猫の胃拡張・胃捻転の原因や症状と治療法について

胃拡張・胃捻転とは?

 

胃がガスや食べ物で拡張
(膨れあがった)し、捻転(ねじれ)
を起こした状態です。

 

放置していると胃の内部で発生
したガスによって
胃はさらに拡張し
門脈や大動脈が圧迫され、
心臓や
胃に血液が行き渡らなくなり、全身
悪影響を及ぼし、数時間で死に至ります。

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胃捻転は犬(特に大型犬)に多い病気で、
猫に発症するのはですが、
発見したらすぐに治療を行わないと
非常に危険で命に関わる病気です。

 

緊急手術が適用される病気です。

 

こちらでは、猫の胃拡張・胃捻転の
原因や症状、治療などについて
まとめてみましたので参考にしてください。

 

<症状について>

 

胃拡張・胃捻転の症状としては、
猫は吐きたくても吐けず、大量のよだれを垂らします。

 

また、胃の中のガスによって
次第にお腹(腹部から胸部にかけて)が
膨れてきて
それに伴って元気がなくなり、
苦しそうに呼吸が早く荒くなります。

 

これらの症状が出始めてからは
みるみる悪化していくのが目に見えて
分かると思います。

 

立ち上がることもできなくなり、
伏せた状態で苦しそうな呼吸が
見られます。

 

胃拡張〜胃捻転は、食事後、數十分程度
で症状が出始めることが多く、また
ガツガツと一度にたくさん食事を摂る猫
の方がこの病気になるリスクが高いです。

 

食事を少しずつ、1日に何度も
食べる食習慣の猫ではリスクは
低いです。

 

<原因について>

 

胃拡張・胃捻転の原因は明らかになって
はいませんが、

*食べ過ぎ
*早食い
*食後すぐの運動

などが要因の一つと考えられています。

 

その他、

*横隔膜ヘルニア
(腹部と胸部を分けている横隔膜に穴が
あいた状態、先天的なものもあるが猫の
場合は、交通事故によるものが多い)

*胃腸炎が原因
(胃や腸管の炎症によって正常な蠕動運動
が障害われ、消化不良や胃の中にガスが
溜まる
ことによって急性の胃拡張を起こす場合も)

*何らかの腹部の手術後
(手術後に胃の位置がずれるなど
)

これらが胃捻転の原因となる場合もあります。

 

診断レントゲン検査にて、
胃の状態を見ればすぐに分かります。

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<治療法について>

胃捻転の治療は緊急の処置が必要に
なる緊急疾患の一つです。

 

治療としては、まず胃までチューブ
を入れたり、場合によっては体の外から
注射針で胃に穴を開けるなどして、
胃の中のガスを出します。
(胃捻転になると、胃がボッコリと
膨れ上がるため、体の外からでも
胃の位置が分かります。)

 

同時に血管の確保(静脈留置)点滴や
注射によるショック症状の
改善によって
猫の全身状態を安定化します。

 

その後に全身麻酔〜開腹手術によって
ねじれた胃の整復を行います。

 

また、胃捻転は高い確率で再発すること
が多いのでその予防のためにも胃の固定
を行うこともあります。
(胃を腹壁に縫い付け固定する)

 

基本的に、捻転した胃を内科的に
治療することはできないため、
治療には外科手術による整復が必要になります。

 

ねじれた胃を元に戻すだけなので
胃の切開などは基本的に必要はない
ですが、胃の内容物の状態によっては
胃を切開して中身を取り出すことも
あります。

 

処置が間に合えば、その後は順調に
回復していきます。

手術後は2~3日程度で退院できます。
(胃の切開をしている場合には4~5日程度)

 

<再発を防ぐための予防法について>

 

胃拡張・胃捻転は、詳しい原因が特定
できない上に急激に症状が現れるため、
予防は難しいと言わざるを得ません。

 

しかし、食事に注意してあげる
ことで、リスクを減らせる
こともあります。

 

ガツガツとごはんをたくさん食べる猫
の場合は、食事の回数を増やして
一回の量を少なくする。

 

そもそも、猫は一度にたくさん食物を
溜め込むような体の作りにはなって
いないため、食事回数は多くするのが
推奨されます。
さまざまな病気予防にもなりますし、
猫の体の健康を考えて食事回数は
できれば4~5回が理想です。
(少なくとも3回)

猫の食事回数は2回じゃ足りない?肥満や病気を防ぐ与え方!

 

また、どうしても早食いのクセがある
猫さんの場合には、ゆっくり食べさせる
用のグッズなどもありますからそれらを
活用するのもいいですね。

猫の長生き,病気予防に!フードをゆっくり食べさせるグッズを!

そして、食後にすぐに運動したり
しない
よう(猫じゃらしなどで遊んで
あげるのは食後1時間程度経ってから)
に気を配ってあげるなども
大事になります。

 

特に、一度でも胃拡張・胃捻転に
なった猫さんは注意が必要です。

 

また、食事を食べて数分で未消化
のまま、フードを吐き出すことが
ある猫さんも注意してあげましょう。
(特にドライフードが主食の猫さん)

 

その他、消化の悪い穀類などが多く
配合されているキャットフードも多い
ですが、それらも胃に負担をかけます
ので食事の見直しを考えてみることも
大事ですね。
猫は新生肉食獣ですから、穀類は消化
しにくいのです。

それでももし、万が一食後に

・よだれを垂らす
・吐きそうな素振りがある
・息が荒い
・苦しそう

・お腹が膨れてくる

などの異変がみられたら
早急に病院へ行ってください!

 

夜間などでも救急病院に行ってください!

朝まで待っていては手遅れになります!

 

猫での発症は稀ですが、非常に怖い
病気です。
くれぐれも食事には注意してあげましょう。

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