猫の病気

猫の心臓病(心筋症)の原因や症状と検査や治療費用について!

 

<猫の肥大型心筋症とは>

 

愛猫が突然、心臓病と言われたら・・

 

猫の心臓病で多い心筋症
肥大型心筋症」についてです。

 

猫の心筋症はほとんどがこの
肥大型心筋症」と言われるものです。

 

肥大型心筋症は、分かりやすく
言うと心臓の筋肉が厚く(肥厚)
なって、
心臓がダメになってしまう
(機能低下)
病気です。

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心臓から全身に送り出す、
血液の循環が
悪くなり、血液が
心臓に溜まっていき、
心臓が
パンパンに大きく膨らんで
しまいます。

 

また、全身に十分な血液が
送り届けられなくなってしまう
ため、各臓器に必要な酸素も栄養
も足りなくなってしまいます。

 

この結果、他の臓器にも影響が
及び、
肺に水が溜まったり、
その他、全身に
異常が起こってきます。

猫のレントゲン検査の費用や撮り方と体に与える影響など! 

 

<心筋症の検査について>

一番はじめに獣医師が行うのは
聴診です。

 

何らかの心筋症の症状が出ている
段階では、多くの場合心雑音
聞こえます。

 

心臓の鼓動の音以外に
「ザーッ」という
雑音が入ります。

 

その後、超音波で、心臓の壁の
厚みや
弁の動き、血流の異常など
をチェック
します。

 

そして、レントゲンで心臓の
大きさ・
肺や胸に水が溜まって
いないか
などを見ます。

 

さらに血液検査でホルモン値や
筋肉に
ある酵素の値を測ることもあります。

 

また、重症の場合、後ろ足の
脈拍を確認
できなかったり、
後ろ足の爪を深爪しても
血が
出なかったり
なども目安になります。

 

心筋症の可能性がある、
もしくは病状が悪化している場合
などは、検査が難しいこともあります。

 

なるべくネコさんを暴れさせない
よう
最新の注意を払って迅速に
進めること
が大になってきます。

 

この場合はベテランの看護師が
補助に入ることが多いです。

 

<心筋症の原因はについて>

 

残念ながら、
猫の心筋症の原因は不明
言われています。

 

発症する年齢もさまざまで、
幼猫~老猫まで、どんなネコでも
発症する可能性
があります。

 

メインクーンは遺伝による発症
が報告されていますが、その他
の猫種などの遺伝性の可能性は
未だ分かっていません。

 

また、メス猫よりオス猫のほうが
発症しやすいと言われています。

 

そもそも心筋症という病気自体
が未だ不明な点が多く、獣医師
泣かせの病気でもあると言えます。

 

ちなみに人間の心筋症も、
多くは原因不明らしいですね。

 

<猫の肥大型心筋症の症状について>

 

猫の肥大型心筋症は、
初期症状はほとんどわからないです。

 

飼い主さんが異変を感じとること
はほぼ不可能です。

 

逆に言うと、飼い主さんが見て
変だなと感じたときには、
すでに病気が進行して
しまって
いる
と言うことです。

 

病状が進むと、運動を嫌がったり
呼吸が荒くなったり、元気食欲が
なくなって
うずくまったり
などが見られます。

 

さらに悪化すると、
口を開けてハアハア呼吸したり

 

さらにこの時、舌の色が真っ青
や紫に
なっていると、酸素不足の
チアノーゼに
陥っている状態です。

 

また、肺や胸に水が溜まってきて
いる
場合、咳が出たり、呼吸困難
で失神
したりということもあります。

 

猫の咳は人のゴホンゴホンっと
いう感じではなく、下を向いて
ケーッという感じですね。

嘔吐にも似ています。

 

【突然、下半身麻痺に・・】

心筋症によって心臓の収縮機能
が低下
すると、心臓内に血栓
(血の塊)ができ
やすくなります。

 

そして多いのが、その血栓が、
後ろ足の付け根
などの血管に
詰まってしまう
のです。

 

この状態になると、
血栓が詰まった先の血液の流れ
が悪くなってしまうため、
急に
痛がったり、びっこを引いたり
と。

激しい痛みで鳴いたり暴れたりします。

 

程度にもよりますが、
重症の場合はまったく血液が流れなく
なるのでその状態
が続くと、
麻痺して動かせなくなります

 

