猫の寄生虫で人間に感染する種類と、その場合の症状は?

猫のお腹の中(腸管)に寄生する虫には
さまざまな種類があります。
その中には、人にも感染する可能性
がある寄生虫もいます。

 

それは、虫の種類にもよりますが、
猫以外から感染する場合もあれば
飼い猫から感染してしまう可能性も
あります。

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そして寄生虫の卵は、 便と共に体外に
排泄されてきますので、感染猫の場合は
肛門周りや、付着した便に虫卵が付いて
いる場合が多いです。
(虫卵だけでなく、成虫がお尻から出て
くることもあります)

 

猫は排泄後にお尻周囲を舐めて
キレイにしますし、同様に体全体を舐めて
グルーミングするため、その虫卵が
お尻周囲だけでなく、体全体(被毛)や
口周りに付着してしまいます。

 

また、小虫が猫の体内を移行中、
気道や気管などに存在している場合
もあり、それが唾液と共に口から
出てくる場合もあります。
(虫の種類にもよります)

 

そのため猫さんに口元を舐められたり、
濃厚なスキンシップを行い、その後、
手を洗わずにいると偶発的に手指に付着
した虫卵を飲み込んでしまうことがあります。

 

そうすると人にも感染してしまう可能性
が出てくるのです。

 

こちらでは、猫の寄生虫が人に感染
した場合の症状や対処法について
まとめてみましたので参考にしてください。

 

<猫から人に寄生虫が感染するケース>

 

寄生虫の種類によっても感染経路は
異なりますが、主なケースとしては
主に以下が挙げられます。

 

・感染猫とキスしたり、口移しでごはん
を食べ
させたりすること

 

・感染猫を抱いたり、撫でたりした後に
手を洗わない、また一緒のベッド
で寝ること

 

・猫についているノミをつぶしたときに
瓜実条虫の幼虫が手につき感染する

 

・猫のトイレの排泄物からの感染
手指に排泄物が付着、手を洗わない場合など

 

・鶏や豚や牛の生肉(非加熱)を食べて感染

 

・皮膚から侵入して感染する(鉤虫)

 

成人では、目立った症状が出なかったり
重篤な状態にはならない寄生虫もいますが
抵抗力のない赤ちゃんや幼児、高齢の方
などがいらっしゃるお宅では特に注意が
必要ですね。

猫の病気で人間に移るのは?意外に多い人畜共通感染症とは!

 

<人間に感染した場合の症状や治療について>

 

人に感染する可能性がある寄生虫で
主なものは以下になります。

 

【回虫の場合】

 

症状:
一般的に症状はありませんが、
発熱、せきや喘鳴、その後に
腹部疼痛
が起こることもあります。

 

*ただし、重篤な場合では、

・小児の成長が妨げられる

・回虫により腸が閉塞して激しい痛み
嘔吐が起きる

・痙攣(脳に侵入した場合)

などもあります。

 

検査・診断:
検便によって、卵や回虫を
見つけることで診断します。

 

治療:
アルベンダゾールなどの
抗寄生虫薬で治療が行われます。

 

【鉤虫の場合】

 

症状:
かゆみを伴う発疹、呼吸と胃腸
の障害、そして最終的に慢性失血
と鉄欠乏性貧血
が引き起こされます。

 

鉤虫の幼虫は皮膚を突き破る
ことができるため、汚染された場所
(鉤虫の幼虫がいる)を裸足で歩くこと
によって皮膚から体内に侵入して感染が
起こります。

 

検査・診断:
検便
によって鉤虫の卵を
見つけることで診断します。

 

治療:
アルベンダゾールなどの
抗寄生虫薬で治療が行われます。

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【条虫(瓜実条虫,マンソン裂頭条虫)の場合】

 

症状:
腸に条虫がいても通常は特に症状
はありませんが、腹部の不快感、
下痢、食欲不振
が起こることもあります。

 

*時として、条虫が肛門を出入り
するのを感じ
たり、便の中にテープ
状の条虫の断片が発見
できることもあります。

 

検査・診断:
検便によって、条虫の卵や片節を
見つけることで診断します。

 

治療:
プラジカンテルなどの
抗寄生虫薬で治療します。

猫の寄生虫を写真や画像で見る・原因や症状も詳しく解説!

 

【トキソプラズマ症の場合】

 

症状:
リンパ節の腫れ、発熱、はっきり
しない体調の
悪さや、時として喉の
痛み、目のかすみや痛み
などの症状があらわれます。

体の片側のみの脱力感、錯乱、昏睡、
呼吸障害、臓器不全
などもあります。

 

*基本的には、免疫力が弱っている人に
のみ症状が生じます。

 

免疫システムが正常な大多数の
人では、
症状は軽く、自然に治るのが
普通です。

 

*ただし、妊婦が感染した場合には
寄生虫は胎児に移り、
時として流産や
死産、また新生児の重度の障害に
つながる
こともあります。

 

検査・診断:
血液検査で寄生虫に対する抗体
調べて診断します。

 

治療:
ほとんどの場合、治療は必要では
ありませんが成人で症状が現れた場合、
また乳児で感染していることが
分かっている場合、抗原虫剤を使って
治療します。

猫の寄生虫(トキソプラズマ)が人間の脳を支配し性格を変える!?

 

その他、マダニが媒介する感染症が
猫から人感染する可能性も指摘されて
います。↓

マダニ感染症SFTS!猫からの感染の可能性と予防法について!

 

<まとめ>

 

基本的に、飼い猫であり外出する場合
には定期的に検便や駆虫をちゃんと
行なっていれば、もし猫が寄生虫に
感染したとしても飼い主さんにうつる
リスクは非常に低いです。

 

また、完全室内飼育の猫さんであれば
さらに寄生虫に感染するリスクは低い
ですが、飼い主さんの靴底などに虫卵を
くっ付けてきてしまう可能性もある
ため、それが猫さんの口に入ってしまう
こともあります。

 

ですから、何も異常がなくても一年に
一度くらいは糞便検査を行なっておく
といいです。

 

また、お外で野良猫などを触ったり
した時などはしっかりと手を洗う
ことが大事です。
野良猫など外猫は寄生虫を持っている
可能性が高いです。

 

その他、人も感染する可能性のある
上記に挙げた寄生虫は、猫や犬などから
ではなく、汚染された環境中から、また
加熱が不十分な生肉の摂取によって感染
することもあります。

 

そして、猫からの感染は防ぐことも
十分可能ですから、その他の感染経路に
ついても自分自身が注意することが大事
です。

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