猫の飼育について

避妊手術済の猫に発情が!手術失敗?考えられる原因と対処法は?

避妊手術をしたのに発情期の
ような行動が!?

 

手術をすれば発情は来なくなる
んじゃないの!?

どうして!?

もしかして手術失敗!?

 

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避妊手術を受けたメス猫に
その後、発情期がくる・・

 

非常に稀なのですが、このような
状況は起こることがあります。

 

飼い主さんにとってみれば
冗談じゃない!
手術ちゃんとできてないんじゃないの?

なんて思ってしまいますよね・・

実際、失敗(ずさんな手術)とも
言える現状もあることは確かです。

 

猫の避妊手術は、卵巣摘出術
もしくは卵巣子宮摘出術
行われます。

 

発情抑制、避妊目的だけであれば
卵巣摘出だけでも大丈夫なのです。

 

ただ、避妊手術にはその後の
子宮に起こり得る病気の予防も
兼ねているため、卵巣とともに
子宮も摘出するという方法が
一般的です。

 

どちらにしろ、卵巣を摘出する
ため、その後、発情は起こらない
のが普通です。

 

しかし、避妊手術後、数ヶ月~
数年の間に発情の兆候が見られる
猫が希にいます。

 

そしてそのような猫さんには、
お腹の中に機能した卵巣が存在
していることがあるのです。

これを『卵巣遺残症候群』と言います。

『卵巣遺残症候群』の原因は何か?

 

卵巣遺残症候群の原因として
考えられるのは、

*卵巣の取り残し

*卵巣組織片の腹腔内落下

*副卵巣(異所性卵巣)

などが挙げられます。

 

<卵巣の取り残し>

 

これは術者が原因であり問題ですが、
卵巣の摘出が不完全だったという
ことです。

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出典:http://www.bigbearvh.com/

猫の卵巣は子宮からつながって
い左右に1個ずつあります。

 

通常は、子宮ごと摘出するため、
図の矢印部分で切り離し切除します。

 

切り離す前には卵巣動静脈の部分
を糸で結紮します。

 

この結紮する部分が卵巣よりに
なってしまったり、卵巣にかかって
しまった場合に、取り残しが発生
することがあります。

 

避妊手術の場合、なるべく傷口
(切開部位)を小さく治めるように
することが多いです。

 

そのため、卵巣は少し引っ張り出す
ようになるのですが、その時に卵巣
が十分に見えていない状態で結紮
すると、しっかりと卵巣が取りきれ
ない場合もあります。

 

もし、取り残してしまった場合、
遺残した卵巣組織に血管新生が
起こり、機能を取り戻すのです。

 

そして再び発情が起こります。

 

ですから、この状態になった場合、
単刀直入に言うと手術を行った
術者の失敗と言えます。

 

技術的に問題があったのか、
未熟だったのか、いずれにしろ
慎重に卵巣の全摘が行えていない
ということですから。

 

ただし、避妊手術は犬でも猫でも
獣医医療において一番多い手術
であり、どんな獣医師も一番数を
こなす手術です。

 

ですから、よっぽど腕の悪い
獣医師やいい加減な獣医師で
なければそう頻繁に起こり得る
ものではないです。

 

ただ、新人獣医師が一番始めに
練習として行う手術は去勢や
避妊です。

 

人間の研修医で言う盲腸の手術
みたいなものですね。

 

ですから、経験不足な獣医師が
行った場合には、取り残しが
多くなるといった可能性は否定
できないとは言えます。

 

<卵巣組織片の腹腔内落下>

 

これも同様に、手術が原因による
ものです。

 

ほとんどないですが、何らかの
不手際で術中に卵巣組織の一部
が切れて腹腔内に落ちてしまう
状態です。

 

この場合も同じように卵巣が再生、
機能を始めることがあります。

 

<副卵巣(異所性卵巣)>

 

副卵巣はその猫さんの生まれ付き
の体の問題ですが、正常な個体
でも希に卵巣細胞が卵巣以外の
場所に存在していることがあるのです。

 

そして残念ながらこの場合は、
正常の卵巣より大きさも小さく
場所もさまざまなため、通常の
避妊手術中に肉眼で確認する
ことはほぼ不可能と言えます。

 

この場合にも、残った副卵巣が
活動し、ホルモンを出すように
なると発情が起こります。

 

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では、避妊手術を行ったのに
また発情がきた場合、どのように
対処すれば良いのでしょうか・・

 

対処法としては、

*再手術

*発情抑制剤(ホルモン注射)

*鎮静剤

などが挙げられます。

 

ただ、ホルモン剤は、発情抑制
効果はありますが、一度や二度
ならずホルモン剤を長期間使い
続けるというのは副作用の観点
からも猫の体にとっては良くありません。

 

また、鎮静剤も同様です。
発情期の鳴き声やうるささ
を鎮静剤で落ち着けても
一時しのぎであり、それを年
に数回、ずっと続けるという
のも現実的とは言えません。

 

ですから、一番ベストなのは
再手術なのですが、取り残しで
あった場合は、大体の場所も
分かるため、見つけやすいと言えます。

 

ただ、副卵巣であった場合には
見つけることは難しいとされます。

 

しかし、発情を起こすくらい
活発に活動していれば大きく
なっている可能性もあり、
その場合は見つけやすくなって
いると言えます。

 

ですから、再手術を行う場合には
残っている卵巣組織が活発に
なって卵巣が大きくなっている
発情中~発情後30日以内に行うの
が分かりやすいとされています。

 

ただし、場所を探さなければ
いけないため、切開範囲も多少
大きくなる可能性があります。

 

何度も手術を行うのは可哀想
ですが、その後の猫さんの
体のことを考えると、再手術
を行うのが望ましいと思います。

 

もし、避妊手術を行った病院が
再手術をしたがらないような
場合には、セカンドオピニオン
を受けるのが良いと思います。

 

*避妊手術後すぐに発情期の
ような行動が見られるときは、
ちょっと様子を見てみましょう。

術後すぐはまだホルモンが体に
残っている可能性があります。

 

<関連記事>

猫の避妊手術の必要性とメリット・デメリット!手術法や費用!

メス猫の発情期における行動の変化や鳴き声・周期について!

 

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