急性の場合はある日突然、
下半身麻痺・
時には突然死する
こともあるとても
怖い病気です。

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<猫の心筋症の治療について>

 

心筋症自体を根本的に治すことはできません。

 

早期発見できれば、
血栓を溶かす薬の内服や
外科的に血栓を取り除くこと
で命を救
ことができる場合もあります。

 

しかし、もともと心臓が弱って
いるため
外科的手術は、体への
負担も大きく、手術中
に亡くなって
しまう場合もあるため、現実的
には
不可能なことがほとんど
です。

 

ですので、治療は飲み薬がメインとなります。

症状に合わせて、数種類の
飲み薬が処方されます。

 

代表的なものとしては、

・心臓を頑張らせてくれる強心薬

・血管を拡張させて血圧を下げる血管拡張薬

・血栓を作らないよう血液を固まりにくくする血栓予防薬

・心臓や肺のうっ血を改善させる利尿薬

・心臓の肥大に関わるホルモンの働きを抑えるACE阻害薬

・心臓をドキドキさせる神経の働きを抑えるB遮断薬

・カルシウムの動きに働きかけるカルシウムチャンネル阻害薬

 

この中のいくつかを組み合わせたり、
全部を混ぜ合わせたりして処方されます。

 

状態に応じて少しづつ処方量も
変わっていったりします。

 

そして、食事ですが、
心臓の負担を減らすための
食事療法が推奨されます↓

心筋症の猫の食事!心臓の負担軽減のための療法食の選び方!

 

重症になってきた場合、
胸水がいっぱい貯まって
呼吸が
苦しくなってくる時もあります。

 

この状態のときは、
胸水を抜く処置
をすることもあります。

 

胸の肋骨の間に針を刺して
直接抜く方法
ですが、暴れる
ネコさんでなければそんなに

大変なことではないです。

 

状態によっては、酸素吸入(酸素室)
をして呼吸が少し楽になったところ
でその
処置をする
こともあります。

 

<猫の心筋症の治療費について>

 

初期であれば検査にかかる費用
とお薬代で大丈夫だと思います。

 

・初診料(診察、再診料)
500円~3000円

 

・レントゲン
3.000円~6.000円

 

・超音波検査
3.500円~7.000円

 

・血液検査
5.000円~10.000円

 

・飲み薬(一週間分あたり)
1.000円~2.000円(種類による)

 

*症状が落ち着いてきたら、
お薬を減らし
たりということは
ありますが、全く飲ま
なくて
よくなることはほとんどないです。

 

『重症の場合』

 

・酸素吸入
2.000円~5.000円

 

・胸水穿刺(胸水を抜く処置)
2.000円~4.000円

 

・注射(抗生物質など)
1.000円~3.000円

 

・入院費(一泊あたり)
3.000円~6.000円

*呼吸困難などで状態が安定
しない場合、
酸素吸入したまま
入院になることも
あります。

 

重症の場合は、容態が急変する
ことも
多いです。

 

<まとめ>

 

猫の肥大型心筋症は、発症して
しまうととても怖い病気ですが、
症状が軽いうちはお薬で十分対処できます。

 

飼い主さんがしっかりとお薬を
飲ませつつ
状態の変化を見逃さない
ように観察して
いければ、長生きも可能です。

 

あまり無理に遊ばせたりしない
ように、太らせないように
(太ってるネコさんは痩せさせる
必要があります)
ストレスをかけないようになど。

 

気をつけてあげてくださいね。

 

食事もちゃんとした
キャットフードが必要ですね。

 

あと、大事なのは、
処方された薬をしっかりと飲ませること。

 

お薬はすべてそうですが、
特に心臓のお薬は、心臓を治すわけ
ではなく、心臓の負担を
減らすためのお薬です。

 

ですから、お薬を飲めば心臓の
負担も軽く
なり、必然的に体も楽になります。

 

それは心臓が良くなっているわけ
ではなく、お薬で楽になっているのです。

 

っということはお薬を飲まないと
どうなるか?
分かりますよね・・

 

きちんとお薬を飲ませて、
おウチでも心臓に
負担をかけない
ように優しく観察してあげる
こと。

 

そして少しでも異変を感じたら
すぐに病院へ!

 

イザという時のために夜間診療
の病院を
探しておくのも必要
だと思います。

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