになってます。
猫の自動給餌器おすすめ!ドライ&缶詰OKや分単位設定も!

 

ただし、缶詰(ウェットフード)では
衛生上の問題から留守中の給餌は難しいです
から、そのような場合には、直接与える
ことができる朝夕はウェット、留守中に
自動給餌器を利用する場合にのみドライと
いう風に工夫するのもいいと思います。

 

飼い主さんの都合や、なんとなく・・
ではなく、猫という動物の本来の
生態、食性を理解した上でしっかりと
考えて最適と思われる食事回数に
してほしいと思います。

 

野生の本能を捨て去ったか?のような
生活を送るイエネコが増えていますが、
猫という動物は犬ほど家畜化されて
おらず、人と暮らすようになった現在本
でもその本能を色濃く残す動物ですから。

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